見てきました、リンキチです。
桜も見頃を迎えた先週末、鎌倉へ行きました。
雪ノ下にある大佛次郎邸宅が一般公開される
という情報を入手、家族で花見がてら、
パトロールしに行くことに。
大佛邸は通常、毎週末に大佛茶廊として
喫茶営業されているようですが通常、茶が
目的でないとINできません。
今回の一般公開は年2回行われるうちの一回、
普通にフラっとINできて茶をしばいても
しばかなくてもいいらしい。ということなので
この機会に1度行ってみました。
小町、ではなく住所的には雪ノ下になりますが
人力車がやっと通れる鎌倉らしい狭い路地を
通って野尻邸に向かいます。
野尻は大佛さんの本名です。
入口には鎌倉市の景観重要建築物に指定
されているプレートもあります。
小説家である大佛さんは1964年(昭和39年)
鶴岡八幡宮の裏山、通称御谷が宅地造成で
開発されそうになった時、地元住民と共に
反対運動に参加、大佛さんをはじめとする
鎌倉在住の著名人、文化人も参加して同年、
12月に鎌倉風致保存会が設立されました。
その後、この運動がきっかけとなり1966年
(昭和41年)古都保存法が制定されました。
良いお庭が見えてきました。天気も良く絶好の
お花見日和で賑わっています。
此処に訪れていながらこの景色を見てない
約1名、おんぶのせがれクンはお昼寝状態で
凸入しました。
茅葺き屋根がステキな母屋は大正時代の築。
フジが咲く季節にはこの藤棚も良い感じに
なりそうです。
数寄屋造りの室内にはINできないようでしたが
外からご覧になれます。さつきとめいの家の
ような丸窓がステキ。
そして桜、ソメイヨシノの大木が見頃を迎えて
ました。古民家ととてもマッチしてます。
ソメイヨシノより目立っていたのがこの
枝垂れ桜。大佛さんご自慢の木だったとか。
ソメイヨシノより色が濃いです。
結局、このシチュエーションにやられ、
枝垂れ桜の下でお抹茶を頂くことに
なりました。結構なお手前でした。
桜以外の花木もたくさん植わってました。
そのうちのひとつ、シャクナゲはこれからが
見頃。季節を感じられるステキなお庭でした。