毎日ブログを書いていますが、文章につける感嘆符(!)、疑問符(?)の使い方に迷うことがよくあります。
そこで、その使い方を調べていたら、何と、最近では疑問文ではないのに疑問符の「?」をつける人が増えているのだそうです。
疑問符の「?」や感嘆符の「!」は「疑問」や「驚き」を表すものとして一般的に広く使われおり、使い過ぎでなければ特に差し支えはありません。
その使用は一般的には文章の終わりに使います。
疑問符は、問いかけや疑問に思ったことを表す時に用い、感嘆符は驚きやその時の感情を表す時の記号です。
句点の「。」は文章の終わりに使いますが、感嘆符・疑問符の後には打たないというルールがあります。
ところが、近年、『疑問』ではない文に「?」をつけている人が増えているのだそうです。
例えば、「もう終わったかもしれない」という自分の考えを相手に伝える場合、「終わったのかもしれませんよ?」のように「?」を付けるということです。
「疑問」とは、疑い問うこと。疑わしいことです。また、「自分よりも、相手のほうが確かな情報を持っているとか確かな判断ができそうだ。」と思われるときに、相手に尋ねるものです。
このようなときに、「疑問」を表すものとして「?」が使用されます。
例えのように「終わったのかもしれませんよ」という文章は疑問文ではなく、おそらく「自分のほうが、相手よりも確かな情報を持っている。或いは確かな判断ができそうだ」と思われることから、「?」を付けるのは一般的ではない使用例となります。
NHKがウェブ上でアンケートを実施したようです。
質問は、「終わったのかもしれませんよ」とメールで書くときに、最後に「。」と「?」のどちらを使うか、というものです。
その結果が下のグラフです。
その結果、30代以上では「。」のみで「?」は使わないという人(グラフの赤線)が大半でしたが、20代では「「。」と「?」の両方とも使う」(緑の線)という答えが主流でした。
SNSなどをよく使うこの世代では「終わったのかもしれませんよ?」という、このような書き方がきわめて普通なのかも知れません。
アンケートの結論として、おそらく現代の日本語は、「?」の指し示す意味が、「疑問」から「文末の音が上昇すること」へと変化しつつあるのではないかと予想される、と結んでいました。
日本語の乱れが指摘されている昨今ですが、感嘆符や疑問符などの符号にも変化が見られるようです。