近鉄特急の世代交代が始まろうとしている。新型特急が増備されるわけではないが、22000系列のリニューアルがなされ、ビスタ含めた塗色変更も進みつつある。
そんな中、更新工事を請けずに姿を消す事が決まっているのがスナックカーこと12200系である。近鉄特急の顔として長らく活躍してきた12200系。
伝統の近鉄特急カラーを纏い疾走する姿は、近鉄特急の王道である。近鉄特急はライナー車輌以外は型式統一なく併結運転されるのが常であるため、
同一形式でそろった編成を見る事のほうが貴重である。去り行く12200系の純血編成を何とか記録に留めたいと、ここに通っていたわけであるが、
運行の予想が難しく、とにかく足で稼ぐしか術がなかったのである。そしてこの日ようやく12200系8連の勇士を記録に残す事が叶った。
重厚かつ爽快なイメージカラーが消滅してしまうのは寂しい限りである。
[Photo-DATA]
近鉄12200系 スナックカー(桑名-近鉄四日市) / 2016-09
Canon EOS Kiss-X7, Canon EF-S18-55mm f/3.5-5.6 IS STM ISO400,1/1000, F9,25mm(trim.)