2020年の東京オリンピック招致の成功や、アベノミクス効果で各種経済指標の上昇から景気回復が感じられるようになり、高支持率を維持している安倍内閣ですが、6年前の今日9月12日は第1次の安倍総理が突然退陣表明をした日でした。
「第1次 安倍総理退陣表明」
6年前の2007年(平成19年)9月10日、安倍首相は第168回臨時国会の所信表明演説を行いながら、代表質問が始まる予定の9月12日、緊急記者会見を開いて首相の職を辞することを表明しました。
表向きの理由は「テロとの戦いや改革を円滑にすすめるために自分が身を引くことが最善だと判断した」ということでしたが、後日、過度のストレスによる潰瘍性大腸炎の悪化(脱水症状・体重減少・体力の著しい減退等)が理由だったことが判明しました。
安倍首相は翌13日から慶應病院に入院し、新首相が決定するまで病室で首相としての執務を続けました。
9月26日には内閣が総辞職し、福田内閣が誕生しました。
この後の自民党は国民から見放され、総理大臣になった福田総理、麻生総理は1年で退陣の憂き目を見ます。
そして2009年の衆議院選挙では自民党に愛想を尽かした国民は民主党に期待し、民主党の圧勝となって新しい政治を期待しました。
しかし、3年余りの民主党政治は素人以下の散々なもので、鳩山、菅、野田の三総理はいずれも1年前後で退陣し、日本政治は世界から信頼を無くしてしまいました。
国民は余りにもひどい3年余りの民主党政治にも愛想をつかし、昨年暮れの衆議院選挙では敵失によって自民党が圧勝しました。
第2次安倍内閣は7月の参議院選挙でも圧勝してねじれが解消したことから、長期政権が予想されています。
安部内閣には、至上命題でもあるデフレからの脱却と東日本大震災からの早期復興、汚染水問題の終息、そしてオリンピック関連工事をてことした景気回復を確実なものにして、全国隅々までその恩恵が行き渡るような政治運営と共に、再び日本が世界から脚光を浴びるような国家に導いて欲しいものです。