暑い日が続いています。
大阪では昨日の最高気温が猛暑日一歩前の34度と、とても暑い一日でした。
熱中症で搬送される人も急増しているようです。
総務省消防庁によると、今月3日から9日までの1週間に全国で熱中症で病院に搬送された人は4241人で、前の週から2倍以上に急増したそうです。
消防庁では、体がまだ暑さに慣れていない人が多く、気温が急激に上がると熱中症になる危険性が高まるとして、適切に冷房を使い、こまめに水分をとるなど、熱中症に十分注意するよう呼びかけています。
皆様も熱中症にならないよう、ご注意ください。
このように暑くなると晩酌に飲むビールが美味しいですね。
ところで、ビールや薬をのむ場合の「のむ」ですが、文字で書くとしたら「飲む」でしょうか? それともひらがなで「のむ」? 或いは「呑む」でしょうか?
今日はこの三つの「のむ」について調べました。
【「飲む」、「のむ」、「呑む」の使用区分】
・「飲む」・・・液体を「のむ」場合には「飲む」を使用します。
・「のむ」・・・液体以外の場合にはひらがなの「のむ」を使用します。
・「呑む」・・・常用外なのでできるだけ使用しない方が好ましいとされています。
上記を説明すると、
「飲む」と「のむ」の使用区分は、液体の場合は「飲む」を、それ以外の場合は「のむ」と表記するものとされています。
例えば、
・お酒を飲む、がぶ飲みする、飲み干す。・・・・これらは液体なので「飲む」を使用します。
・条件をのむ、薬を丸のみする、息をのむ。・・これは液体以外のものなので「のむ」と平仮名で書きます。
辞書によっては小さな固形物を「のむ」ときも「飲む」を使うと書かれていることがありますが、口の中で噛み砕くことなく文字通り「飲むように」流しこむ場合に限って使われることもあるようです。
また、漢字の「呑む」は常用外とされているので、出来るだけ使わないほうが好ましいということです。
なお常用漢字とは、現代日本語の表記の目安とされているものです。
常用外漢字でも使ってはいけないという意味はなく、個々の表現にまで影響を与えるものではありません。
また、過去の著作や文書における漢字使用を否定するものでもないので、たとえば「清濁併せ呑む」「固唾を呑む」などのことわざの表記を改めることもありません。
使用区分はこのようになっているので、文章を書く時の参考になれば幸甚です。