三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

統一地方選での民意は?

2011年04月11日 06時23分32秒 | Weblog





パチンコと自動販売機で1000万キロワット使っているんだから
それをやめろ、というわかりやすいメッセージを送っている
政治家が、圧倒的に勝利した。
こういう非常事態での選挙というのは、
考えるゆとりを持てずに、あるいは争点というものが明確でなくなって
現状追認的になっていくものなのだろうか。
石原慎太郎氏は、原発についても
基本的に必要だと明確にメッセージを発していたと思う。
先般、東京新聞が行った世論調査でも、6割近くが
「原発の安全性を高めながら、利用していくべきだ」
という現状維持的な世論動向であった、という。

カタストロフから、
最初の国民の民意、ということで、
いったいどのように展開していくのかと、思っていたけれど、
そういう意味では、きのうまで信じてきたことは
やはりそのまま、継続的に、というような保守的な民意が示されたと見るのが
ほぼ、間違いのないところなのだろうといえる。
こういう状況から、これからの現実は再起動するのだと考えた方がいい。
東京電力の大株主であり、ステークホルダーとして有力な
東京都の意志は、石原慎太郎氏という従前と変わらないワケだ。
わが北海道に於いても、現状体制追認が知事さんでも札幌市長さんでも
同じような民意になった。
三重県での選挙で、民主党が大敗した、というのは
震災前までの、民主党の退潮傾向が衰えてはいない現実を示した。
まぁ、端的に言って、
こういう非常時、誰がやっても同じっていう部分も大きいわけだから、
それなら、継続の安心感の方を選択するっていう心理なのでしょうね。
このあたり、よくわきまえながら、
事に当たっていく必要があると思われます。
コメント
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