狂い咲きでrしょうか?
畑の梨とリンゴに花が咲きました。
梨の品種は「豊水」で、既に収獲は終わっている木ですが、先日、枝の数か所に白い花が咲いているのを発見しました。
秋に梨の花が咲くのは非常に珍しい事のようであり、ブログにアップすることにしました。
・これが豊水梨の花です。
狂い咲きかどうか、梨に聞いても答えはナシでした。
そこでネットで調べたところ、開花するまでのメカニズムは次のようになっているそうです。
7月ごろ花芽ができた後に、各葉に「成長抑制ホルモン」が作られ、これが花芽に移動します。そして葉は役目を終えて落葉します。
花芽は例え季節外れの暖かさがやってきても「成長抑制ホルモン」の効果からそのまま冬を越します。
この「成長抑制ホルモン」は冬の寒さによって壊されます。
そして、春を迎えて暖かくなるとぐんぐん成長し、丁度よい時期に開花するのが通常の姿だそうです。
ところが、各葉で作られた「成長抑制ホルモン」が花芽に移動する前に台風などによって大事な葉をちぎり取られると「成長抑制ホルモン」が花芽に届きません。
そこに異常な暖かさがやってくれば、もう春が来たのかと勘違いして開花するそうです。
メカニズムが分かったところでよくみて見ると、咲いている枝には葉がついていないようです。
と言うことは、矢張り、季節を勘違いした狂い咲きだったようです。
同じことが「王林りんご」にも見られました。
こちらにもたくさん花が咲いていたようです。
枝のあちらこちらに花が散った後のガクが残っていました。
・これが季節外れに咲いた我が家の「王林」の花です。
リンゴは未だ葉っぱが残っていますが、虫に食害されているので落葉と同じように「成長抑制ホルモン」が花芽に届かなかったのかも知れません。
花芽はこれからの時期には出来ないことから、秋に咲いた分は来春は咲かず、残った花芽だけが開花することになります。
・赤いものは王林の蕾です。