三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

ユーモラスな古家

2005年11月09日 05時37分11秒 | Weblog
先日、青森県十和田市での取材のあと、
道ばたで発見した古家。
農家の敷地内にありました。いまは倉庫みたいで
住宅としては使ってはいないでしょうが
むかしは、きっと住んでいた家だと思いました。
柱を見ると、水平も垂直もとれてはいない。
玄関前の軒は、すこし欠けているので、
歯が抜けてきた老人の感じもある。
きっと、床も土間だろうな、土台も曲がっていそう。
でも、草葺きの屋根のてっぺんから
新しく、草も伸びていて
「おれはまだ元気だぞ、若いモンには負けん」
って、まるで語りかけてくるような感じがして
とてもユーモラス。

いつも、立派な新築住宅を見る機会がおおく
かえって、こういう古家は
なごみや、飾らない面白さを感じるようになるものです。
建物への、愛情みたいなものでしょうかね。
こんな古家でも、こうしてなにかに使われていれば
その家族の、その建物とのつきあいを感じさせてくれますね。
みなさん、どう感じられるでしょうかね。
コメント
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