其処ハカとない日報

日々の生活出来事、備忘録と時々昭和レトロなネタも交え、そこはかとない不定期日報in鎌倉からお届け。

寺岡式二回転横皿秤を

2012-02-09 08:13:35 | レトロ、アンティーク

もらいました、リンキチです。
ちょっと何言ってるかわからない、
イミフーな感じですがこれです、
この昭和レトロなはかり
2012020901
元々、商店を営んでいた方から先日、
頂いた昔の秤です。長い間、倉庫に
しまってあったものでメッチャ汚れ
ていましたがキレイに磨きあげたの図。
完動品ではあるものの、ちょい欠品が
あり、秤受け皿上のバーが無し。
使用時に邪魔だったらしく、外して
使っていたみたい。ちょっと残念。

2012020902
とても大柄な秤ですがなんとも
ステキなフォルム、個人的には
真ん中辺りのラインが特に。
500gで1回転、2回転目で1kgまで
計測できます。両面にスケールが
あり、センターに「ロイヤル」の
文字が。

2012020903
この寺岡精工社製のはかり「ノーブル」
は昨年2011年12月、惜しまれつつも
亡くなられた日本のプロダクトデザイナー
の一人、柳宗理さんがデザインした秤
なのです。
「ノーブル」という名称なのか
「ロイヤル」なのかよく判らない?
のですがノーブル派が多い?みたい
なのでここでは「ノーブル」として
おきます…。

2012020904
水平器まで付いているこの秤、1964年に
グッドデザイン賞も受賞、販売当時の
価格が3万4千円!とかなりの高額でした。
当時はこの秤が店先に置いてある事が、
一つのステータスとも。
高価だった故に秤のロールスロイスとか
ベンツとか言われていたようです。

2012020905
貰ってきた直後の画像。実はこんなに
コ汚く(失礼)、廃車寸前?の
ロールスロイス。全力でポリマー
しました。

2012020906
この秤に合わせたかのように
我が家のこの場所、ジャスト
サイズで収まる美貌の昭和
プロダクトでございます。

2012020907
そして柳宗理といえば右端、
バタフライスツールが有名。
これは北欧旅行でデンマークの
コペンハーゲンの工芸博物館へ
立ち寄った際の1枚。
こんなジャパニーズなコーナー
があったのです。一番右がバタフライ。
逆光だったから裏側から撮ってます。

そして柳宗理といえば、リンキチ的
にはこちらです。
2012020908
三井精機工業のオリエントという
オート三輪トラック。このオート
三輪をデザインしたのも柳さん
なのです。
手持ち雑誌からのスキャン。

2012020909
丸みを帯びたデザイン、同時代の
他社のオート三輪車と一味違った
デザインで納得、という感じです。

2012020910
当時オリエントは日野自動車系列で
販売されていました。
こちらも雑誌掲載のカタログからの
拡大スキャン画像です。
オリエント号、現存車は相当少ない
ようですが実車を見てみたいですね。

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