MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

2011世界陸上・大邱大会。男子マラソンをテレビ観戦。

2011-09-04 | レース観戦・応援
川内の最後の走りは普通じゃない。

 結果から言うとケニアのキルイが2時間7分38秒という夏マラソンでは堂々たるタイムで世界陸上連覇。同じケニアの2位キプルトは2時間10分を越えており圧倒的なスピードでダントツの優勝。
 そんななか日本勢では堀端宏行が7位入賞を果たした。ゴール前のがんばりに思わず力が入り、タイムや順位以上に観戦しながら熱くなれた。いいレースだった。

 注目の川内優輝。2時間16分11秒。後半順位を着実に上げ18位でのフィニッシュと結果だけ見れば平凡だが、40㎞すぎの走りはやはり普通ではない。途中の苦しそうな表情はそのままだが、走りの力強さ、前傾したフォームは18位・2時間16分台の選手とは到底思えない。
 そしてもはや恒例とも言えるゴール直後の失神。担架搬送。本当に最後の最後まで全体力・全精神力を振り絞った結果なのだろうか。その先には大きなリスク--極論するなら「死」が待っていのではないかと考えてしまう。川内は考えないのか? なにかしら必ず戻ってこれるという確信があるのか? 川内は戻るための秘密を握っているのかもしれない。普通の人間は恐ろしくてそこまで追い込めない。足を踏み入れることができない。
 あの走りは普通ではない。

 上位3選手の記録合計で日本は団体銀メダルだそうだ。1、2フィニッシュのケニアがもちろん優勝。第1回大会から続くメダル獲得。ただ誰も狙ってないし、そのための戦略もないわけで何の意味があるのかわからない。ただし、もし失ったら悔しいのは悔しいんだろうな。日本人二番手の中本健太郎の地味ながら今回も失敗しなかった堅実なレースぶりがこの結果には大いに寄与したと思う。

 全選手お疲れさまでした。
コメント
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