上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

真央ちゃんお疲れ様でした★

2017-04-12 | フィギュアこんな話も
浅田真央選手の引退記者会見、NHKで生中継でしたね~。すごいなー。
大輔さんの時も、NHKニュース9のトップだったから驚いたけど、フィギュアスケートへの注目度の高さ、真央ちゃんのスター性、あらためて凄い。これを超える引退会見は、もう、イチロー氏ぐらいしかないでしょう!?

一般の人には「電撃引退」だったかもしれないけれど、スケートファンの多くはもう、暮れの全日本の結果から、薄々感じとっていたのではないかな。
奇しくも、15歳の本田真凜選手が、さあこれから!シニアデビューして五輪をめざす!というタイミングで、26歳の真央ちゃんが引退する、という。時の流れをつくづくと感じます。真央ちゃんが出てきた時は、荒川さんが金メダルをとって引退、だったのよね。

女子選手で10年以上トップクラスで滑り続けるって、なかなかに大変なこと。
今、世界女王のメドベージェワが17歳ですが、果たして26歳まで滑るかしら?とても無いように思います。想像できない!真央ちゃんはそういう意味でも凄かったですね。
それに、どんなにステータスが上がっても、おごったような発言は一度もなかった。そこも愛すべきところでした。

個人的には、休養・復帰後の「マダム・バタフライ」と、今季の「リチュアル・ダンス」が、芸術表現としてとても好きでした
真央ちゃんって、ジャンプのことばかり言及されてしまいますが、とても感性豊かな人だと思うんです。
「こんな風に感じて、こんな風に滑りたい」って核心的な部分が、復帰後は豊潤に表(おもて)に出てきて、もっと点数に反映されてもいいのにな…って疑問に思ってました。
やっぱり若い時に比べたら、ジャンプが低いかなという部分と、スピードがやや無い?ことで、10代半ばの選手に比して技術点がおさえられるので、演技構成点もそれに比例して下げられてしまう(ように見える)。
せっかく表現が円熟してきたのに、点数で認めてもらえない歯がゆさも、完全引退を決意させた大きな要因ではないかと。
現行のルールだと、ジャンプの質が高い選手が上位に来るので、真央ちゃんのスケートのスタイルと時代が合わなくなってきた…ということかもしれません。

コストナー選手みたいに、国内(イタリア)で敵なし!の状態なら、まだ続けたのかもしれないなあ。
でも何はともあれ、真央ちゃん自身が「やりきった」気持ちで満たされているようなので、会見聞いててホッとしました。
永らく素晴らしいものを見せてくれて、本当にありがとう。スケートファンのはしくれとして言いたい。真央ちゃん、これからの人生も、さらにさらに楽しんでください
それと同時に、「ああ野辺山世代が終わったなあ」という寂しさでいっぱい。
これで、無良君とダイスが引退したら、完全にあの世代が居なくなってしまうんだなあ。

それにしても、会見の代表質問が、西岡さんで良かったね!(スケオタみんな思ってる)
コメント
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