東京パラリンピック、閉会式も、開会式に続き良かったな~と昨日見てて思いました 楽しく祝祭感に溢れてた。長過ぎず短か過ぎずボリュームがちょうどいい、と。
ネットニュースで「閉会式は、小橋賢児プロデュース」と見て驚いてしまいました。
確か、むか~し若手イケメン俳優としてよく出ていましたよね。私は堂本剛君のファンだったのでドラマ見てたんですが、小橋君がよく共演していた記憶。すーごい可愛いお顔の方でした。
こんな企画の仕事もしてたなんて…でも、オリンピックよりパラリンピックの開会・閉会式の方が、なんかテーマがしっかりと統一されてて、そこが良かった!
オリンピックの方は「とにかく有名人に出て頂かねば」みたいな気負い(縛り?)があり過ぎて、チグハグ感否めず。結局記憶に残ってる一番が「ピクトグラム」って。。。でも私も期待し過ぎてたのかなー。
さて、てのひら美術館のWEB企画展「女性が見つめる燃える金」展、ご好評・ご反響をいただきまして、さっそく「金のたてごとを奏でよ」額付きをご注文頂きました。
あの~。拙ブログ読者の方はもうご存知と思いますが、「版画」なので「増刷」出来ます
なので、「売れちゃったからもう無いわ」と思わないでください(笑)。在庫あります。
額縁がいつものシンプルな額と違い、つる草紋様で金(ゴールド)とアイボリーの2色使い。少し大きめです。「上品だけど少し豪華に」したかったのです(!)
「自分の中にある、やわらかい部分。。。感性のたてごとを、かき鳴らしてみよう」
ってテーマは、もう遠い昔に、絵描きの学校で先生から言われたことです。
もはや先生のお名前も、どの学校で言われたのかも忘れてしまいましたが(たくさん学校行ってるもので(笑))、絵を描いたり音楽をやったり、「創造」とは、自分自身の中の一番やわらかい部分=いわゆる「琴線」みたいなところを、ふるわせて共鳴させて創るんだ、と。
そんな意味のことを言われたのです。
それまでそんなことを考えたこともなかった!
誰かの絵をマネして「なんとな~く雰囲気で」絵を描いてた私は、それ以降、「自分の中の琴線(たてごと)」を意識するようになりました。
その絵の学校で同級生だった友達で、鋭い女の子がいて、私が描いた絵を見て「あ。これは“楽しんで”描いたでしょう。すぐわかるわ」とよく見抜かれました。
その子は私が「たてごとをかき鳴らして描いたか、否か」を、すぐ言い当てるのです。
気持ちを入れないで描いているとすぐわかってしまう。すごい!図星!
たてごとを鳴らして描いても、もちろん失敗作は沢山あるのですが、大切なのは作品の出来不出来じゃない。
「たてごとは、鳴らさないと錆びついてしまう」ことなんです。
みずみずしい感性は、使わないと錆びて固まってしまう。それが「感性の老い」。
自分が何に感動して何に怒りを感じて何を美しいと思うか。
それが大事かなー、と思います。
一銭にもならないから「それがどうした」と言われそうですけど。
この版画のたてごとは「ヘ音記号」の形をしています。「ト音記号」で描いてみたら挫折。
ピアノの譜面では、上の段が右手パートで「ト音記号」が書かれています。
下の段が左手のパートで「ヘ音記号」になっています。
これで、両手の指を同時に使って演奏するのですね(一応、ピアノ弾けます)。
右手がたいてい「主旋律」で、左手は「伴奏」って感じ。ピアノは左が低音なので。
たてごとの模様は「むらくも」のイメージで、「和」を意識。なので「金」と「朱赤」。
なぜ「和」なのか。東京五輪が胸にあるからでしょうか。。。和洋折衷ですね★