ちょっと長くなりそう!?
市民大学講座を受講しています。
東アジアの文脈から読む村上春樹文学 全6回。
※ デビュー作「風の歌を聴け」、
世界的にブームを引き起こした「ノルウェイの森」、
映画化により大ヒットした「ドライブ・マイ・カー」その他を読む。
各作品が中国圏や韓国でいかに翻訳され、読者たちが
いかに受け入れられたかを紹介します。
娘が持っていた ノルウェイの森 以前、発見。
ベストセラーになってから、数年が経っていた。
有名な本だし読んでみようと読み始めたらノンストップでした。
衝撃を受けたというと大げさかもしれませんが、
そんな感じでした。しかし、その後、彼の本を数冊読んだ程度でした。
のめり込める本でないとなかなか読めない。根気なし・・・
彼のエッセイが楽しくて好き。
それでも、村上春樹のことは、いつも気になっていた。
新聞の彼の記事などは切り取って残してある。
市民大学で彼の講座が開かれるなんて、夢にも思っていなかったので
驚いたし嬉しかった。今回は25講座ある。
だいたい120名募集なのだけれど、この講座は80名。
人気作家だけれど、これくらいの数なのかなぁ。
講師は早稲田大学 村上春樹ライブラリー 助教
中国出身の30代の女性で驚いた。
自己紹介で、彼女は中国東北部出身 満州方面。
祖父母は日本語ができたので、彼女も日本語に親しんだ。
そして朝鮮族とかで韓国語も出来る。英語の発音もきれい。
才色兼備という言葉がピッタリ。そんな人あまり知らない。
講義の始まる前に最前列に座っている高齢者男性が
講師と中国語でペラペラ話していた。私は、彼は中国に仕事で
住んでいた人なのかなって思った。講師が日本語で、
なぜ中国語ができるのですかと聞いた。またまた、ビックリでした。
彼は中国語を10年くらい習っていただけと言っていた!!
講師もビックリして、中国に何年も住んでいたのかと思ったと。
そして、彼は今、ロシア語を習っていると!!
何かを始めると、驚くことが多い~!!
講師は高校生の頃、ノルウェイの森 を中国語で読んだ。
それが、きっかけで大学で日本語or,日本文学を学び
日本に交換留学で来日して大学で学び、その後
東大大学院で学んだ。
2回目の講義が終わった。濃い内容で、ブログに書いておくと
忘れないと思うので書いている。
(今日のNHK ひるまえほっと で、中江有里さんの
読書のテーマは、書くことでした。書くことの大切さを話していた)
講師は2時間かけて市民大学に来る。とても楽しみで
大確幸を感じていると言っていた。
小確幸 村上春樹の造語。小さな確かな幸せを感じること。
小ではなくって、大確幸と言っていた。
それ程の思いで講義をしてくれているのかと、感動。
小確幸は、彼のエッセイで読んだ。
中国では小確幸がブームで、例えば仕事の帰りに
美味しいスイーツを食べて、小確幸だったなど。
第一回目が「風の歌を聴け」だった。私は読んでいなかったので
早めに図書館で借りて読んだ。
そして、「アフターダーク」も教材なので、それも借りて読んだ。
2週間後が「ノルウェイの森」なので、読み直そう。
衝撃を受けたという割には、主人公の2人の名前と、所々の
シーンしか覚えていない(汗)。
これはブックオフでたまたま見つけて買ってある。
新品同様の単行本。そして安くてラッキーだった。
巡り合わせてもらっているのか!? 小確幸!
中国での翻訳本は、内容がカットされている部分が多い。
中国に不都合なことなど。
講師が高校生の時に読んだ「ノルウェイの森」もそうだった。
高校生が読んではダメと言われていた。
韓国では、村上春樹の本は全部、翻訳されている。
村上春樹の入門書と言われたら、「カンガルー日和」を
講師は薦めると言っていた。短編集。これは借りずに買おう。
書き切れないので、また書こう。
それも中国の方が講師なのですね。
とらえ方や見方が興味深くて次回が楽しみですね。
以前、源氏物語の講座などもありましたが、
村上春樹は初めてです。
外国人から見えるものもあるだろうし、まさか、講師が中国出身の女性とは思っていませんでした。
私も頭が固かった!?