上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

いたどり★

2017-05-22 | うぐいすよもやま日記
ウチの母の田舎、高知県では「いたどり」といいます。
食べられそうに見えないでしょ(笑)。
でも、薄皮を向いて薄く塩をふって、酢の物にしたり炒めたりして食べます。
間寛平師匠によれば「高知のソウルフード」らしいです(ホンマか)。
草むらに生えてるのを、ポキンと折って食べると、子供のおやつ?
酸っぱいらしいですが、私はまだナマで食べたことはなし。繊維が多いのでお通じ的にはよろしいですよ(ビタミン的には謎)。

ネットで検索したら、すかんぽ=いたどり=ルバーブらしいですが、別物〜という説もあるし、どうなんでしょう。
「大草原の小さな家」のローラが、19歳でアルマンゾと結婚してからの「はじめの四年間」という本があります。
最初の年の収穫時に、畑を手伝いに来てくれた男の人たちにお昼ご飯をふるまうシーンがあって。
ローラは一人で「女主人」をやるのは初めてなので、大層プレッシャーを感じながら献立を考え、大慌てで用意します。
食事はまあまあ和やかにすすみ、最後のデザートとして「ルバーブのパイ」が出てくるんですが、あまりに急いだので、ローラはなんとお砂糖を入れ忘れてしまう。
お客さんは一口食べて、無言で砂糖壺を引き寄せ、パイの上皮をペロンとめくって、サラサラと砂糖をふりかけました。。。
新妻ローラの可愛い失敗なのですが、「ルバーブはたいそう酸っぱい。あの最初の一口は、とんでもなかったに違いない」という記述があり、「ルバーブは酸っぱい」「でもお菓子にも出来る?」と、私には刷り込まれました。
で。
大人になってから、「いたどりのジャム」ってのをやってみたのですが、水分が飛んで繊維だけが砂糖と絡まり、堅いゴミみたいになって(笑)、なにやらうまくいきませんでした。なんか夢がはじけたわ。

「いたどりが美味」ってのはねえ。高知県民だけじゃないかなあ★
コメント
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