三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

地元の食材

2009年07月11日 08時51分43秒 | Weblog



仙台の街の真ん中にある朝市。
朝市とは言っても、どうも朝は遅め。
なので、散歩の時に開いている店はまばらなんですが、
歩いていると、東北らしい地元食材に巡りあう楽しみがあります。
先日の出張時、ふと見初めたのがこの梅。
わたし自身は梅を自分で漬け込むという習慣はないのですが、
こういう産地が明示してある食材って、
なんとも親近感を持てる。
「蔵王白加賀梅」という宮城県南部の地元食材なんですね。
きっとこういう地元の素材を楽しみにして、
この朝市に来て、ふるさとの味わいを買い求めるひとが多いのでしょうね。
地元で取れる材料って、
やはりその空気感もたっぷり吸っているもの。
かみしめる度に、そういう部分が立ち上ってくるものなのだろうと思います。
以前、札幌の中心部の旅館で女将をやっている友人がいて、
その店で、「石狩湾で獲れたホッキ貝」を食させていただいたことがあります。
なんでも、地元の漁師さんから直接買うのが習慣になっているとか。
で、口に運んでみてびっくり。
いっぺんに少年期にはじめて行った海の砂の味がしたんですね。
っていうか、そういう海の匂いとか、
独特の地元の海、という風合いが身体中に駆けめぐったのです。
そういう独特の感覚って、
やはり、その土地や風土、そのものなんだと思います。
そのくさみが、ちょっと閉口してしまう部分も少しあるけれど、
でも圧倒的に、おれの生まれた場所なんだ、という意識が強く感じる。
まぁ、やはり「愛着」ということに一番近いのでしょうね。
美しい洗練というものではないけれど、
たまらなく土着的、というような部分。
近代的な、土の匂いを極力排除したような
スーパーやコンビニとは違う、そういう味わいがこういう食材からは感じられます。
きっと、こういう感覚世界のなかから
地元のみなさんの意識は出発しているのだと認識するのは大切。
朝市ならでは触れられるこういう世界、
ぜひ体感してみたいなぁと、思わせられますね。

さて本日と明日は、
建築家セミナーイベントであります。
前月は、ちょうど「よさこいソーラン」にぶつかった日程でしたが、
イマイチの人数でしたが、また上向いております。
大きなイベントの影響もやはり無視は出来ませんね。
さて、土日も仕事で頑張りますね、




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コメント
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