ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎
上野の森美術館
驚異の色彩 抜群に美しい北斎、ボストンから来日!
ボストン美術館の浮世絵作品は門外不出と言われ、
近年までほとんど公開されたことがなかったために保存状態が極めて良好です。
今回の出品作品は、その中でも特に選りすぐられた140点。
まるで、いま摺りあがったかのような色鮮やかさです。
友人が新聞社に応募して、チケットが当たったのでと誘ってくれました。
友人はボストン美術館へ行ったけれど、これ程、見られないと言っていたし。
友人とは2年以上会っていなかったので、連絡してみようかなと思っていたところでした。
行ってみたら、長蛇の列でビックリ。これ程、並んだ展覧会って今までなかった
これらの浮世絵はボストン美術館にあり、日本人として少し悲しい気持ちもしましたが、
友人曰く、もし日本にあったら戦火で燃えてしまったかもしれないと言っていたので、
アメリカに行ったのは、今となれば良かったのでしょうね。
とっても混んでいたので、ゆっくり見ることはできませんでしたが、
北斎の有名な [ 神奈川沖裏 ] の浮世絵はじっくり見てきました。
世界の人々を魅了したこれは、21世紀の今の画家たちも描けないと思う~。
船が描かれているのも物語が感じられるし、私には凄いとしか言えない~
江ノ島、鎌倉あたりを描いたものも、幾つかありました。
私が娘の所に車で行く時に通る海沿いの道は、変わっていないように見えて嬉しかった。
小動(こゆるぎ)の地名もありました。
(信号機に書かれている、鎌倉時代からの歴史ある地名!)
北斎のことは、ほとんど知らなかったけれど、質素な暮らしだったそうです。
浮世絵を描くことが、彼にとっては一番の贅沢だったのでしょうね。
超人気の展覧会です~。