またまた、寄り道の一席。
白神山地のふもと、青森県西海岸を南下中、道路脇に「不老不死温泉」の看板。
こういうのに弱い。
好奇心がうずいてしまって、通り過ぎたあと、Uターンして行ってみました。
かなり有名な温泉なんですね。
ひんぱんに車が行き交っていまして、お客さんが多いようです。
日帰り温泉と、宿泊用とはお風呂も別になっていました。
で、日帰りの方に行ったら、普通の内風呂とは別に
海辺に天然露天風呂があるとのこと。
これはもっけの幸いとばかりに、さっそく行ってみました。
ありましたね、すごい。
まるで、岩浜にそのまま、お風呂を作ったようになっています。
左右に分かれていて、右は女性側で、左は「混浴」側。
しかたなく(?)、混浴側に入りました。(笑)
いや、あきれました。
誰もいませんでしたから、写真撮ってみた次第ですが、
ごらんのような絶景のなかに、湯船が浮かんでおります。
これは、すごい、ということで、さっそく裸になって湯船に。
湯は、塩化物強塩泉のようでした、とにかくしょっぱいです。
ごらんのとおり、黄色で、まぁ、泥湯ですね。
なんといっても、開放感が実に素晴らしい。
波しぶきが岩にあたって、高く舞い上がっておりまして、
ほんとうに海のなかで、温泉に浸かっている感じそのままです。
お湯は適温で、いつまで入っていても熱くもなく、ぬるくもなく、ってとこ。
まぁ、そこそこに上がりましたが、からだをタオルでぬぐうと
どんどん、茶色になっていきます。
黄色の沈殿成分が、強烈なんでしょうね。
入浴料は、600円也。
このほかに内湯にも入れるわけですが、
この露天温泉に浸かってしまえば、もういいや、と遠慮いたしましたです、ハイ。
ということで、寄り道、都合30~40分でしたが、
きのう紹介した「千畳敷」のように、日本海側のこうした海岸線の景観は、
度重なる地震で隆起したりして、形成された岩浜なんだそうですね。
普段はなかなか、東北、海岸側って行かないものですから、
たまにこうして、海岸側、日本海側も、太平洋側も、
回ってみるのは、いいですよね。新鮮で、とてもたのしい。