「紫式部と藤の花~宇治・平等院~」 水彩画
京都伊勢丹のアートギフトに、個展の後も何点か水彩画を置いてもらってます。
「京都もの」ということで楽しんでもらえたらいいな、と思います。
これは、タイトル通り「平等院の藤の花」。
最初は、「町娘と藤の花」にしてたんですが、しっくりこなくて、
「宇治十帖」の源氏物語…紫式部にしてみました。
描いているときは雪が降ってたので、やっとこの季節になった~
源氏物語は実は、最後まで読んでないのですよね(えー)。
読むべし!と思いつつ、若い時の勢いを逃してしまいました(笑)。
「窯変源氏物語」の方で再びトライしたのですが、これも1巻で挫折って
どんだけ根性ないのよ
当時(バブル期)、橋本治さんが流行ってて「窯変~」の本がベストセラーになってたもんで、これも若い勢いで買ってしまいました(笑)。
写真付きで、不思議な本でした。「和」っぽくなくって、「洋」っぽいんです。
源氏物語はあの、昼ドラのようなネチネチドロドロ感が、アカンのかな~なんて言ったら、ファンに叱られそうで怖い
でも、大好きな田辺聖子さんバージョンならいけそうかな。。。
田辺さんの恋愛モノは、ほんとにキュンってきますよ。
男女の機微を分かってる~って感じで、繊細で。
(全然関係ないんですが、田辺さんの「隼別王子の叛乱(はやぶさわけおうじのはんらん)」って本が昔、ウチにあって、冒頭いきなりBLシーンだったので驚きました・笑)。
藤の花は、描いてて難しい。
あの「ふじいろ」が独特で、紫でもなければ青でもない。
まさに「ふじいろ」で。
それに「垂れ下がっている」感が無いと、藤らしさが出ないですから。
あの、「雨がふりそそぐかのような風情」が、いいんですよねー。
絵の方はまだまだですが、何度でも挑戦してみたいです★