今日は「ミリオンベル」の花をご紹介します。
この花はナス科のカリブラコア属の多年草です。
原産地は南米と言われています。
名前の由来は、多数の花を咲かせるという意味で、ミリオン(Million)が語源となっているようです。
名前の通り、小さなベルのような花をたくさんつけます。
別名を「リリカシャワー」と言います。
・チェリーピンクの「ミリオンベル」の花です。
「ミリオンベル」は枝の先端に蕾をつけるので、切り戻しを行うことにより、葉の脇
から芽がでて花を咲かせ、長期に楽しむことできます。
我が家では手入れをしていませんので花数が少ないですが、2~3㎝のきれいな花を咲かせています。
花言葉 「あなたといると心が和らぐ」「自然な心」
「重陽の節句」は中国に由来します。
陰陽説の考えが普及している中国では、奇数は縁起のよい「陽」とされ、一番大きな「陽」の数である「九」が重なる9月9日を「重陽」と呼びました。
しかし、奇数の重なる日は陽の「気」が強すぎるため不吉とされ、それを祓う行事として節句が行われました。
その中でも九は最大の「陽」であり、特に負担の大きい節句と考えられていましたが、後に「陽」の重なりを吉祥とする考えに変わり、祝い事となったようです。
では何故「重陽の節句」に菊なのでしょうか?
・一つには、旧暦9月は、菊が咲く季節であることから「菊の節句」とも言われている
こと。
・もう一つは、古代中国では、菊は「翁草(おきなくさ)」「千代見草(ちよみくさ)」
「齢草(よわいくさ)」と言われ、邪気を祓い長生きする効能があると信じられてきま
した。
このため菊の花を飾ったり、菊の花弁を浮かべた酒を酌み交わして祝ったりして
いたことからとも言われています。
その中国の影響を受けて、日本でも奈良時代から宮中や寺院で菊を観賞する宴が行われるようになり、菊に長寿を祈るようになります。
平安時代には菊花酒(菊の酒)を飲む風習があったといわれています。
現在では寺院などの一部で行事を行う程度であり、一般にはこれと言った行事は
行われていないようです。
今では寧ろ、今日9月9日は、昭和57年(1982年)に制定された「救急の日」の方がよく知られているようです。
忙しい現在では、風流を楽しむ余裕がなくなっているのでしょうね。
「重陽」を詠んだ芭蕉の句を二句ご紹介します。
・草の戸や 日暮れてくれし 菊の酒
・山中や 菊はたおらぬ 湯の匂
今日は「ギボウシ(擬宝珠)の花」をご紹介します。
「擬宝珠(ぎぼうし)」とは何んのことかご存知でしょうか?
神社・仏閣や橋の欄干に丸くて先のとがった、玉ねぎを逆さにしたような飾りがありますね。それが擬宝珠(ギボウシ)です。
この「擬宝珠(ぎぼうし)」は文字通り宝珠(宝の玉)を擬したものなのです。
この花の名前は、若い蕾の形がその擬宝珠(ぎぼうし)に似ていることから付けられたと言われています。
・鉢植の「ギボウシ(擬宝珠)」です。
この花はユリ科の多年草で、東アジアが原産地といわれています。
特に日本に多く自生し、江戸時代より観賞用に植えられているそうです。
江戸時代末期にドイツ人医師シーボルトよって日本からヨーロッパに紹介されて
以来、多くの品種が欧米に渡り、特にアメリカでたくさんの品種改良が行われ、作り出されたといわれています。
・ユリを小さくしたような薄紫色のきれいな花です。
この花の寿命は短く、一日でしぼんでしまうため、英名では「デイ・リリー」と言わ
れています。
花言葉 「落ち着き」「沈静」「静かな人」
今日9月7日は二十四節気の一つ「白露」です。
「白露」とは、大気が冷え、野の草に露が宿って白く見える頃の意味です。
暦便覧には「陰気ようやく重なりて露ににごりて白色となれば也」とあります。
即ち、秋が本格的に到来し、草花に朝露がつくようになると言っています。
露は、ご存知のように、大気が冷やされて大気中の水蒸気が地面や地物の表面に凝結してできた水滴です。
・白露です
この頃から秋の気配をひとしお感じるようになります。
・朝露に濡れる草です
朝夕は秋を感じるようになりましたが、日中はまだ30度を越える日が続いています。
長期天気予報によれば、9月と10月は平年より高めの気温となり、11月は平年並みか高めと予報されています。
暦便覧の「白露」の解説では、「本格的な秋が到来し・・・・」としていますが、現実は
まだ秋は遠いのでしょうか?
・露草です
秋の和歌と俳句を一つご紹介します。
・「この夕べ 秋風吹けど 白露の あらそう萩の 明日咲き見む」
(万葉集より よみ人知らず)
・「白露も こぼさぬ萩の うねり哉」 ( 松尾芭蕉 )
9月に入り、朝夕は秋らしさを感じるようになってきました。
どうやら、暑さも峠を超えたようですが、皆さんは「夏バテ」気味ではありませんか?
「夏バテ」解消には、食欲を増進させてくれる「ミョウガ」がぴったりと言われています。
今日はその「ミョウガ」の栽培と健康効果についてご紹介します。
ミョウガは、7月~8月に収穫するものを「夏ミョウガ」と言い、9月~10月に収穫するものを「秋ミョウガ」といっています。
「秋ミョウガ」の方が粒も大きく、色や香りも良いと言われています。
この分類からすれば、本日紹介する私のミョウガは「秋ミョウガ」となりますね。
・みょうがの畝です。
夏の水不足による乾燥で葉が枯れています
・8月下旬からの雨で芽が出てきたミョウガです。
・同じく茗荷の芽です。
・収穫したミョウガです。
「茗荷の栄養成分」
カリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンC、βカロチンなどです。
「効能」
・ミョウガには、大脳を刺激して頭をシャキッとさせる成分があるようです。
・また熱を冷まし、解毒を促進するので夏バテに効果的といわれています。
・延髄を活性化させ発汗、呼吸、血液循環などの機能を促がす作用もあり、患部
に直接はったり、入浴剤として用いることで、腰痛、リュウマチ、肩こり、神経痛
などに効果があるようです。
(一言メモ)
「ミョウガを食べると物忘れをする」とよく言われますが、その謂れについて
二つの説をご紹介します。
* 一つは、昔、釈迦の弟子で自分の名前もすぐに忘れてしまうような物覚えの
悪い人がいたそうです。 その人の死後、墓の周りから生えてきた草があった
ので、その草を食べると墓の主のように物忘れになると言われるようになったと
する説です。
* もう一つは、落語から来たとする説です。
落語の中で「茗荷宿」という宿屋の主人が、お客さんに茗荷をたくさん食べて
もらい、大金の入った財布を忘れていってもらおうと企みましたが、そうならず、
お客が宿代を払うのを忘れて行ったという話から言われるようになったとする
説です。
「ミョウガを食べると物忘れをする」というのは全くの迷信で、昔から世間話の
話題とか楽しみの一つとして言われているようです。
この豆の原産国はパプアニューギニアで、日本には1900年(明治33年)頃渡来したそうです。
しかし、戦後に至っても殆ど普及せず、1980年代になって、沖縄の夏の野菜不足を補うために、旧農水省によって研究され奨励されました。
このようなことから国内では主に沖縄県で栽培されているようです。
沖縄ではこの「四角豆」を「うりずん豆」と言うそうです。
私は数年前に知人から苗をもらい植えてみました。その後は毎年栽培しています。
・四角豆の花です。
・花は咲いても気温が高いので実がつきません。
9月になれば実がつき始めます。
・四角豆の畝です
・花が終わり、四角豆の幼果が現れました。
・これが四角豆の幼果です。
・長さ5~6cmに生長した四角豆です。
収穫は15~16㎝になった頃行います。
「四角豆の栄養価」
たんぱく質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、カロチン、ビタミンC、
など含み、莢インゲンよりも栄養分が多く含まれているそうです。
「食べ方」
・若いさやをサヤインゲンと同じような食べ方で食べます。
・一番美味しい食べ方は天ぷらと言われています。
(沖縄では天ぷらにするのが最もポピュラーな食べ方だそうです)
・他にも、お浸し、炒め物、サラダや塩を入れたお湯で1~2分さっと湯がいて
マヨネーズをかけてそのまま食べたり、カレーの付け出しなどにします。
クセのない味で適度に歯ごたえがあります。
「健康効果」
・ビタミンCやミネラルをたっぷり含み、成人病予防や美肌効果が期待できるよう
です。
(一言メモ)
・「うりずん」とは、春になって木々や生き物がそろそろ動き始める時期のことで、
一言で言えば早春と言うような意味だそうです。
・保存方法は、ビニールに入れて家屋内におきます。2週間位は持ちます。
(熱帯産の植物なので冷蔵庫の保存には向きません)
「サフランモドキ(擬)」の花をご存知でしょうか?
原産地はメキシコ。 ヒガンバナ科の多年草で帰化植物です。
日本には江戸時代末期に渡来しました。
当時は「サフラン」と呼ばれていましたが、後に本物の「サフラン」が渡来したことにより「サフランモドキ(擬)」となったそうです。
属名を、ギリシャ語で「西風の花」という意味の「ゼフィランサス」と言います。
・「サフランモドキ(擬)」の花です。 ピンクで6弁のきれいな花です。
・この花がサフランです。よく似ていませんか?
花言葉 「清純な愛」「期待」「純白の愛」
皆さんは「タマスダレ(玉簾)の花」をご存知でしょうか?
純白で、6弁のかわいい花です。
今日は畑に咲いている、この「タマスダレ(玉簾)の花」をご紹介します。
「タマスダレ(玉簾)の花」はヒガンバナ科の植物で、別名は「レインリリー」と言い
ます。
この別名は、雨の後から一斉に咲き始めることから付けられたようです。
肉厚の細長い葉を土中の球根から多数出し、葉株の中から花茎を伸ばして先端に
純白の花を咲かせます。
・原産地はペルーで、日本には明治初期に渡来したようです。
・名前の由来は、花をタマ(玉)に、細長い葉をスダレ(簾)に見立てて付けられたと
いわれています。
・タマスダレです
この花は9月13日の誕生花になっています。
花言葉 「汚れなき愛」「期待」
この花は暑さ、寒さに強く、痩せた土地でもよく耐えて増え、毎年花を咲かせます。
庭の隅とかプランターで栽培してみては如何でしょうか?
毎年盆が明けると秋植え野菜の種を蒔きます。
今年もブロッコリー、キャベツ、人参などの種蒔きをしましたので、個別にご紹介していきます。
今日は、8月20日に種蒔きをした「ブロッコリー」が順調に発芽し、その苗を26日に定植しましたので、その「栽培方法」と「健康効果」についてご紹介します。
「栽培方法」
(1)畝には、基肥として鶏糞、化成肥料を入れて耕しておき、幅60cmの畝を作り
ます。
(2)植え傷みを避けるため、本葉3枚くらいの若苗を、2条の千鳥植えで定植しま
した。
(3)定植後、乾燥を避けるため水遣りを欠かさないようにします。
(4)アオムシ、アブラムシなどの害虫がつきやすいので、防虫網でトンネルします。
(5)追肥 ・1回目の追肥を定植後2~3週間後に畝の中央に行い、土寄せをして
おきます。
・2回目の追肥は定植後30~35日後に畝の肩に行います。
・本葉3枚くらいの若苗を定植したブロッコリーです
・防虫網でトンネルをした畝です。
「ブロッコリーの健康効果」
・ブロッコリーには、きわめて優れた発癌物質の解毒酵素を活性化する成分が含ま
れていることがわかり、ガン予防野菜として今世界的に注目を集めています。
・他にも脳梗塞、脳血栓、動脈硬化、高血圧の予防、免疫機能の活性化、貧血、
冷え性、ボケ予防、肥満防止などに有効であることが知られています。
・風邪の予防に欠かせないビタミンCが豊富に含まれており、100g食べると1日の
摂取量が賄えるようです。
・カロチン、ビタミンB2、カリウム、カルシウ、食物繊維などの成分を含み、糖尿病に
も効果的といわれています。
・更に女性に嬉しい美肌効果もあるそうです。
早速、栄養豊富で健康に良い野菜「ブロッコリー」を食卓のメニューに考えてみては如何でしょうか?
今日9月1日は「防災の日」です。
「防災の日」とは,大正12年(1923年)9月1日に発生した「関東大震災」の教訓を忘れないという意味と、この時期に多い台風に対する心構えの意味も含め、昭和35年(1960年)に制定されました。
この日には、毎年防災訓練が行われていますが、今年は初めて「東南海・南海
地震」を想定した訓練を行うようです。
この「東南海・南海地震」は同時発生の可能性と共に、今世紀前半にも発生する確率が高いと言われています。
その場合の経済被害は最大で57兆円と想定され、阪神・淡路大震災の13兆円を大幅に上回ることが想定されています。
私たち市民も防災意識を持ち、地震に対する備えを万全にしておきたいものです。
「私たちができる地震への備え」
・家具類の転倒防止、落下防止などをする
・怪我の防止対策として、スリッパ、スニーカー、懐中電灯などの準備
・消火の備えに消火器や風呂水の汲み置きをしておく
・非常用品を備えておく
・集合場所、安否の確認方法、避難場所などについて家族で決めておく
「被災時の必需品」
1.現金、印鑑、預金通帳、権利証、健康保険証、免許証などの貴重品
2.乳幼児がいる場合は哺乳瓶、粉ミルク、紙おむつ等
3.下着、2~3日分、女性の場合は生理用品など
4.マスク、軍手、ヘルメットなど
5.バンドエイド、タオル、消毒液、解熱剤、風邪薬など
6.カセットコンロ、ガスボンベ、
7.インスタント食品、缶詰、飲料水など
8.携帯電話、携帯ラジオ、懐中電灯、ティッシュ、トイレットペーパーなど
これらを「非常持ち出し袋」に入れておき、いつでも持ち出せるようにしておくとよいですね。