上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

不思議な京都の日★

2022-08-10 | うぐいすよもやま日記


今日の京都は37℃ぐらいの体感気温ですが、もはや慣れてしまいました。とことん酷暑お見舞い申し上げます。
お墓のある真如堂の恒例、施餓鬼供養の法要に私が行くために、母のデイサービス出発を見送ることが出来ないので、デイの職員の方に玄関まで迎えに来てもらい、ちゃんと施錠して出るのを見届けてもらう。先週からお願いしていました。
この段取りを母に何度言っても忘れるし、お迎えの人が来る前に勝手に出ようとしてしまう。メモに書いて手に持たせても、ポイッと捨てる。プライド的に私に指示されるのが気に入らないのですわ。
なので出かける寸前まで大わらわで、バスに乗って一人になった瞬間、「はあーッ」とため息。
いけないいけない。墓参りの日は神妙に?過ごして喧嘩しないこと。


夏ですね。


お寺らしく。


帰りに烏丸御池の新風館に寄りました。


リニューアルされて素敵になってます。中庭の雰囲気とか、地下のアングラ風味映画館とか。

喧嘩で始まった施餓鬼法要の1日スケジュール、順調にこなしてさあお墓を去ろうとしたら、びっくりなことが起こりました。
もう20年ぐらい会ってなかった音信不通の親戚、父の弟のおじさんとばったり。
生きてるうちに会うのはもうないだろな、と思っていました。
あと10秒ほどタイミングがズレてたら会わなかった。不思議。

おじさんは父と共同の事業をやっていましたが、上手くいかず喧嘩別れのようになっていました。父は借金を背負い込んで、うちも一家離散の手前までいきました。
父の葬儀の時も来なかった。
だから親戚中の誰も、おじさんの連絡先を知らない。
でももうおじさんも、86歳となっていました。
若い時に色々あっても、もはや「あの世」が近いこの墓場で会うと、すべてどうでもよくなってくる。
執着が無くなるのね。理不尽がいっぱいあっても。

なんかそんな気にさせられた、不思議な日でした★





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