たまたまTVを見たら、Eテレで第20回NHK全国俳句大会を放送していました。
途中からだったけれど、選ばれた俳句をメモした。
先生方それぞれが選んだ1句:
身に入むや友の最後のありがとう
(入む:しむ 追悼の句)
鷹渡る己の高さ守りつつ
夏至の日の垂直に立つものの影
大夕焼け戦後が続きますように
露草や露草ほどの水の星
(かけがえのない地球)
向日葵や戦いなき世の画学生
(戦没画学生慰霊美術館「無言館」が長野県にある)
時計また遅れておりし熱帯夜
(遅れた時間がより暑く感じる)
その時は兎の穴に匿って
(戦争、ミサイル・・・)
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4万4千句以上の中から選ばれた。
大会大賞 3句:
天下取り損ねし父の昼寝かな
東京は光の積木神の留守
(調べとメッセージがある)
ゆったりと机使ふや夜学生
(最近は夜学生という言葉を聞くことが少なくなった)
私がいいと思った句は「鷹渡る~」、「露草や~」、「東京は~」です。
司会者が何人かの先生方に俳句を作る時のことをたずねた。
覚えていたつもりですが、2人の言われたことが思い出せない。
(その時は、そうなのねと思ったのに)
覚えているのは、
※ 感動のチャンスをつかむ。些細なことでも。
※ 俳句にギァを入れ替える。← なっちゃん先生。
別の世界かなと思いました。
私の作っているのは、果たして俳句なんでしょうかね。
どれも「深い」ですね。
大賞の句、「・・・父の昼寝」はほのぼのですね。
「東京・・・」は深い・・・
東京や光~ の作者は2年ほどの初心者だそうです。「NHK俳句」等でその以前から勉強はしていたとのこと。
皆さんの発想が素晴らしい。
夜学生の句の作者は、40代くらいの女性で、ご自分が学んだ体験を詠まれていました。
90歳以上の高齢者:男性もいました。鷲の句の作者だったと思う。
大賞3句は皆、女性でした!