上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

コロナ+暴動とは。。。★

2020-06-02 | うぐいすよもやま日記
ニューヨーク在住の方のツィッターを見ていたら、暴動・デモの生々しさが伝わります。
ブランドショップのショーウィンドウを壊したり、閉店中の店から商品を略奪したり。
それは単に騒ぎに便乗した犯罪じゃないですか。。。
元々は人種差別の問題なのだから、亡くなった人をまず神聖に追悼せねばならないのに。
暴力の連鎖を助長してしまってるではないか。
トランプ大統領は一時、ホワイトハウス地下に避難していたそうですが、もう退陣して欲しいです。
だいたい一国の首長が、SNSを過激な煽り手段として駆使してていいんでしょうか。冗談みたいです。
こんなんでアメリカ平和になるわけないじゃないですか。
世の中が不安定な時は、強い意志を示してくれるリーダーを皆、支持しがちになる。
その典型ともいえるトランプさんの、真逆タイプの人に政権変わって欲しいです。
コロナウィルスであれだけの感染者と死亡者を出しているのに、暴動に加わっている人たちの多くはマスクなんてしてなくて大声で叫んでる。
あれではわざわざ感染拡大してるようなもの。でも意思表示をしなくては、抹殺されてしまうという悲痛なものを感じます。
私があそこであの立場で生きてたら、デモに加わって大声で怒鳴っているのかもしれません。
元々あった社会の問題が、コロナウィルス蔓延によって更に表面化され深刻になっている、一体どうしたら解決するのか解りません。

日本に生まれてずっと「日本人」をやっていたら、あまり人種問題を実感しませんが、ヨーロッパに行ったとき感じました。
「ああ。あなたたち(白人)と、線引きしてるのね。この外見と言葉でね」。
社会的地位が高い人のカテゴリーでは、あまり感じないでしょう。
たとえば大学教授として海外で教えてる方とか、医療で活躍してるとか。事業で成功している、とか。
そうでない場合、たとえばコロナの影響で失業した人が「移民」の場合、とてつもない辛苦を味わうのではないかと思います。
その苦しみは、私には想像のつかない域でしょう。
白人でない私にわからないのなら、白人代表みたいなトランプさんには、さらにわからない。

そういえば、2月のフィギュアの海外試合で昌磨君と刑事君が表彰台に上がった時に、ISUの偉い人は、3位のイタリアの選手とは握手したのに、日本の2人とは「お辞儀」だけだったのですね。
「日本人の礼儀様式に合わせてお辞儀にしてくれたのか」という見方もSNSでありましたが、私には「コロナがアジア発とされているので、日本人も危ないという認識なのね」と見えました。
愕然と差別を感じました(その後、欧州で物凄い感染になったので、この差別は意味無くなりましたが)。

ふだんは表面上まあまあ上手くやっていても、感染病という「抜き差しならぬ事態」になると、一気に問題が噴出する。
これからを考えると暗澹たる気持ちになりますが、理解すべきことは沢山あり、出来ることから一歩ずつ、前に進むしかありません★
コメント
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