7月30日にご紹介したワタの花です。
この時、「花が咲いた後、5週間くらいすると実が熟し(卵形)、はじけて綿毛に包まれた種子を外に吹き出しますが、これがコットンボールと言われるもので、一般に綿花と呼ばれているものです。」とご紹介しました。
今日はそのコットンボールをご紹介します。
・7月30日にご紹介した綿の花です。
ワタの花の開花後には、成熟した「さく」と呼ばれるボールができます。
その中に種子を包む綿毛(白色の繊維)ができますが、それがコットンボールと呼ばれているものです。
・この丸いボールが「さく」と呼ばれるものです。
ワタとはアオイ科ワタ属の多年草の総称で、コットン(cotton)、即ち木綿(もめん)はワタの種子からとれる繊維の事です。
・「さく」がはじけて現れた綿毛がコットンボールです。
綿の花が落ちると子房がふくらみ始め「さく」と呼ばれる丸いボールができ、その後6~7週間でその皮が破れると,コットンボールと呼ばれる白い柔らかい繊維があふれてきます。
コットンボールにはそれぞれ数粒の種子の入った室が3~5に分かれており,綿繊維はその種子にくっついています。
4個の部屋に分かれているコットンボールを摘み取りました。
この摘み取った状態までのものが棉(めん)で、種子を取り除いた後の状態のものが綿(わた)と呼ばれますが、区別しないことが多いようです。
・摘み取ったコットンボールです。
各々の部屋には数個の種子が入っていますが、取りだした一つの部屋には6個の種子がありました。
この種子を取り除いた繊維が綿(わた)と呼ばれているものです。
・一つの部屋には6個の種子がありました。(黒く見えるものが種子です)
今年植えたワタの木1本に、十数個の丸い「さく」と呼ばれるボールがつきました。