らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

おもてなし

2013-09-24 | 時事

半月前のあの興奮。覚えていますよね。
そうです。2020年東京オリンピック決定の瞬間です。

今回、東京がオリンピック招致に成功した要因の1つに、滝川クリステルさんのプレゼンを挙げる人も少なくないようです。
フランス語でのプレゼン中に、日本語で「おもてなし」と表現して話題になりました。

マスコミに語られた関西大学の乾善彦氏によれば、この「おもてなし」という言葉は「そのように扱う」、「そのようにする」などの意味の「なす(成)」に、接頭語「もて」がついたものだそうで、「もて」の付く語には他にも「もてさわぐ」等があって、動詞に付属して「意識的に物事を行う、特に強調する意味を添える」のだそうです。
つまり「もてなす」は「扱う」ことを強調する場合に使う言葉ということになるようです。

広辞苑では、「とりなす」「待遇する」「歓待する」「御馳走する」「面倒をみる」「世話をする」等と説明していますが、そもそもの意味は「とりなす、処置する」、「取り扱う、待遇する」というもので、現代のように接待に関して用いられるのは中世以降になってからだそうです。

因みに、英語では、「hospitality」、フランス語では「accueil」などが、「おもてなし」にあたる言葉と考えられているようですが、語源はラテン語のhospesで、ホスピタリティは病院(Hospital)と語源を共にしています。
かつて交通機関や宿が整備されていない時代、危険と隣り合わせに巡礼する異邦人を歓待することを意味し、家族と接するように、表裏の無い心で見返りを求めない対応と言われています。

今回、滝川クリステルさんが、フランス語のプレゼンで、あえて日本語で表現したのは、「日本独特の接待の仕方を強調するために、外国語に翻訳すると失われかねない、何かがあることを意識したのではないか」と言われています。

・滝川クリステルさんです。(ネットより)


(参考)
滝川クリステルさんのプレゼン全文をご紹介します。(日本語訳)

東京は皆様を、ユニークにお迎えします。
日本語ではそれを「おもてなし」という一語で表現できます。
それは、見返りを求めないホスピタリティの精神、それは先祖代々受け継がれながら、日本の超現代的な文化にも深く根付いています。「おもてなし」という言葉は、なぜ日本人が互いに助け合い、お迎えするお客様のことを大切にするかを示しています。

ひとつ簡単な例をご紹介しましょう。
もし皆様が東京で何かを失くしたならば、ほぼ確実にそれは戻ってきます。たとえ現金でも。実際に昨年、現金3,000万ドル以上が、落し物として、東京の警察署に届けられました。

世界を旅する75,000人の旅行者を対象として行った最近の調査によると、東京は世界で最も安全な都市です。
この調査ではまた、東京は次の項目においても第1位の評価を受けました。
・公共交通機関
・街中の清潔さ
そして、タクシーの運転手の親切さ、においてもです。

あらゆる界隈で、これらの資産を目にするでしょう。
東洋の伝統的な文化、そして最高級の西洋的なショッピングやレストランが、世界で最もミシュランの星が多い街にあり、全てが、未来的な都市の景観に組み込まれています。

私が働いているお台場は、史上初の“ダウンタウン”ゲームズを目指す我々のビジョンの中心地でもあります。
それは都心に完全に融合し、文化、生活、スポーツがユニークに一体化します。
ファントレイル、ライブサイト、チケットを必要としないイベントが、共有スペースにおいて、多くの競技会場を結び、素晴らしい雰囲気を創り出します。

来訪者全てに、生涯忘れ得ぬ想い出をお約束します。

以上ネットより