今年5月にアライグマを捕獲した後も引き続き檻を仕掛けています。
しかし、アライグマの捕獲はなく、代わりにカラスやイタチなどが入ることがあります。
もしかすると、畑の周辺に棲息していたアライグマは5月以降いなくなったのかも知れません。
でも、それ以降も気を緩めることなく、檻を仕掛け、そこに誘導するように餌をばら撒いて獲物が入るのを待っているのです。
不思議なことに、ばら撒いた餌はよくなくなります。仕掛けの檻には何も入っていません。
この餌を狙ってハトやカラス、キジなどの野鳥やイタチや猫などの小動物がやってきて餌を食べているのではないかと思うのです。
案の定、先日はイタチが入っていました。
このイタチは近くの竹やぶで夫婦で棲息しているようです。
菜園仲間のT氏から、「畦道の処でイタチが1匹顔を出して捕獲器の方を向いてキーキー鳴いて呼び合っていたが、檻の中に入っているのと違いますか?」と言われ、「そうです。」と答えると、続けて「あのイタチは夫婦でしょうなぁ。何度もキーキー、キーキーと鳴いて呼び合っていましたでェ。」と教えてくれたのです。
T氏が言うように、畦道の処で顔を出していたのはイタチのお母さんかも知れません。
お父さんの帰りが遅いので様子を見に来たのでしょう。
その話を聞いてイタチが可哀そうになり、イタチの夫婦愛に免じて放してやることにしました。
捕獲したイタチをT氏に見せるため、檻を持ちあげて畦道まで運んだところ檻の中にイタチがいません。
周りには臭いにおいが漂い、イタチが“最後っ屁”を放って逃げ去った後でした。
扉が閉まっているのにどこから逃げたのだろうとよく調べてみたら、奥の底の部分が3㎝×5㎝ほど金網が破れて穴が開いていたのです。
イタチは持ち運んでいる間にそこから逃げたようです。
・檻の底の部分が金網が破れている捕獲檻です。
この穴は以前にアライグマを捕獲した時にできたようです。
過去にはアライグマが中に入った時、暴れて檻がひっくり返っていたことが何回もあったので、その時に壊れたのだと思います。
そこで早速、修理することにしました。
・底の破れている部分です。
修理は奥の扉を固定する留め金が金通しの穴から外れていたので、それを穴に戻し、破れている金網の所を二か所結びました。
・破れていた金網の修理個所です。
修理後、上から見た修理個所です。
1枚目の画像と比較すればよく分かりますが、これでイタチのような小動物でも一度捕獲すれば逃げる事は出来ない筈です。
これからはブドウや梨、柿などの果物が大きくなってきます。
アライグマの被害に遭わないように、この檻が活躍してくれることを期待したいものです。
今日はイタチの夫婦愛と捕獲檻の補修を取り上げました。