穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第27話「信じる心」

2006年07月10日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

【追記:2022年3月】
[「黒の協奏曲」の感想を改めて書きました。リンク]

私が初めて「ぴっち」を見たのが第11話。
そして、二度目に見たのが第27話。
そのときの衝撃が、今の「ぴっち」に対する高評価の源泉になってる気がします。

…第27話、それは「ぴっち」世界に革命が起こったとき。

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第27話「信じる心」

前回、4人目のマーメイドプリンセスが降臨。
極海姉妹の妹、紫のかれんさん。
これでマメプリが4人揃ったと喜ぶるちあさんたちですが、かれんさんは冷たく言い放ちます。

かれんさん:
 「誰があんたたちの…仲間になるなんて冗談じゃないわ!
  いざとなったら友達を見捨てて逃げるくせに。
  そうよねぇリナ?」

わざわざ名指しでリナさんを挑発。
言い返そうとするリナさんですが、かれんさんの次の一言で沈黙。
「わたしは北極海のノエルの双子の妹だ」。

リナさんは以前、国を滅ぼされた際に、ノエルさんに救ってもらった過去があります。
その際に身代わりとなったノエルさんは敵の手に。
この事実を突きつけられ、リナさんは返す言葉もなし。


その頃、海の底。ガイトさんの謁見の場にて。

謎の二人組:
 「こんな魅惑の夜にお会いできて光栄ですわ」
 「いつお声がかかるかと待ちくたびれていましたわ」

新しい敵幹部が登場。
その不敵な笑みに、大地が震えます。
そしてナイスなタイミングで地震速報。『震度3 岩手県沿岸部』。


いかにも別格な雰囲気を漂わせる二人組は、単独行動を取っているかれんさんを急襲、捕獲。
彼女を救うべく、るちあ、波音、リナの三人は追跡開始。
早速接敵した新キャラは、それぞれ、ブラックビューティシスターズ(略称:BBS)のシスターシェシェ、シスターミミと名乗ります。

シェシェ&ミミ:
 「深海フラッシュ!」

その言葉と共に、周囲の深海魚が発光。るちあさんたちの目をくらませます。

シェシェ&ミミ:
 「あっはっはっはっ♪」

慌てふためくるちあさんたちを見て、BBSは爆笑。
って、ただの挑発かよ、今の目くらまし。
…なんて不遜な態度。魅惑のぴちぴちボイスを持つ人魚さんたちに対し、そんな余裕な態度を取るなんて!

リナさん:
 「私たちをなめやがって…!」
るちあさん:
 「ぴちぴちボイスでライブスタート!!」

人魚さんから怒りの「Super Love Songs!」が放たれる。

るちあさん:
 『あーいをつたえて、すーぱそん♪』

嗚呼、せっかく登場した新キャラなのに。
即行でぴちぴちボイスの餌食になるなんて可哀想過ぎる…。
視聴者によぎる落胆と憐憫。

……しかし。

シェシェ&ミミ:
 「♪」(爪のお手入れ中)
 「ふわぁ…」(大あくび)

効いてない!そんな馬鹿な!

るちあさん:
 『勇気をくれる、あーいーのうーたー♪』

笑顔で熱唱するるちあさんたち。
それを平然と聞き流すBBS。
物凄く間抜けな構図です。なるほど、歌が効かないとこんな絵面になるのか。

結局、最後まで歌いきったところで、ようやくるちあさんたちも異常事態を感知。

るちあさん:「私たちの歌が聞かないの?」
波音さん: 「余裕な顔して笑ってるわ!」
リナ姐さん:「なんてやつらだ!」

 な ん て や つ ら だ

視聴者の心境を見事に代弁。
今まで無敵を誇った「ぴちぴちボイス」の直撃を受けて無傷。
まさに、なんてやつらだ。

しかし、真の絶望はこれからでした。

シスターシェシェ:「そちらのステージはもう終わったのかしら?」
シスターミミ:  「だったら今度はこっちのライブね!」

 今 度 は こ っ ち の ラ イ ブ ね !

言葉が脳に届き、恐怖を伝える暇すらなく。
ぴかーん!
BBSの周囲に展開される、深紅のライブステージ。

るちあさん:「え?」
波音さん: 「なに?」
リナ姐さん:「まさか!?」

 ま さ か ! ?

リナ姐さんの叫びがシンクロしっぱなし。

シェシェ&ミミ:
 「It's Show Time!」

シェシェ&ミミ:
 『Voice in the Dark! 闇のフォリア!』
るちあさん:
 「ぅぎゃぁあぁあぁぁあっっっ!!」


BBSから放たれる、まさかのライブ攻撃に、るちあさんたち、絶叫。
お歌が歌えるのは人魚さんの特権だったはずなのに、敵まで歌いだす日が来るなんて…。
しかも人魚さんよりも歌が上手い!

シェシェ&ミミ:
 『平和なんてまぼろし 鏡に映らぬまやかし…!』

「強敵の出現!」な展開は沢山ありますが、ここまでどうしようもない状況は見たことがありません。
こちらのライブは一切通じず、相手のライブは直撃。
これまで25話にも渡り、散々ライブ攻撃で相手を蹂躙してきただけに、いざ同じことをやり返されると勝てる気がしねぇ。

シェシェ&ミミ:
 『心にある魔力をいたずらな媚薬に変えて…!』
るちあさん:
 「ぁか…! が!ぁ…!」

少しでもダメージを減らそうと、必死に耳を押さえるも効果なし。
絶対防御のはずのライブステージを易々と貫通し、るちあさんたちを襲うライブ攻撃。
るちあさんたちにできるのは、ただ苦悶の叫びを上げ、のた打ち回ることのみ。

…このパターンは絶対に勝てません。
だって、そうやって人魚さんたちが相手を粉砕するところを嫌というほど見てきたもの。
そうか、今までの人魚さんたちの傍若無人な戦闘シーンは、これのための伏線だったのか。

BBSが歌い終わったときには、人魚さん達は虫の息。
「ぴちぴちピッチ 完」、誰もがそう思ったとき、かれんさんの真珠が発光。
ノエル姉さんを救うために溜め込んできたパワーを解き放つと、BBSを一時的に足止めします。

かれんさん:
 「今のうちに逃げるのよ!!」

その言葉に、るちあさんたちは躊躇せず、即行でかれんさんを見捨てて逃亡。
まぁ、どう転んでも勝ち目のない状況。逃げるのが最善手ではあるのですが…。
かれんさんの冒頭の台詞「いざとなったら友達を見捨てて逃げるくせに」、奇しくもその通りになってしまった。


次回は「KIZUNA」。
第2クール最終話、これでいよいよ折り返し点。
これ以後、今までの戦力バランスは完全に崩壊。激闘編の始まりです。


マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.8(左画像)
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.8

(右画像)
太陽の楽園~Promised Land~<ぴちぴちピッチオープニングテーマ>
太陽の楽園~Promised Land~<ぴちぴちピッチオープニングテーマ>

なお、本放送当時、ライブ攻撃にもがき苦しむるちあさんたちを見た人たちの感想。

 「今までお前たちがやってきたことだろ」「因果応報」「スカっとした」「笑いすぎて腹が痛い」「人にやられたら嫌なことはしないようにしましょう」

…全面的に同意。人魚さんたちの愛されぶりに涙が出そうです。
コメント (4)
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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第26話「かれんの唄」

2006年07月10日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

戦隊モノ、ヒーローモノのお約束、中盤から入る新メンバー。
カラーリングで言うならシルバーやブラック、ゴールド等。
先輩キャラだったり、ライバルだったりで、基本性能はレギュラー陣よりも上。

そんな4人目キャラが、我らが「ぴっち」にもついに登場。

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第26話「かれんの唄」

サーフィンの全国大会に参加するため、るちあさん他いつもの面々は南の島へ。
以前、作画が死んだ際に登場し、るちあさんを口説いてた西日本チャンピオンの彼も再出番。
そして、今回も作画は崩壊気味で使いまわし多数。彼はつくづく運がない。

さて、いつもマメプリにやられてばかりの敵幹部「ダークラヴァーズ」の4人は、必死になって対策を考えます。
あっちは3人。こっちは4人。完璧に連携が取れれば勝てるはず…!
まぁ、エリア兵器のぴちぴちボイスに対し、徒党を組んで何の意味があるのかは疑問ですが、決死の覚悟で挑む彼女たち、いつもとは違います。

るちあさん:
 「ぴちぴちボイスでライブスタート!!」

流れ出す前奏。が、歌わせるまいとDLの4人の攻撃が炸裂。
マリアさんの冷気が3人を凍らせ、ユーリさんのサイコキネシスがそれを振動、そこにエリルさんの昆布とイズールさんの水竜がアタック。
連続攻撃の前に、るちあさんたちを包む光の球が砕け散る…!

るちあさん:
 「ライブステージが破られた!?」

 ラ イ ブ ス テ ー ジ っ て な ん で す か ?

突然出てきた専門用語。
前後の状況から察して、今まで敵の物理攻撃を身も蓋もなく防いできた光の球壁のことなんでしょうけど…。
「ライブステージ」、今後一切説明されることもなく、これからは周知の単語として平然と使われるようになります。

(「おねがいマイメロディ」を知ってる人なら、あれの最終回を思い出してもらえれば話は早いです。
ラスボスの物理攻撃に、度々唄を中断させられていた様子を見て、「ぴっち」ファンはみんな思ったものです。
「ライブステージってなんて偉大だったんだろう」と。)

ライブステージを破られ、頼みのぴちぴちボイスは不発。
こうなっては人魚さんたちに勝ち目はありません。
DLの皆さんの、積年の恨みが炸裂。

マリアさん:
 「ダークラヴァーズ・ブリリアントコンビネーション!」
イズールさん:
 「今までの恨み、たっぷりと晴らさせてもらうよ!!」

絶対絶命のそのとき、突如、響き渡る神秘の言葉。

かれんさん:
 「パープルパールボイス!!」

ついに現れた「4人目」、かれんさん降臨。
【桐島かれん】
      ,--ー、       
     ((//jヽ)      
     从゜ ー゜ハ    
     (⊂vr+jつ†    
   (((( l__! )) ))
   ∫∫UU ∫∫    

 南極海のマーメイドプリンセス(紫)
 専用曲:オーロラの風に乗って

 紫色は高貴な者の証。
 7人のマーメイドプリンセスの中で、最も高いカリスマを誇り、視聴者から絶大な支持を受けるお姉さん。
 ドリルのような髪の毛と、伸縮自在の胸をバスタオルで包んだ彼女は恐怖の象徴。
 歌うしか脳のない小娘どもとは訳が違う。
 徒手空拳で敵と渡り合うその姿は、まさに雄雄しいの一言です。

 もちろん、肝心のお唄の方もばっちり。
 「ぴちぴちボイス」など生ぬるい。彼女に捧げられた称号は「デスボイス」。
 特にソロ曲「オーロラの風に乗って」は海外サイトでも「cursed song」と呼ばれ絶賛の嵐。

 北極海のノエルさんとは、「時を同じくして別の場所で生まれた双子」。
 それのどこが「双子」なのかとか、魚の産卵数を考えたら双子どころか億子くらいいそうだとか、いろいろ疑問はありますが、かれんさんが怖いので黙ります。
 一応、かれんさんが妹、ノエルさんが姉。

 中の人は、「Voice in the Live」の出演者。
 「生であのお唄が聴ける」と分かったときのファンの発狂ぶりはすさまじく、即座に「オーロラ」用のコール動画が作られたほど。
 今年もきっと、会場内は怒涛のかれん様コールで埋め尽くされることになるはず…。

かれんさん:
 「ななぃ・のかぜにれ、て~♪」

愚かで矮小なDL&るちあさんたちに降り注ぐ「デスボイス」。

るちあさん:
 「あれが…4人目の…」
波音さん:
 「マーメイドプリンセス…」

唖然として見守るるちあさんたち。
あまりのデスボイスぶりに、敵味方揃ってぽかんと眺めることしかできません。
しかし、暢気にしていられたのもわずかな間。

ダークラヴァーズの皆さん:
 「ぐっ!?」「あ…あぁ…」「やめてー!?」「うぅあ!!」

心臓を押さえ、激痛に喘ぐ者。救いを求めて悲鳴を上げる者。
DLの皆さん、一瞬にして壊滅。
まさに地獄絵図そのものの光景に、るちあさんたちも顔面蒼白。

断末魔の叫びを残してDLさんたちが退却したその後。
恐怖で身動きできないるちあさんたちの前に、ライブステージを纏いつつ、悠然と降り立つかれんさん。
戦慄が視聴者にも走ったところで、次回へ。


ポニーキャニオン マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.7(左画像)
ポニーキャニオン マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.7

(右画像)
太陽の楽園~Promised Land~<ぴちぴちピッチオープニングテーマ>
太陽の楽園~Promised Land~<ぴちぴちピッチオープニングテーマ>

なお、中の人ご本人の名誉のために言うと、かれんさんのデスボイスぶりは気合を入れすぎた&キャラ声で無理した結果の模様。
実際、「ぴっち」以外ではまともに唄を披露しています。
まぁ、「ぴっち」ファンの間では「唄が上手くなったら困る」「これ以上、他の唄を歌わせるな」と悲鳴があがっていますが…。

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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第25話「月光の少年」

2006年07月10日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

前にOPの紹介をやったんで、片割れのEDも紹介。

【大事な宝箱】
 るちあさんの中の人、中田あすみさんによるソロソング。
 初期に作られた歌の上、中田さんの音域からすると(おそらく)高音、しかもキャラ声というハンデのせいで、かなりのぴちぴちボイスぶり。
 でも個人的には、るちあさんのソロとしては一番好き。

  『大丈夫よ、二人ならきっとできるはず…!』
  『宝箱の鍵、一つあげるよ真珠色のマジック』
  『会えない時間も胸に届くよ、いつも忘れないでいて』

 どこぞに軟禁されての、徹夜続きの修羅場とかに思い出すといい感じ。
 ラストフレーズの『強い勇気に変わってゆくよ。ずっと好きと言える…!』も素敵です。
 そう、どんなにぴちぴちボイスだろうと、内容が破綻していようと、それでも好きと言えるのです。素晴らしきかな「ぴっち」。

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第25話「月光の少年」

深夜、買い物に出かけたるちあさんたちは、原画・牧内ももこなせいでとんでもないことになってる立派な何かを揺らしながら家路へと急ぎます。

波音さん:
 「るちあが夕飯のあとにどうしてもスイカシャーベットが食べたいーなんて言うから!」
るちあさん:
 「波音だってマンゴーアイスがないーってコンビニはしごしたくせに!」
波音さん:
 「だって毎日太郎ちゃんに会ってるとマンネリって感じで別の刺激が欲しくなっちゃうんだもん」

るちあさんと波音さんで会話が成立していないような気がちょっとだけしますが、気にしない。
そんな波音さんの目に、浜辺で月夜に照らされてる美しい少年の姿が。
新しい刺激発見!とばかり、早速波音さんは声をかけてみます。

波音さん:
 「ちょっとー!そこの男の子ー!」

けれど、貞操の危機を感じたか、少年は即座に逃亡。
逃げるものは追いかけるのが魚の習性、「せっかくの美少年を逃がしてたまるか」と問答無用で追撃開始。
やがて少年は小屋の中に逃げ込み篭城。

波音さん:
 「鍵がかかってる!! こうなったら!!」

波音さん、激昂すると小屋の扉の破壊を開始。
何がそこまで彼女を駆り立てるのか。
この娘の暴走振りには拍車がかかるばかり。

しかし、押し倒す気満々で突入した小屋の中にいたのは、ペンギンのヒッポくんのみ。
あの少年はどこにいったのか。
そして、何者なのか。

…まぁ、言うまでもなくヒッポくんの人間態なんですが。

そんなわけでヒッポくんにも人間verが追加されました。
容姿は上々、おかげでこれまで酷い扱いを受け続けてきた彼にも春がやってきました。
やっぱり生き物、見た目が大事。

その頃、海の底。

ユーリさん:
 「ユーリ、ちょっとお洒落してみたんですの。いかがですか?」

敵幹部・ユーリさんがガイトさんに媚を売っていました。
髪型をツインテールに変え、いつものゴスロリから普通の服にチェンジ。
服装の気合の入り方はむしろダウンしてるような気もしますが、可愛らしいことこの上なし。

ガイトさん:
 「そんなお洒落などより、お前のやるべきことは他にあるだろう!」

超正論だ。
でもこのときのガイトさん、昼間から暢気にバラ風呂につかってくつろぎ中。説得力絶無です。
無能な上司に冷たくあしらわれ、ユーリさんは泣きながら地上へ。

…そして出会う二人。

ヒッポくん:
 (か、可愛い…)
ユーリさん:
 「…あなたといると安心しますわ」

一目でお互い、恋に落ちました。
しかし悲しいかな、二人は敵同士。
すぐにその事実は判明し、戦闘の場で対峙することに。

ヒッポくん:
 「あなたみたいな可愛い女の子がこんな酷いことをしてはいけません!」
ユーリさん:
 「ヒッポさん、やっぱりあなたはマーメイドプリンセスの仲間だったのですね…」

ユーリさんから放たれる悲しい攻撃がヒッポくんを直撃。
傷つく愛しい人の姿に、ユーリさんの心も悲鳴をあげます。
が、そんなせつない空気は一切読まないるちあさんたち、即行で全力戦闘開始。

るちあさん:
 「絶対に許さないわよ!ピンクパールボイス!」

いつもとちょっと違う感じのイントネーションで変身台詞を言い放つと、必殺のライブ攻撃を放ちます。

るちあさん:
 『深い海の底でも、この手を離さないでー♪ 絶対♪』

高らかと愛を歌い上げつつ、悲恋の当事者を容赦なく攻撃するるちあさん。
悪魔のようなその笑顔に、ユーリさんも懸命に反撃を試みようとしますが…。
脳裏によぎるのはヒッポくんの言葉。

『あなたみたいな可愛い女の子がこんな酷いことをしてはいけません!』

攻撃を躊躇し、動きの止まったユーリさんに降り注ぐぴちぴちボイスの雨。

るちあさん:
 『勇気をくれる愛の歌ー♪』
ユーリさん:
 「うぅ、ぐぅっっ!!」

勇気どころか絶望しかもたらなさいぴちぴちボイスを前に、ユーリさんは激痛にのた打ち回り、退場。
ヒッポくんの『可愛い女の子がこんな酷いことを…』の言葉の直後にこの行為。
るちあさんたち、可愛い顔して鬼のように酷いことをしやがる。

その夜。
ヒッポくんは傷ついた体を引きずり、ユーリさんと初めて出会ったあの場所へ。
そこには傷心のユーリさんの姿も。

決して結ばれることのない悲しい恋。
二人は顔をあわせることもなく、扉越しに言葉をかけあいます。

ヒッポくん:
 「私たちはまだ結ばれない運命。
  でも、いつか必ず、めぐり合えるときが来ます。そのときを信じて」
ユーリさん:
 「…ええ、しばしのお別れですわね。
  さよならは言いません。
  またお会いできる日まで、お元気で…ヒッポさん…」

マスコットキャラと敵幹部、しかも最年少組の二人による恋愛ネタが一番シリアス…というなんだかな「ぴっち」。
「るちあと海斗がどうなろうと知ったことじゃないけど、ヒッポとユーリには幸せになって欲しい」の声多数。
その声に応え、「続き」はちゃんと描かれることになるのですが…。


ポニーキャニオン マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.7(左画像)
ポニーキャニオン マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.7

(右画像)
コミック ぴちぴちピッチ(3)
ぴちぴちピッチ(3)

ところで今回の話、以下のようなシーンがあります。

  真珠レーダーをヒッポが落とす
 →それをユーリが拾得
 →本拠地に帰ったユーリ、レーダーが捕獲済みのマメプリに反応することを知る
 →「ヒッポさんはマーメイドの仲間?」

でも、そのレーダー、あくまで「真珠」に反応するんであって「マーメイド」に反応するわけではありません。
既に真珠を取り上げられ済のマメプリに反応するのは奇妙なのですが、まぁ、「ぴっち」だし。
きっとガイトさんが、戯れに真珠を返してあげてたとか、そんなとこで納得します。

なお、件の真珠レーダー、海の中で再びユーリさんが落とし、別の人の手に渡ります。このアニメの登場人物は物を落としすぎだ。

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売上げ伸びたらイイナ!

2006年07月10日 | アニメ・日曜朝 感想その他
・おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~ 第15話「活躍できたらイイナ!」

今回のサブタイトルは「活躍できたらイイナ!」。マイナーキャラの魂の叫びが聞こえます。
しかし不遇の扱いを受けるのは人間主人公の歌ちゃんも同じ。
劇中こそ、主人公の立場にいる彼女ですが、その待遇は酷いもの。

なまじ主役の座にいるせいでストーリーテラーに徹せさせられること多数の歌ちゃん。
マイメロやクロミさんと違い、サンリオ正社員ではない歌ちゃん。
各種ぬいぐるみをガンガン作ってもらえるマイメロと比べ、いつまでたっても商品化されない歌ちゃん。

そんな彼女もようやくフィギュア化が決定。
嗚呼、この日をどれだけ待ち望んだことか。
いつもひもじい思いをしている歌ちゃんも、これで売上げが伸びれば、マイメロの顔色を伺うばかりの生活ともおさらばです。

まぁ、同じく発売のクルミさんに圧敗する悲惨な未来が見え隠れしますけど。
なにせフィギュアを買うようなファン層限定で人気投票したらクルミさんに勝てる気がしません。
「両方買う」という人はいても、「歌ちゃんだけ買う」という人は少なそうです。逆は沢山いそうだけど!

…そんな薄幸な歌ちゃんが、私は大好きです。


以下、今週の感想…と思ったのだけれど、印象に残ったのが「いつもと違う感じのお召し物を着ていた歌ちゃん」オンリーだった。
彼女は本当に服持ちです。
そして、マリーランド話はやっぱり地味だと思ってしまった。

つうか、よくよく考えたら、リズムくんはサンリオ正社員じゃないか。
歌ちゃんより格上です。哀れ、主人公。
まったく何が「活躍できたら!」だ。どうせ歌ちゃんよりもギャラは高いくせに。

ところで、「くるくるシャッフル」になってから、魔法での物理勝負と音符の色は無関係。
こうなると、構成上の捻りが消えるのがとても残念。なんか脚本担当に物凄く楽をされているような気が…。
既に第2クール突入ですが、まだまだ苦戦は続きそう。


次回は「初恋が実ったらイイナ!」。
…「実ったら」というサブタイと、次回予告から察するに、クロミさんの話に見せかけて先生の話?
マリーランドキャラがどう繋がるのか分かりませんが、上手く転がしてくれることに期待。


お願いマイメロディ/ 歌ちゃん with マイメロ PVCフィギュアお願いマイメロディ/ 歌ちゃん with マイメロ PVCフィギュア
お願いマイメロディ/ クルミ・ヌイ with クロミ PVCフィギュア
5,229円 → 3,920円

その他、マイメロ関連アイテム、および、同、オークション
お願いマイメロディ/ クルミ・ヌイ with クロミ PVCフィギュア

冒頭であんなことを書きつつ、正直、私もクルミさんの方が欲しいのですが…。
そこであえて「本当は欲しくないんだけど」と言いつつ歌ちゃんを買うのが正しい愛で方、と思ってみる。

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ぶっちゃけはっちゃけ直接対決

2006年07月10日 | アニメ・日曜朝 感想その他
・ふたりはプリキュア Splash Star 第22話「超オドロキ!満と薫の衝撃告白」

最近、土日は某カードゲームの大会で出歩いてるせいで更新が遅れがち…。


今日も霧生さんパートからお話開始。
プリキュアさんたちに感情移入し始めた二人は、アクダイカーンさんに任務の延期を嘆願します。
当然ながら一蹴されますが。

一方、表面的には平穏に過ぎていく学園生活。
ですが、先日、「満&薫=敵幹部」の結論にたどり着いた美翔さんにとっては、平穏どころの話ではありません。
死は身近に迫ってる。今まで、いかに不用意に生命を危機に晒していたかを思うと、背筋が凍る思いです。

何はさておき、この事実を日向さんに伝えないと…!
が、意を決して日向さんに真相を打ち明けようとした、まさにそのとき、霧生さんコンビ登場。
今一番会いたくない人物の登場に、ひくつきながら美翔さん、「部活に出てくる」と退席。
霧生さんに戦闘意思があったらゲームオーバーになりかねないのに、日向さんを一人にするとは…。
美翔さんのパニック振りがよく分かります。

とはいえ、混乱しているのは霧生さんコンビも同じ。
プリキュアは敵だし、ダークフォールの目的は全ての滅び。
でも…。


放課後。悩み続ける三人をよそに、日向さんは暢気に提案。

日向さん:
 「これから大空の樹に行かない?」

大空の樹は四人が初めて出会った想い出の場所。
そしていくら戦闘しても周囲には人がいない場所。
日向さんの発言は空気を読んでないのか、それとも完璧に読んだ上でのものか、かなり判断に迷います。

いつまでも先延ばしにすることは出来ない。
美翔さんは必死の形相で日向さんに真相を打ち明け…ようとしますが、身近に迫った危機を本能で察し、パニックになった謎生物のせいでなかなか伝えられず。
このシーンの異様なまでの緊迫感はなんだ。

一方、大空の樹の下で、とうとう霧生さんたちは認めます。
自分たちがプリキュアに対して抱いてしまった感情はなんなのか…。
しかし、それは自分たちとは相容れない感情。

霧生さん:
 「私たちはどこまでいっても」
 「誇り高き戦士…!」

決断。

謎生物:
 「来るチャピー!!」
日向さん&美翔さん:
 「デュアルスピリチュアルパワー!!」

しかし、変身完了したところに襲い掛かってきた相手は、友と呼んだあの娘。

花キュアさん:
 「待って!私たち、友達でしょ!?」

叫びも虚しく、直接戦闘開始。
果敢に肉弾戦を挑んでくる霧生さんたち。
反撃をためらい、ひたすら謎バリアを展開し、それを防ぐプリキュアさんたち。

……なんというか、バリアってとてもずるいです。ここは、ちゃんと横回転して避けて欲しかった。

羽キュアさん:
 「たとえ生きている世界が違っても、お互いに話し合って、理解しあって仲良くなれれば、友達になれるはず!」

正直、なぜ同じ説得をドロドロンさんやモエルンバさんにしてあげなかったのかが心残りですが、羽キュアさんも必死に対話。
霧生さんたちが日向さんの妹を救ったことなどを持ち出し、なんとか突破口を開きます。
動揺し始める霧生さんたち。

霧生さん:
 「黙れ、プリキュア!」
花キュアさん:
 「違う!
  私はプリキュアである前に日向咲!
  ずっと貴女たちのことを友達だと思ってきた」

花キュアさん改め日向さん、地味に物凄い発言。
「プリキュア」でそういう流れに持ってくるとは。
この日向さんの言葉に、とうとう霧生さんの心も揺れ動きますが…

霧生さん:
 「覚悟しろプリキュア!」

再度意を決して、二人が突撃したところで今回は終了。


…ウザイナーを呼ばないまま終わってしまいました。
これは霧生さんたちの命が一週間延びたと思っていいのでしょうか。
まぁ、来週にでも決着つきそうな雰囲気ですけど。

そんな来週は「ついに対決!脅威のアクダイカーン」…って、え?
直接対決ですか?
一応、あと数話で7つの泉も揃えられるし、終わろうと思えば終われる体勢。
確か、無印プリキュアは「人気が出なければ半年打ち切り」前提で、2クールで決着をつけましたが、実は今回もそのパターンだったんですか?
…密かに羽キュアさんや日向さんも、結構苦労してたんだなぁ。


ふたりはプリキュアスプラッシュスター(4)(左画像)
ふたりはプリキュアスプラッシュスター(4)

(右画像)
プリキュアSS うきわ

その他、プリキュア関連アイテム、および、同、オークション
プリキュアSS うきわ

そりゃあ、営業にも気合を入れないと…。


ところで、霧生さんが日向さんの妹さんと遭遇したシーン。

日向さん妹:
 「薫おねーさーん!」

…なんかこうも差をつけられると、満お姉さんがちょっと気の毒。
コメント (2)
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