好事魔多し、とはよく言ったものですね。
ほんとうに昔の人の知恵には驚くばかりなんですが、
今回のわが北海道日本ハムファイターズのインフルエンザ禍はまさに言葉通り。
空気感染するインフルエンザに、しかも激しいスポーツをやっている選手に
防御を完璧に対応するということは難しい。
プロ野球選手には、長距離移動が付きものであり、
飛行機や列車など、大量の人間が集まる場所への出入りも多い。
まぁ、北海道のチームなんで、ほかのチームよりも
移動の時間や距離が長いので、罹患する機会も多くはなるのでしょうが、
そういう点は、北海道に住む人間としては、辛い。
チームは今季、まさに堂々の成績で、首位を驀進中。
梨田監督も、各ポジションで活発な選手の競争を仕掛けて
選手たちの潜在能力をフルに引き出して戦ってきています。
そのうえ、ベテラン選手たちには戦力を考えながら適度に休養させながら、
慎重にペナントを戦ってきていました。
シーズン当初から、一喜一憂せず、長いシーズンを見越して
調子が出ない選手も我慢して活用したり、
いろいろやりくりしているな、と我慢の采配をしてきていました。
昨年の秋期練習で、各選手の課題に取り組ませて
全体としての打線の底上げを、たった1年でここまで果たせたというのは
長いプロ野球の歴史でも稀有なのではないでしょうか?
昨年まで12球団最低クラスの貧打にあえいでいたチームが、
いまや、打撃ベストテンに6人入っているチームになったのです。
ファン獲得の長期戦略でも、
まずは広いフランチャイズ球場の特性を考えて守備を第一に重視して
そのポイントでチーム力を底上げし、
幸いにもその過程で2度のリーグ優勝を果たし、
それだけではかげりが出る前に、ここまで劇的に打撃が活発化した。
長い目で見たチーム方針も良く理解できます。
梨田監督は、そういうチームの方針に満点に近い形で結果を出していると思います。
さて、そういうなかでの今回のインフルエンザ。
たぶん、もう少し発症者が出るかも知れませんね。
きょうの試合のメンバーがどうなっているか、
まさに監督の心中や、察してあまりあるところです。
しかし、こういう時期こそ、チーム一丸となって、
逆境を跳ね返して、最後まで諦めない姿をファンに見せて欲しいと思います。
確かに1軍半のようなメンバー構成になると思うので、
苦しい戦い方になるでしょうが、
そういうドラマも、プロ野球のひとつの魅力なのではないでしょうか。
インフルエンザには勝てないけれど、
そういう状態の中で全力を尽くす姿を、多くの注目が集まる試合で
ぜひ魅せて欲しいものだと思います。
がんばれ、北海道日本ハムファイターズ!
<写真は、苦難の門出みたいな意味(笑)>
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