【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]
【追記:2022年3月】
[「黒の協奏曲」の感想を改めて書きました。リンク]
私が初めて「ぴっち」を見たのが第11話。
そして、二度目に見たのが第27話。
そのときの衝撃が、今の「ぴっち」に対する高評価の源泉になってる気がします。
…第27話、それは「ぴっち」世界に革命が起こったとき。
・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第27話「信じる心」
前回、4人目のマーメイドプリンセスが降臨。
極海姉妹の妹、紫のかれんさん。
これでマメプリが4人揃ったと喜ぶるちあさんたちですが、かれんさんは冷たく言い放ちます。
かれんさん:
「誰があんたたちの…仲間になるなんて冗談じゃないわ!
いざとなったら友達を見捨てて逃げるくせに。
そうよねぇリナ?」
わざわざ名指しでリナさんを挑発。
言い返そうとするリナさんですが、かれんさんの次の一言で沈黙。
「わたしは北極海のノエルの双子の妹だ」。
リナさんは以前、国を滅ぼされた際に、ノエルさんに救ってもらった過去があります。
その際に身代わりとなったノエルさんは敵の手に。
この事実を突きつけられ、リナさんは返す言葉もなし。
その頃、海の底。ガイトさんの謁見の場にて。
謎の二人組:
「こんな魅惑の夜にお会いできて光栄ですわ」
「いつお声がかかるかと待ちくたびれていましたわ」
新しい敵幹部が登場。
その不敵な笑みに、大地が震えます。
そしてナイスなタイミングで地震速報。『震度3 岩手県沿岸部』。
いかにも別格な雰囲気を漂わせる二人組は、単独行動を取っているかれんさんを急襲、捕獲。
彼女を救うべく、るちあ、波音、リナの三人は追跡開始。
早速接敵した新キャラは、それぞれ、ブラックビューティシスターズ(略称:BBS)のシスターシェシェ、シスターミミと名乗ります。
シェシェ&ミミ:
「深海フラッシュ!」
その言葉と共に、周囲の深海魚が発光。るちあさんたちの目をくらませます。
シェシェ&ミミ:
「あっはっはっはっ♪」
慌てふためくるちあさんたちを見て、BBSは爆笑。
って、ただの挑発かよ、今の目くらまし。
…なんて不遜な態度。魅惑のぴちぴちボイスを持つ人魚さんたちに対し、そんな余裕な態度を取るなんて!
リナさん:
「私たちをなめやがって…!」
るちあさん:
「ぴちぴちボイスでライブスタート!!」
人魚さんから怒りの「Super Love Songs!」が放たれる。
るちあさん:
『あーいをつたえて、すーぱそん♪』
嗚呼、せっかく登場した新キャラなのに。
即行でぴちぴちボイスの餌食になるなんて可哀想過ぎる…。
視聴者によぎる落胆と憐憫。
……しかし。
シェシェ&ミミ:
「♪」(爪のお手入れ中)
「ふわぁ…」(大あくび)
効いてない!そんな馬鹿な!
るちあさん:
『勇気をくれる、あーいーのうーたー♪』
笑顔で熱唱するるちあさんたち。
それを平然と聞き流すBBS。
物凄く間抜けな構図です。なるほど、歌が効かないとこんな絵面になるのか。
結局、最後まで歌いきったところで、ようやくるちあさんたちも異常事態を感知。
るちあさん:「私たちの歌が聞かないの?」
波音さん: 「余裕な顔して笑ってるわ!」
リナ姐さん:「なんてやつらだ!」
な ん て や つ ら だ
視聴者の心境を見事に代弁。
今まで無敵を誇った「ぴちぴちボイス」の直撃を受けて無傷。
まさに、なんてやつらだ。
しかし、真の絶望はこれからでした。
シスターシェシェ:「そちらのステージはもう終わったのかしら?」
シスターミミ: 「だったら今度はこっちのライブね!」
今 度 は こ っ ち の ラ イ ブ ね !
言葉が脳に届き、恐怖を伝える暇すらなく。
ぴかーん!
BBSの周囲に展開される、深紅のライブステージ。
るちあさん:「え?」
波音さん: 「なに?」
リナ姐さん:「まさか!?」
ま さ か ! ?
リナ姐さんの叫びがシンクロしっぱなし。
シェシェ&ミミ:
「It's Show Time!」
シェシェ&ミミ:
『Voice in the Dark! 闇のフォリア!』
るちあさん:
「ぅぎゃぁあぁあぁぁあっっっ!!」
BBSから放たれる、まさかのライブ攻撃に、るちあさんたち、絶叫。
お歌が歌えるのは人魚さんの特権だったはずなのに、敵まで歌いだす日が来るなんて…。
しかも人魚さんよりも歌が上手い!
シェシェ&ミミ:
『平和なんてまぼろし 鏡に映らぬまやかし…!』
「強敵の出現!」な展開は沢山ありますが、ここまでどうしようもない状況は見たことがありません。
こちらのライブは一切通じず、相手のライブは直撃。
これまで25話にも渡り、散々ライブ攻撃で相手を蹂躙してきただけに、いざ同じことをやり返されると勝てる気がしねぇ。
シェシェ&ミミ:
『心にある魔力をいたずらな媚薬に変えて…!』
るちあさん:
「ぁか…! が!ぁ…!」
少しでもダメージを減らそうと、必死に耳を押さえるも効果なし。
絶対防御のはずのライブステージを易々と貫通し、るちあさんたちを襲うライブ攻撃。
るちあさんたちにできるのは、ただ苦悶の叫びを上げ、のた打ち回ることのみ。
…このパターンは絶対に勝てません。
だって、そうやって人魚さんたちが相手を粉砕するところを嫌というほど見てきたもの。
そうか、今までの人魚さんたちの傍若無人な戦闘シーンは、これのための伏線だったのか。
BBSが歌い終わったときには、人魚さん達は虫の息。
「ぴちぴちピッチ 完」、誰もがそう思ったとき、かれんさんの真珠が発光。
ノエル姉さんを救うために溜め込んできたパワーを解き放つと、BBSを一時的に足止めします。
かれんさん:
「今のうちに逃げるのよ!!」
その言葉に、るちあさんたちは躊躇せず、即行でかれんさんを見捨てて逃亡。
まぁ、どう転んでも勝ち目のない状況。逃げるのが最善手ではあるのですが…。
かれんさんの冒頭の台詞「いざとなったら友達を見捨てて逃げるくせに」、奇しくもその通りになってしまった。
次回は「KIZUNA」。
第2クール最終話、これでいよいよ折り返し点。
これ以後、今までの戦力バランスは完全に崩壊。激闘編の始まりです。
なお、本放送当時、ライブ攻撃にもがき苦しむるちあさんたちを見た人たちの感想。
「今までお前たちがやってきたことだろ」「因果応報」「スカっとした」「笑いすぎて腹が痛い」「人にやられたら嫌なことはしないようにしましょう」
…全面的に同意。人魚さんたちの愛されぶりに涙が出そうです。
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]
【追記:2022年3月】
[「黒の協奏曲」の感想を改めて書きました。リンク]
私が初めて「ぴっち」を見たのが第11話。
そして、二度目に見たのが第27話。
そのときの衝撃が、今の「ぴっち」に対する高評価の源泉になってる気がします。
…第27話、それは「ぴっち」世界に革命が起こったとき。
・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第27話「信じる心」
前回、4人目のマーメイドプリンセスが降臨。
極海姉妹の妹、紫のかれんさん。
これでマメプリが4人揃ったと喜ぶるちあさんたちですが、かれんさんは冷たく言い放ちます。
かれんさん:
「誰があんたたちの…仲間になるなんて冗談じゃないわ!
いざとなったら友達を見捨てて逃げるくせに。
そうよねぇリナ?」
わざわざ名指しでリナさんを挑発。
言い返そうとするリナさんですが、かれんさんの次の一言で沈黙。
「わたしは北極海のノエルの双子の妹だ」。
リナさんは以前、国を滅ぼされた際に、ノエルさんに救ってもらった過去があります。
その際に身代わりとなったノエルさんは敵の手に。
この事実を突きつけられ、リナさんは返す言葉もなし。
その頃、海の底。ガイトさんの謁見の場にて。
謎の二人組:
「こんな魅惑の夜にお会いできて光栄ですわ」
「いつお声がかかるかと待ちくたびれていましたわ」
新しい敵幹部が登場。
その不敵な笑みに、大地が震えます。
そしてナイスなタイミングで地震速報。『震度3 岩手県沿岸部』。
いかにも別格な雰囲気を漂わせる二人組は、単独行動を取っているかれんさんを急襲、捕獲。
彼女を救うべく、るちあ、波音、リナの三人は追跡開始。
早速接敵した新キャラは、それぞれ、ブラックビューティシスターズ(略称:BBS)のシスターシェシェ、シスターミミと名乗ります。
シェシェ&ミミ:
「深海フラッシュ!」
その言葉と共に、周囲の深海魚が発光。るちあさんたちの目をくらませます。
シェシェ&ミミ:
「あっはっはっはっ♪」
慌てふためくるちあさんたちを見て、BBSは爆笑。
って、ただの挑発かよ、今の目くらまし。
…なんて不遜な態度。魅惑のぴちぴちボイスを持つ人魚さんたちに対し、そんな余裕な態度を取るなんて!
リナさん:
「私たちをなめやがって…!」
るちあさん:
「ぴちぴちボイスでライブスタート!!」
人魚さんから怒りの「Super Love Songs!」が放たれる。
るちあさん:
『あーいをつたえて、すーぱそん♪』
嗚呼、せっかく登場した新キャラなのに。
即行でぴちぴちボイスの餌食になるなんて可哀想過ぎる…。
視聴者によぎる落胆と憐憫。
……しかし。
シェシェ&ミミ:
「♪」(爪のお手入れ中)
「ふわぁ…」(大あくび)
効いてない!そんな馬鹿な!
るちあさん:
『勇気をくれる、あーいーのうーたー♪』
笑顔で熱唱するるちあさんたち。
それを平然と聞き流すBBS。
物凄く間抜けな構図です。なるほど、歌が効かないとこんな絵面になるのか。
結局、最後まで歌いきったところで、ようやくるちあさんたちも異常事態を感知。
るちあさん:「私たちの歌が聞かないの?」
波音さん: 「余裕な顔して笑ってるわ!」
リナ姐さん:「なんてやつらだ!」
な ん て や つ ら だ
視聴者の心境を見事に代弁。
今まで無敵を誇った「ぴちぴちボイス」の直撃を受けて無傷。
まさに、なんてやつらだ。
しかし、真の絶望はこれからでした。
シスターシェシェ:「そちらのステージはもう終わったのかしら?」
シスターミミ: 「だったら今度はこっちのライブね!」
今 度 は こ っ ち の ラ イ ブ ね !
言葉が脳に届き、恐怖を伝える暇すらなく。
ぴかーん!
BBSの周囲に展開される、深紅のライブステージ。
るちあさん:「え?」
波音さん: 「なに?」
リナ姐さん:「まさか!?」
ま さ か ! ?
リナ姐さんの叫びがシンクロしっぱなし。
シェシェ&ミミ:
「It's Show Time!」
シェシェ&ミミ:
『Voice in the Dark! 闇のフォリア!』
るちあさん:
「ぅぎゃぁあぁあぁぁあっっっ!!」
BBSから放たれる、まさかのライブ攻撃に、るちあさんたち、絶叫。
お歌が歌えるのは人魚さんの特権だったはずなのに、敵まで歌いだす日が来るなんて…。
しかも人魚さんよりも歌が上手い!
シェシェ&ミミ:
『平和なんてまぼろし 鏡に映らぬまやかし…!』
「強敵の出現!」な展開は沢山ありますが、ここまでどうしようもない状況は見たことがありません。
こちらのライブは一切通じず、相手のライブは直撃。
これまで25話にも渡り、散々ライブ攻撃で相手を蹂躙してきただけに、いざ同じことをやり返されると勝てる気がしねぇ。
シェシェ&ミミ:
『心にある魔力をいたずらな媚薬に変えて…!』
るちあさん:
「ぁか…! が!ぁ…!」
少しでもダメージを減らそうと、必死に耳を押さえるも効果なし。
絶対防御のはずのライブステージを易々と貫通し、るちあさんたちを襲うライブ攻撃。
るちあさんたちにできるのは、ただ苦悶の叫びを上げ、のた打ち回ることのみ。
…このパターンは絶対に勝てません。
だって、そうやって人魚さんたちが相手を粉砕するところを嫌というほど見てきたもの。
そうか、今までの人魚さんたちの傍若無人な戦闘シーンは、これのための伏線だったのか。
BBSが歌い終わったときには、人魚さん達は虫の息。
「ぴちぴちピッチ 完」、誰もがそう思ったとき、かれんさんの真珠が発光。
ノエル姉さんを救うために溜め込んできたパワーを解き放つと、BBSを一時的に足止めします。
かれんさん:
「今のうちに逃げるのよ!!」
その言葉に、るちあさんたちは躊躇せず、即行でかれんさんを見捨てて逃亡。
まぁ、どう転んでも勝ち目のない状況。逃げるのが最善手ではあるのですが…。
かれんさんの冒頭の台詞「いざとなったら友達を見捨てて逃げるくせに」、奇しくもその通りになってしまった。
次回は「KIZUNA」。
第2クール最終話、これでいよいよ折り返し点。
これ以後、今までの戦力バランスは完全に崩壊。激闘編の始まりです。
(左画像) マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.8 (右画像) 太陽の楽園~Promised Land~<ぴちぴちピッチオープニングテーマ> |
なお、本放送当時、ライブ攻撃にもがき苦しむるちあさんたちを見た人たちの感想。
「今までお前たちがやってきたことだろ」「因果応報」「スカっとした」「笑いすぎて腹が痛い」「人にやられたら嫌なことはしないようにしましょう」
…全面的に同意。人魚さんたちの愛されぶりに涙が出そうです。