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『漱石センセと私』
内容紹介
俳人・歌人の久保より江(1884-1941)の波乱万丈の半生を、
名筆家・出久根達郎が情緒豊かに描いた長編小説!
漱石センセに恋い焦がれた少女時代、
漱石の妻・鏡子との奇妙な絆、正岡子規から学んだ俳句、
そして生涯の伴侶・久保猪之吉との出会い──。
「センセ」はどんな人なのか?
鏡子夫人は本当に「悪妻」だったのか?
より江から見た、知られざる「夏目漱石」がここにある!
松山に住む美少女が、漱石、鏡子、子規、高浜虚子、柳原白蓮らとの
出会いや別れを通して、やがて大人の女性へと変貌を遂げていく。
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図書館で借りました。とっても面白かった。
より江の祖父母の家に漱石と子規が下宿していたので彼らと出会った。
漱石夫妻、子規、寺田寅彦などとの出会いなどが興味深い。
内容紹介には寺田寅彦の名前がないけれど、忘れては困る。
寺田寅彦の随筆@教科書で読んだだけだけれど好きでした。
古本屋でより江が高等学校生と出会い、彼が寺田寅彦と名乗った時は
「えっ!」と驚いた。寺田寅彦は漱石の教え子で俳句も添削してもらっていた。
幾つも作って漱石に見せて、漱石が一番良いと思った句に二重丸をつけた。
私が今、習っている先生と同じ~。
2年位前から俳句を習いだしたので漱石、子規、虚子、寅彦などの
名前が出てくるこれは、より面白かった。
俳句の先生に、この本を読んだか聞いてみよう。