穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
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「そして恐怖が舞い降りた」……これぞ宇宙が授けた光の答え

2006年07月01日 | アニメ・土曜朝 感想その他
・ふしぎ星のふたご姫 Gyu! 第14話「ミステリーツアー☆開かずの扉のナゾ」

本日より新番組が続々開始。
とりあえず「赤ずきん」は感想書いたので、「出ましたっ!パワパフガールズZ」の方をちょっとだけ。
主人公がポニーテールの赤でした。
なんていうか、リオーネさん大ピンチ。キャラ造型が被ってます。
頑張れリオーネさん。そして戦え「ふたご姫」。


そんな「ふたご姫」ですが、迎え撃つ準備は万端。いきなり番組前の一幕を変更してきました。

レインさん:
 「レインの学園ほのぼのニュース!」

!?
レインさんが!冠番組手に入れて得意げにしてる!!
すっかり主役気取りの彼女が憎くて仕方がありません。

呆然と見守っていると、調子に乗ってクイズを出題してきました。

レインさん:
 「このシルエットは誰でしょう?」

 分 か ん ね ぇ

なにこの超難易度の高いクイズ。
お子様の知能指数に挑戦してるとしか思えません。
やってくれるぜレインさん。

前説のやる気が乗り移ったか、存在意義の危機に晒されてるリオーネさんも大発奮。
番組開始早々、長台詞をゲット。しかもこの場面、彼女の出番を奪う、強敵ソフィーさんもいません。
よくやったリオーネさん。やればできる娘。

さて、いつものんびりのふたごですが、さすがにそろそろ学園内に潜む巨悪の存在に気が付き始めました。
手始めに、いかにも怪しい旧校舎を調べてみることに。
早速一同揃って訪ねてみたところ、中からどす黒いオーラを撒き散らしつつ、一人の少女が登場。

ふたご:
 「あれは…同じクラスのローズマリー?」

ろろろろろろろローズマリー!?
女児向けアニメの禁句ワード降臨。
刻み込まれたトラウマが再発しそうです。助けてプリンセス。

名前だけで全国に恐怖を撒き散らしつつ、ローズマリーさんの語ったところによると、旧校舎は悪霊の住処だそうな。
オカルト研所属の彼女の語りは真に迫り、ファインさんはビビりまくり。
大丈夫、視聴者のみんなも怯えてるから。色々と別の意味で。

プリンセス・ローズマリーの怪談に恐れをなした一行はひとまず退散。
とはいえ、悪霊の住処なんて、まさに敵の本拠の匂いがふんぷんします。
普通に考えると全力で調査すべきのような気がしますが…。

レインさん:
 「でしょ?一度ローズマリーに話を聞いてみましょ♪」

レインさん、貴女、なんでそんなに楽しそうなんですか。

なお、この場面からリオーネさんは退場。嗚呼、せっかく出番がもらえたと思ったのに…。
ちなみにローズマリーさんは、昔、踊るリオーネさんの背景役を勤めたことがあります。
今や主従関係は入れ替わった。

それはさておき。
ガクブルのファインさんと違い、妙にアグレッシブなレインさんは即行でロズマリと渡りをつけ、旧校舎の詳しい説明を聞くことに。
ふたごからの質問にここぞとばかりに怪談を披露してみせるロズマリ。恐怖にうち震えるファインさん。

レインさん:
 「…これは旧校舎に行ってみなくちゃ」

それはファインさんへの嫌がらせですか。

なんだか釈然としないものを感じるものの、ふたご+ロズマリは旧校舎へ。
ほどなくして、一行の後をつけるように足音が…。
ぎし…ぎし…ぎしぎしぎし!

ファインさん:
 「怖い怖い怖い怖い!!」

恐怖のあまり全力疾走しようとするファインさん。
そんな彼女の裾をむんずと掴み、逃亡を阻止するレインさんが悪魔のようです。
さりげない行動に冷然さが見え隠れ。絶対この娘、わざとやってる。

なお、足音の主は悪の副会長・トーマくんでした。
実のところ、彼は本当に旧校舎を根城にしており、ふたごの探索を邪魔する腹づもり。
しかし、突発的トラブルで恐慌状態に陥ったファインさんが大暴走。
結局ふたごは核心の部屋に到達してしまいました。トーマくん大ピンチ。
つうか、パニックになりながら、一番危険度の高い場所に見事にハマり込むファインさんの引きの弱さに乾杯。

さて、問題の場所はホールの「開かずの扉」。
もういいから帰ろうと半泣きのファインさんを軽やかに無視すると、レインさんは扉に近づきます。
今日の彼女のやる気の充足振りはなんなんだろう…。

レインさん:
 「(扉を)ちょっと調べてみましょう」
トーマくん:
 「この学園に、ちょっと調べるなど必要ない…!」

妙に行動的なレインさんに、トーマくんもブチ切れ。
調査を妨害しようと、使い魔を放ってしまいました。
が、学園に来てから戦闘経験を重ねてるふたごのこと、姿の見えないお化けならいざ知らず、魔物程度怖くはありません。

…何かが理不尽ですが、人間、そんなもんだ。
巧みに射線を外す魔物相手に、序盤こそ苦戦したものの、一撃当ててからは圧巻。
たじろいだところに情け容赦のない集中砲火を浴びせ、跡形もなく粉砕。

そのままの勢いで「開かずの扉」も開放し、中に突入。
と、そこにいたのは先回りしていたトーマくん。それ以外は何もなし。
どうも戦闘の最中に見られてまずいものを必死こいて運び出しておいた模様。

結局、「悪霊なんていない」「旧校舎には何もなかった」という結論が出て終了。
オカルト好きのプリンセス・ローズマリー、いきなり信念崩壊の危機。
でも、このまま使い捨ては勿体無さ過ぎます。
ここはぜひ、元祖ローズマリーを見習って、電波の送受信感度を高めてみてください。
大丈夫、きっとそのうち「他の人には見えないお化け」が見えるようになるさ。


最後に、冒頭のシルエットクイズのヒント、および、プレゼントのお知らせ。
とりあえずクイズの答えは○○○マリーさんでした。
今回、初めて名前の出たキャラをクイズに出すなんて!
しかもシルエットは特殊服装の時のもの。なんて難易度の高いコーナーだ。
さすが、「番組グッズの詰め合わせ」なんて丼勘定な商品をプレゼントにしてるだけのことはあります。

…で、もしかして、これは今までのイラストコーナーに代わってレギュラー化するんでしょうか。
と、すると、これから毎週、番組冒頭はレインさんが単独占拠するのか。
ファインさん、とうとう本格的に負け組路線まっしぐら。
まぁ、「薄幸な赤」派としては、勝ち組なファインさんなんて見たくもないので、このままの路線でお願いします。
やっぱりファインさんは、面白い顔してわたわたしてるのが可愛いですよ。


ふしぎ星のふたご姫Gyu!(1)(左画像)
ふしぎ星のふたご姫Gyu!(1)

(右画像)
DVD ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu!スペシャル ぐるり☆ふしぎ星めぐり

その他、ふたご姫 関連アイテム、および、同、オークション
DVD ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu!スペシャル ぐるり☆ふしぎ星めぐり (8/25 発売予定)

今日は朝一から見続けたので幾つか感想。

【パワパフ】:
 実況スレを覗いたところ、「なにこの『どれみ』」「変身バンク最強」「変身途中のレオタードが異常」の声多数。
 ちなみに私は「絶対可憐チルドレン」を連想しました。
 まぁ、ネタ元が元祖パワパフなんで当然といえば当然ですが。
 元祖と比べるとダークさが壊滅的に失せてるそうですが、今後、どういう方向で進めるつもりなんだろう…。
 (なお、主役の中の人は、「ふたご」のシフォンさんの人です) 

【きらりん☆レボリューション】:
 番組が一つ終わるごとに、OP曲のCMを流しまくってた。
 しかも中の人が外の人のコスプレしての販促活動。
 視聴を諦めて久しいですが、順調に狂って行ってるようで何より。
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おとぎ銃士 赤ずきん 第1話「赤ずきんがやってきた」

2006年07月01日 | アニメ・土曜朝 感想その他
・おとぎ銃士 赤ずきん 第1話「赤ずきんがやってきた」

三年間に渡り、土曜朝に素晴らしい欝な雰囲気を垂れ流してくれた超星神シリーズ。
毎週あの番組を見て、爽やかな週末の朝を台無しにするのが日課だったのに…。
彼らに哀悼の意を表すために、後番組「赤ずきん」を見てみることに。

【第1話あらすじ】(公式より転載)
幼い頃、母の小夜から不思議なおとぎ話を聞かされた草太。 成長した今でも、おとぎ話は夢として形を変え、草太の前に現れていた。 そんなある日、草太は秋葉原で夢と同じ謎の怪物に襲われる。 その時、一人の少女と狼が草太を救う。その姿を見た草太は驚く。 なんとその少女は夢に出てきたあの愛くるしい少女だった!!

冒頭、いきなりの皆口裕子さんに半狂乱。
さすがは製作・マッドハウス。撫子さんの悪夢再び。
まぁ、個人的にはキラさんやほたるさんの印象が強いですが。

とりあえず、なんだか深夜枠でやってそうなアニメだなー、と思いつつ見ていましたが…。
戦闘シーンに入った瞬間、やおら懐からハートフルコミューンを取り出す赤ずきんさん。
すかさずカードをスラッシュして魔法発動。

嗚 呼 、 な ん て 素 敵 な 販 促 映 像 。

玩具が売れないアニメに存在意義なんてないんです。
おかげで、とてもとても心が和みました。
しかも、立て続けに2回も同じバンクシーンを乱用。ナイス演出。

そんなことを思いながら、剣を振り回して戦う赤ずきんさんを眺めていると、ふと気が付きました。
使ってるアイテムは「プリキュア」的ですが、刃物厳禁のプリキュアさんと違い、こちらはギンギラ光る刃の二刀流。
なるほど、要は「セーラームーン」に対する「レイアース」の位置づけのアニメなのか。

ちなみに、赤ずきんさんの使ってる武器は、かつて狼の腹を掻っ捌いた鋏が変形した尋常ならざる刃。
どこかの武器になりたかった鋏が聞いたら、口から火を噴きそうな設定です。
唸れ!ウルフキラー!

…つうか、鋏を振り回して戦う赤ずきんを見る日が来ようとは。本当は怖いグリム童話。
「物騒な赤ずきん」ネタは結構見かけますが、なまじ原作に準拠してるだけに群を抜いて凶悪です。
なにこの恐怖アニメ。

そんな物騒なバトルのお相手は巨大蜘蛛や巨大昆虫。
せっかく童話が元ネタなんだから、敵キャラもそれにちなめば楽しかったのに…。
一応、蜘蛛が出てくる話といえば……童話じゃないけど芥川作「蜘蛛の糸」とか?って、その蜘蛛は退治しちゃダメぇ!

なんにせよ、せっかく童話という美味しいネタを使ってるのだから、そっちの方向性で希望。
藁の家に立て篭もって狼を迎え撃つ赤ずきんさんとか、エルフェンバイン塔で「あなたに愛を!」と叫ぶ主人公とか、「赤ずきん」の狼 VS 「三匹の子豚」の狼とか、うっかりパンを踏んで絶叫する幼馴染とか。そんな展開でよろしく。


おとぎ銃士赤ずきん(左画像)
おとぎ銃士赤ずきん

(右画像)
コナミ フィギュメイトおとぎ銃士 赤ずきん Vol.1(1BOX)【11月予約】
4,200円 → 3,150円

OP:田村ゆかり/童話迷宮
ED:marhy/Clover
コナミ フィギュメイトおとぎ銃士 赤ずきん Vol.1(1BOX)【11月予約】

とりあえず、噂のグレーテルさんが出てくるまでは頑張って見てみよう。


【追記】
このアニメを人に説明するときは「田村ゆかりが土曜朝にやってきた」と言えば通じるような気がしてきた。
でもまぁ、朝のこの枠は、深夜枠よりもアナーキー。「子供向け」は「やりたい放題」「カオス」の代名詞です。
「赤ずきん」も、土日朝のお約束「子供向けという皮を被ったえげつない話」に、ちゃんとなってくれることに期待。

…もっとも、流れたCMがいきなり「大魔法峠」だったり、舞台が秋葉原で背景に無意味にレイヤーがいたりと、製作者サイドの何かを諦めてる感じは、既にある程度伝わってきてますが。
せっかくなので、もっと童話ネタに絡めた無茶を展開してください。
やっぱり「子供向け」を名乗るからには、もっと高度で捻くれた毒がないと。

【追記2】
ついでなので販促グッズを考えてみました。

 ・赤ずきんのお裁縫セット(仮題)
   収録アイテム:鋏、針、糸、岩

「七匹の子ヤギ」とタイアップ。鋏は劇中で使ってるアレ。
これで怖い狼さんに襲われたときも大丈夫。
お腹をじょきりじょきりと切り裂いて、中に岩をつめて縫い付けてあげましょう。
コメント (2)
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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第12話「すれ違う心」

2006年07月01日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

今まで全く触れてなかったような気がしますが、「ぴちぴちピッチ」の本放送は土曜朝8時枠。
一応、「ふたご姫」の遠い戦友です。
(共存したことはないですが)

で、今週、久しぶりにその時間にテレビ見てみましたが…。
「ぴっち」の前説「レースガイド」ことレスガがいまだに続いてて懐かしいことしきり。
嗚呼、毎週レスガをわくわくしながら見ていたあの頃よ再び。


・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第12話「すれ違う心」

もうすぐ、るちあさんの14歳の誕生日。
そんなわけで海斗くん他いつもの面々で誕生会を開くことに。
愛しの海斗くんに祝ってもらえると聞き、るちあさん、かつてないほどの幸せ顔でデレまくり。

そんな彼女の元に、故郷のマーメイドの国から一通の手紙が。
海から来た手紙だと言うのに、普通の紙に書かれてるあたりが、マーメイドの超技術を匂わせます。
それはさておき、書かれていた内容は、るちあさんの成人式の件。

ヒッポくん:
 「延期していたるちあさんの成人式を(彼女の誕生日に)やるそうですよ!」

人魚さんは13歳で成人。
これで堂々と成人描写もオッケーですね。
けれど、海斗くんの開く誕生会しか脳裏にないるちあさんは非常にご不満。

るちあさん:
 「お姉ちゃん、お城のみんなに頼んでなんとかその成人式を誕生日が過ぎてからにしてもらえないな」
にこらさん:
 「るちあ!人間界でのおままごとはもうおしまいにしてください。
  なくしていた真珠も見つかり、敵の手が迫っている中、プリンセスの成人式を行おうと城のみんなは一生懸命なんです。
  人間界で楽しくお祝いする誕生会とはわけが違うんです!」

超正論にるちあさん返す言葉なし。
しかも「今度、城に帰ればもう地上には戻ってこれない」とまで宣告される始末。
そりゃまあ、隣国がどんどん滅亡している中、暢気に地上で遊んでる方が不自然だわな。

やむなく海斗くんに断りに行くるちあさん。
その際に、ちょっとしたすれ違いで泣きながら喧嘩。
気まずい雰囲気のまま、時間はあっという間に過ぎてお城に帰る時に。

一方そのころ、敵幹部一行。
いつもようにマーメイドを探索する途中、たまたま海の家に放火するトラブル発生。
燃え上がる海の家。めらめら。

波音さん:
 「あそこは確か、海斗くんたちがるちあのバースデイパーティの準備をしていた海の家じゃないかしら」

やたらと説明的な波音さんの台詞を聞き、るちあさんは現場に急行。
それを迎え撃つ敵幹部一行。
が、例によって例のごとく、ぴちぴちボイスの前に屈服。この絶望的なパワーバランスは一体いつまで続くんだろう…。

るちあさん:
 「アンコールはいかが?」

危なげなく戦闘に勝利。
その頃、燃え上がっていた海の家も無事に鎮火されました。
それを見て、リナ姐さんから一言。

リナさん:
 「大事にならないで良かったな」

各所で突っ込まれてるのでスルーしようかと思ったのですが、やっぱり無理なので指摘しておこう。
件の海の家ですが、土台ごと根こそぎ燃え尽くしています。
リナ姐さん、完全に残骸と化した海の家に向かって、「大事にならなくて良かった」とはあんまりだ。

何はともあれ、るちあさんたち一行は地上に別れを告げて人魚の国へ。
次回は最初の山場、海の国でのお話。
ちゃんと1クールのラストに節目話を持ってきてるあたり、妙に腹立たしいです。「ぴっち」のくせに。


マーメイド メロディー ぴちぴちピッチ Vol.4(左画像)
DVD マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.4                  

(右画像)
コミック マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ(2)
ぴちぴちピッチ(2)

なお、キャプチャ画像は海斗くんがるちあさんへのプレゼントに用意していたサーフボード。
サーフィンがきっかけで知り合った二人なので、なかなか適切なプレゼントです。
残念ながら、前述の火事で燃えてしまいましたが、このときのボードに描かれていたハイビスカスは後々まで登場することになります。

ところで、るちあさんは海に入ると人魚の姿に戻ってしまう体。
当然、サーフィンなんて自殺行為です。
仮にサーフボードが燃えることなく、ちゃんとるちあさんの手に渡っていたら、とんでもない事態に。

海斗くん:
 「るちあ、海に行こうぜ」
るちあさん:
 「!?」
海斗くん:
 「この間プレゼントしたサーフボード使ってくれよ」
るちあさん:
 「ぁぅぁぅぁ~」

どうする、泳ぐのか? 泳ぐのか、るちあさん?
自身の命と海斗くんの好意の板ばさみ。
るちあさん、危機一髪。

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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第11話「願いの指輪」

2006年07月01日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

私が初めて見た「ぴっち」は第11話。
そのときの感想は「ご都合主義過ぎてストレスがたまる」でした。
嗚呼、なんて愚かな。全く何も分かっていなかった。

…しかも、後にその回は「『ぴっち』第1クールで最も面白い回」と他の視聴者から絶賛されていたことが判明。
ええ、そんなわけで、もしこれから「ぴっち」を見ようと思ってる方がいたらならば、最初の1時間はどぶに捨てるつもりで見てください。
独特の呼吸がつかめるまでは、面白さが欠片も伝わらない可能性大。

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第11話「願いの指輪」

ソロ曲シリーズ最後の一本。
るちあさんたちは臨海学校でプロミスアイランドに行くことに。
海だ水着だこれで悩殺してやると大はしゃぎの波音さんたちに、ペンギンのヒッポくんから一言。

ヒッポくん:
 「うちの人魚さんたちはどうしてこう水の側へ行きたがるんでしょうねぇ」

全くだ。
『水に濡れる=人魚姿に強制的に戻る=死』です。
危機感皆無ではしゃぐるちあさんたちが不安でしょうがない。

にこらさん:
 「当面の生活費を稼げばいいとはいえ、お客さんが少なすぎるのよねぇ…」

一方、るちあさんの保護者・にこらさんは現実的な問題に苦悩中。
彼女たちの唯一の現金収入源・ホテルのパールピアリは閑古鳥が巣を作っています。
一国の王女を抱えているというのに、本国からは仕送りもなし。酷い話です。

暗澹たる気持ちになる視聴者をよそに、るちあさんたちは暢気に臨海学校。
死をも恐れず海沿いで遊ぶるちあさんですが、地元の老人から「洞窟に眠る『願いの指輪』」の存在を聞かされます。
それがあればどんな願いでも適うそうな。

るちあさん:
 「るんたった~るんたった~♪」

これはいい話を聞いたと、脳と足取りも軽く、るちあさんはお宝探索開始。
が、件の洞窟は天然の迷路。るちあさんは余裕で迷子に。
途方にくれてしくしく泣き出したところ、彼女のことを心配した海斗くんが探しに来てくれました。

海斗くん:
 「なにやってんだ。(ここは)満潮になると海に沈んでしまうんだぞ」

なんて優しい好青年。
まぁ、言うまでもなく、るちあさんは人魚なので満潮になろうが海に沈もうが余裕ですが。
むしろ、海斗くんが助けに来てくれたせいで「人魚であることがバレる=泡になる」危険が発生しています。親切が仇になりまくり。

一方そのころ。
「願いの指輪」の存在を調べ上げた敵幹部・エリル&ユーリさんも件の洞窟へ。
迷路をぶち破りながら洞窟内を驀進。

海斗くん:
 「なんなんだよ、この地震は!?」

ユーリさんたちの破壊活動の余波で洞窟は崩壊を開始。
突如足元に亀裂が走ると、るちあさん転落。下は海です。落ちたら大変。
しかしそこは優しい好青年・海斗くん、ぎりぎりのところでなんとかキャッチ。

海斗くん:
 「今、引き上げてやるからな…!」

るちあさんを掴んだ手から流れ落ちる鮮血。
どうやら海斗くん、先ほどるちあさんを助けようとして、手を怪我していたようです。
そんな出血にも関わらず、彼は見事にるちあさんを引け上げ。さすがは好青年。

が、そこに洞窟内に人間がいると知ったユーリさんが魔力放出。
その効果により、海斗くんは深い眠りの中へ。
るちあさん、今度は私が助ける番だと気勢を上げます。

るちあさん:
 「えい!」

そのまま勢いをつけて、先ほど海斗くんが引き上げてくれた崖から海に飛び込み。
なんというか、血まみれになりながら助け出してくれた海斗くんの立場がないというか…。
何も知らない人が見たら投身自殺にしか見えやしない。

さりげなく愛しの彼の好意を踏みにじりながらも、ユーリさん一行を探し当て、戦闘開始。
今回の敵は、歌声を吸い込む「セイレーンの壷」を持参。
これでマーメイドの歌声も怖くない!

とはいえ、エネルギー吸収系アイテムのお約束どおり、あっさり許容量オーバー。
身も蓋もなく粉砕し、ぴちぴちボイスが貫通。
アンコールはいかが?

そんなこんなで無事に敵は撃退。けれど海斗くんの意識はなかなか戻らず。
それを見たるちあさん、これ幸いと添い寝開始。
とうとう同衾して一夜を過ごしてしまいました。なにこの教育に悪いアニメ。


ラストシーン。

るちあさん:
 「聞いて♪ 胸の♪ 弾けて飛び散るなんだろう?」

何度聞いても背筋の寒くなる曲を熱唱するるちあさん。

にこらさん:
 「いやあ、アイドルショーを始めただけでこんなにお客さんが~♪」

冒頭の財政難解決。
とうとう生活のために歌いだしたところで番組終了。
アンコールはいかが?


マーメイド メロディー ぴちぴちピッチ Vol.4(左画像)
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.4

(右画像)
マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ オリジナルサウンドトラック1
マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ オリジナルサウンドトラック1

…改めて見返してみると、確かにこの回、今までの話と比べると格段に出来がいいです。
要所要所が破綻してますが、構成的にはちゃんとお話になってる。すごい。まるで「ぴっち」じゃないみたい。

ついでに余談ですが、この回のユーリさんの可愛らしさは異常。
あと、密かにユーリさんとヒッポくんの初顔合わせです。
これが後の悲恋の始まりだなんて誰が予想したことか。

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