昨日は旧暦8月15日で「中秋」、そして昨夜の月は「中秋の名月」でした。
「中秋の名月」は必ずしも満月とは限りません。
理由は、月の満ち欠けのサイクルが、ピッタリ1か月ではないことなどから、年によって多少ズレます。
一昨年、昨年、今年は3年連続で満月でしたが、来年以降はしばらく「少しだけ欠けた名月」の年が続き、次に満月と重なるのは8年後だそうです。
そこで、まん丸いお月さまを撮影したのでご紹介します。
・「中秋の名月」はちょうど芋の季節なので、その収穫を感謝しお供えすることから「芋名月」とも呼ばれます。(昨夜19時19分撮影)
それに対して、十三夜は「栗名月」と呼ばれます。
これは、その時期に栗の季節であることから呼ばれるもので、今年は10月17日がその日です。
・栗名月と言われる十三夜の月です(昨年撮影)
(参考)
「中秋」と、人偏の付く「仲秋」の違い
「仲」とは中国の呼び方で、3カ月ごとの季節のうち、中の月をさして言われます。
即ち、各季節の初めの月は「孟(もう)」、中の月は「仲(ちゅう)」、末の月を「季(き)」と呼び、秋とは、旧暦で7月、8月、9月を言うことから、旧暦の8月は秋の中の月で「仲秋」となり、旧暦8月の異称として呼ばれているものです。
これに対して、「中秋」は、「仲秋(旧暦8月)」の中心の日、即ち旧暦8月15日を指して「中秋」と呼ぶもので、人偏のない「中秋」はその日だけであり、15日以外の旧暦8月は人偏のある「仲秋」となります。