「クウシンサイ(空芯菜)」と言う野菜をご存知でしょうか?
私の菜園に2~3株植えているので紹介します。
クウシンサイ(空芯菜)はヒルガオ科、サツマイモ属の野菜で茎が空洞になっていることから、中国語で空芯菜(コンシンツァイ)と呼ばれています。
原産地は中国で、日本へは戦後になってから伝わったようです。
東南アジア一帯では広く栽培されており、第2次世界大戦中には、南方の日本軍が、クウシンサイを食べて飢えをしのいだという話も伝えられています。
これがクウシンサイ(空芯菜)です。
クウシンサイ(空芯菜)はいろいろな名前で呼ばれていますが、農林水産省の統一名称では「エンサイ(莚菜)」、日本植物病名目録では「ヨウサイ」となっています。
他にも、カンコン、アサガオナなどと呼ばれていますが、沖縄では「ウンチェー」と呼ばれて栽培されているそうです。
・収獲するとこのように脇芽が伸びてきて、その若芽をまた収穫できます。
「クウシンサイ(空芯菜)」は栄養価が高く、ホウレンソウの約4倍のカルシウム、約5倍のビタミンA、約2倍のビタミンB、ビタミンC、が含まれているそうです。
しゃきしゃきした歯ごたえとクセのない美味しさで人気があり、最近スーパでも売られているようです。
収穫は、
茎の先端20cmくらいの軟らかい部分を切り取って収穫します。
高温多湿を好み、強い直射日光にも耐え、旺盛に生長するので、頻繁に収穫することによって脇芽からの新芽を促し、何度も収穫できます。
調理は、
油いため、おひたし、ゴマあえ、スープ、天ぷら、汁の実などに利用され、その健康効果は、血糖値低下作用や、糖尿病に効果的と言われています。
・これが収穫した先端15㎝~20㎝くらいの茎です。
このように茎が空洞になっていることが名前の由来となっています。