其処ハカとない日報

日々の生活出来事、備忘録と時々昭和レトロなネタも交え、そこはかとない不定期日報in鎌倉からお届け。

A-2

2013-10-23 21:48:43 | フライトジャケット

フライトジャケットについて。リンキチです。

フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に
乗るパイロットが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも
着用しているジャケット、というくだりで
久々の5回目、A-2というモデル。
2013102301
リンキチ所持の飛行服の中で唯一の皮製FJ、
いわゆる皮ジャンのA-2です。
A-2はホースハイド、馬皮製です。牛や羊では
ないところがリアルA-2のこだわり。

馬皮製のA-2ですがL2系とおなじ使用温度帯
LIGHT ZONE(ライトゾーン)での着用。
とはいえ、多少暑い季節でも着こなせる
ナイロンジャケットのL2系と違って皮ジャンと
なると季節感や見た目的にも微妙なので
「完全に寒くなる直前頃」にしか着ません。
そして真冬の着用はやはりちょっとサブいです。
タイトなのであまり中に着込む事が出来ず、
結局あまり着る期間が無かったりします。

2013102302
何度か他のジャケットでも紹介してる肩の
エポレット。階級章付け部分ですが、
戦闘機不時着時等、パイロット救出で
仲間がコックピットから引っ張り上げる際
にも使われる緊急脱出引っ張り上げ持ち手
にもなる部分です。

2013102303
ポケットはフラップ付。ハンドウォーマー
としては使いにくい物入れタイプ。

2013102304
腕のパッチは義勇軍フライングタイガースの
エアフォースマーク。
この虎の絵は何気にお子様に人気。

2013102305
インナーにはこのレプリカのモデルとなった
パイロットのネーム入り。

2013102306
このA-2はアビレックス社製。
所持しているFJメーカーで一番多いのが
バズリクソンズのものですがその次に
多いのがアビレックス。
現代アレンジしてあるA-2タイプと違って
リアルな作りです。

2013102307
そしてシリアルナンバー入りモデル、
量産タイプではなく限定生産モデル
だったりします。

2013102308
襟は風でバタつかないよう裏側に
ドットボタンがついています。

2013102309
真鍮のジッパーはスコービルグリッパー(Scovill Gripper)
ビンテージジーンズにもよく使われているもの。

2013102310
そしてこのA-2の最大の特徴の一つが背面に
縫い付けられている皮製のブラッドチット。
このブラッドチットには漢字(中国語)で
救助支援要請が書かれています。
米軍パイロットが不時着時、中国民間人に
向けたメッセージで「味方なので助けてあげて」
という旨の内容です。

2013102311
このA-2のブラッドチットは背中に縫い付けられて
ますがインナーに付けられている場合もあります。
そしてこちらの素材は皮ですが布製のものも
あることはブラッドチットなマニアならご存知の
ことでしょう。ちょっと変態入ってますが。

所持してるFJでこのA-2が最強のイメージ、
見た目的、そして金額的にも。
若かりし頃、衝動的にローン組んで買った
しまった懐かしい皮ジャン、A-2でした。

このA-2で手持ち飛行服の紹介、ちょうど半分
ほど終わりました。
残り半分、もしかしたら増えて半分以上に
なったりするかも。変態なので。

コメント (5)