香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

クレアモントホテル

2012-03-17 21:14:37 | 映画のこと
朝日新聞の沢木耕太郎さんが映画を紹介している欄で
読んでいて、みたいなぁと思っていた映画
『クレアモントホテル』

 英国はロンドンの街角に、
 あわただしい時代から取り残されたようなホテルがある
 ホテルの菜はクレアモント
 長期滞在型のこのホテルは、人生の終着点に近づいた人たちが、
 引き寄せられるようにやってくる
 彼らはそれぞれに孤独ながらもユーモアやウィットを忘れない
 パルフリー夫人もそのひとりだった
 ホテルの住人たちの関心は、だれが訪問してくるかということ
 しかし夫人のところには、娘も、孫も訪ねてくることはない
 ある日、小説家志望の青年と出会った夫人は
 彼に孫のふりをしてもらうことに。。。


年をとるということ、孤独ということ、やさしさ、好奇心
色々なことがあるこの映画の中のことが、心に染込んでくる
なんの事件もなく、淡々と進むお話の流れに身を任せて
やさしい、静かな気持ちになる
年をとることをおそれず、楽しんで、笑ってすごしていきたい
そんな風に思ってしまう映画でした

アカデミー賞

2012-02-28 19:57:06 | 映画のこと
アカデミー賞が発表されましたね
作品賞の『アーティスト』って、サイレント映画なのですね
興味津々 見に行こうかなぁ
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』も
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』も
『ヒューゴの不思議な発明』も見たいんだけど・・・

昨年のアカデミー作品賞『英国王のスピーチ』を見ました

すっごく面白かったです
歴史を知らないわたしは、この事実が驚きだったし
最後の演説は、ホント興奮でした
ジョージ5世が、ハリーポッターの校長先生で
チャールズ首相が、ハリーポッターではペディグリューだったわ
二人とも、実物の方にとても似ていたような気がします

先週、竣工検査が終わり、今日引き渡しとなった物件に
お祝いで、入り口前ホールに飾る絵をプレゼントしました
 
補修工事も大体終わって,明日から入居が始まります

一緒にやってきた人たちとも、これで解散
ちょっとさびしい気持ちもしますね~

セラフィーヌの庭

2012-02-25 17:56:07 | 映画のこと
またもやですが、WOWOWのW座からの招待状で放映された
『セラフィーヌの庭』を見ました

 1912年、フランス・パリ郊外のサンリス。
 貧しく孤独な女性セラフィーヌの日々を支えていたのは、
 草木との対話や歌うこと、そしてなによりも絵を描くこと
 だった。ある日、彼女はアンリ・ルソーを発見し、ピカソ
 をいち早く評価したドイツ人画商ヴィルヘルム・ウーデに
 見出され、その後、彼の援助のもと、個展を開くことを夢
 見るようになる。そんな中、第一次世界大戦が起こり……。

日本の映画だったら、この女優さんが主役ってありえないな
もう少しきれいな人になるだろうなと思ってしまうくらい
セラフィーヌは冴えなくて、暗い女性なんだけれど
絵を描くのだという信念がすごい 圧倒される
わたしは、画商ウーデに見出されたことが
幸せな事だったのか、不幸を読んだ事だったか
しかし、必然だったのかわからなくなってしまった
セラフィーヌの描く絵は、とても力強く心に残り
映画の最後の場面が、頭から離れない程印象的な映画でした

昨日、6月に着工した賃貸マンションの工事引き渡しで
夜はオーナーさんが、関係者を招待した食事会がありました
そういう場に行くと、廻りを明るくして、笑いをとる努力をする自分は
本当は決して社交的ではないからこそ、頑張っている事を知っているのです
でも、多かれ少なかれ、みんなそういう事があるだろうとも知っているのです
昨日の食事会では、オーナーさんが笑顔で喜んでくれいていたことが
廻りの人たちの笑顔に繋がって、とてもいい会でした
2次会も誘って頂きましたが、正直へとへとでお断りし
昔からの知り合いの電気屋さんと一緒に電車で帰宅
お土産の一升瓶を持って・・・

樋木酒造(ヒキシュゾウ)さんで出している鶴の友というお酒で
とっても美味しいんだよということ
ただ、わたし日本酒飲めないんだよなぁ

ヤコブへの手紙

2012-02-21 20:53:23 | 映画のこと
フィンランドの映画ヤコブへの手紙

すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに
来なさい。わたしがあなたをやすませてあげます。
(マタイの福音書11章28~30節)

人を殺めて終身刑となり刑に服していたレイラが恩赦で釈放され
帰るあてもないレイラを引き取ってくれたのがヤコブ牧師
目の見えないヤコブ牧師にくる手紙を読むことがレイラの仕事
レイラの孤独とヤコブ牧師のやさしさと一途さが
不思議な旋律を奏でる感じ
音楽、景色や建物がとても素敵で
最後の哀しみと、少しの希望の光があとをひく
なんだかとても好きになってしまった映画です

この映画も『トイレット』もそうなのだけど
WOWOWのW座からの招待状で見たのです
イラストレーターの安西水丸さんと作家の小山薫堂さんの対談で始まるのです
気がつくと、この番組で紹介してくれる映画を見ることが多いのは
安西水丸さんも小山薫堂だんも好きだしなぁ

昨日の夜中、目が覚めてリビングの窓から外を見てびっくり
猛吹雪で真っ白
「明日、出勤どうしよう」と思っていたら朝は晴れていました
寒かったけど、よかった~とひとあんしん
あっと思ったらもう2月も後半ですね


トイレット

2012-02-04 11:28:50 | 映画のこと
荻上直子監督、もたいまさこ主演『トイレット』見ました


荻上直子監督の『かもめ食堂』も『めがね』も大好きな映画
そして、その大好きの中に『トイレット』も入りました
アメリカ人が言う「バアチャン」という響きの可愛さ
もっさり憎々しく、さびしけなもたいさん
不器用だけど、繊細でやさしい孫たち
最後はさびしい気持ちで終わっちゃうのかなぁと思ったら
ふふっと笑って終わる素敵な映画でした

『トイレット』もWOWOW放送だったのだけど、
『プール』『マザーウォーター』も放送されていて見ていました
両方ともDVDレンタルして見ていた映画だったけど、また楽しめました

今週は日本が冷えきったような気候でしたが
節分を過ぎ、春が少しずつ近づいていいるのかな
さっぽろ雪まつりが6日から始まります
まだ札幌は寒い日が続くでしょうが、
元気に、雪まつり見に行こうかなぁと思います

ハーモニー 心をつなぐ歌

2011-12-19 21:37:37 | 映画のこと
韓国映画『ハーモニー 心をつなぐ歌』

気になっていた映画だったのだけど
ちょっと韓国ドラマが苦手な方なので
WOWOWで放送されて、見ようか見ないか迷って結局見たのです
アメリカTVドラマも少し苦手なのでLOSTとかも見ていなくって
主人公の方がそんな有名な女優さんとは知らなかった
映画を見ていて、韓国のお国柄をヒシヒシと感じたりもしたのだけど
実話を元にしている事実が大きく重かったです
犯罪を犯した人間とその家族、どちらの辛さ悲しさも苦しいものだし
犯罪者に対する差別や仕打ちが、あまりにも露骨でした
そして、実話ではきっと違ったでしょう被害者に対することは
この映画では語られていないということが、
わたしの心の奥にひっかかっているのかもしれません

先週はずっと風邪をひいいていてマスクマンだったわたし
使い捨てマスクを使用していたのだけど
今回、京都のお店から布マスクを購入してみました

柄とかたくさんあって、1枚400円~500円
メール便で送ってもらうと、北海道でも送料一律200円でお安いの
これからの季節、使っていきたいなぁと思っています
風邪はもうひかないようにするためにね

土曜日には、少し出かける用事があったので
甘いものが食べたくってbenbeya(ベンベヤ)でケーキを買ってきました

初めて食べたbenbeyaケーキ、甘さ控えめで美味しかった
今度は違う種類のケーキを食べたいのだ

昨日は,本棚の本を整理しようと思って、まずは文庫本から

2冊持っていた本もあったりして反省
悩んだ本は取っておくことにしても
気がついたら旅行鞄いっぱいになっていて
今年は文庫本の整理で充分おなかいっぱいとなりました
今日,ブック○フに持って行ったら
100冊3600円程で引き取ってもらいました

昨日は、クロゼットの中やタンスの引き出しの中なども整理
目標はお正月休み前に大掃除を終わらせることなのだけど
さっき気付いたのは、まだ年賀状つくっておりませんでした
母の年賀状を作って、終わった気でいたわん

毎日かあさん、酔いがさめたら・・・

2011-12-15 21:19:01 | 映画のこと
続けて見てしまったのです
漫画家 西原理恵子さんと亡き鴨志田嬢さんとの映画

まずは『毎日かあさん』

こちらは西原さんの漫画が原作なのよね
漫画は読んでいないのだけど、映画はすっごく良かった
笑いどころがかなりあって、子役も昭和のこどもっぽくって可愛い
そして、キョンキョンと永瀬くんの夫婦役は本当によかった
鴨志田さんのダメっぷり、西原さんのサバサバっぷり、ぴったり
後半の癌治療中や亡くなる食前の鴨志田さん役の永瀬くん
本当に死んじゃうんじゃないのというくらいゲッソリ
最後の方は、涙で、つらかった
とても大好きになった映画

そして、『酔いがさめたら、うちに帰ろう』

鴨志田嬢さん原作小説の映画化
この小説は読んでいて、とても好きで、人に貸したりしていたからか
本棚を探しても、本が無かったの いずこに・・・・
小説同様、鴨志田さん目線の内容で
アルコール依存症で入院した精神病院でのこととかがリアル
切なく、そしてリアルで、やっぱりこの映画も好きだな
永作博美さんも、浅野忠信さんも、役柄ぴったり
続けてみない方がいいかなとも思ったのだけど
それぞれ別々にいいところがあって、こちらも大好きになりました

パーフェクト・ブルー

2011-12-05 21:19:07 | 映画のこと
映画『パーフェクト・ブルー』をWOWOWで見ました

 ベストセラー作家、宮部みゆきの長編デビュー作を
 映像化した社会派ミステリー。出来のいい兄の殺人
 事件を軸に、彼を取り巻く家族のドラマや、現代社
 会にはびこる企業悪にも言及する。チャーミングな
 探偵事務所調査員を演じるのは、『BUNGO -日本文
 学シネマ- 富美子の足』の加藤ローサ。『大奥』の
 中村蒼が、彼女とタッグを組んで難事件に挑む青年
 を好演する。殺人事件の背後に見え隠れする、大企
 業の陰謀や人間の強欲さに言葉を失う。


原作は大好きで何回も読んで、元警察犬マサの大ファン
読む度に、やるせない気持ちで読み終わる物語だけど
映像で見るとさらにやるせない
殺された男の子の両親の役を石黒賢さんと藤田朋子さんが好演
弟役の中村蒼くんと、この親子がイメージぴったりで泣けた
久し振りに見た宅麻伸さんが、ちょっとおとぼけで笑わせてくれて
知り尽くしているストーリーをこんなに楽しませてもらえるなんて
すごく得した気持ち

白夜行

2011-10-03 20:44:11 | 映画のこと
昨日おとついと、WOWOWの無料サービスディだったので
映画『白夜行』を観たよ

東野圭吾さんの原作で、『白夜行』も『幻夜』も大好き
ドラマ『白夜行』も面白くみていたのだけど
雪穂役の綾瀬はるかちゃんは、どうしてもいい子に見えてしまって
すごみが無いなぁと思っていたの
映画になったときは「堀北真希ちゃんかぁ、子供じゃん」
なんて思っていたのだけど、
ドラマ『生まれる』で、すっかり堀北真希が好きになっていたので
楽しみに観たら、やっぱりすごい 堀北真希
美しく冷静で残酷な雪穂になっていた
そして、桐原亮司役の高良健吾くんが、泣ける切ない
2時間少し、ストーリーは分かっているのに夢中になっちゃった

今日の札幌は寒かった~
旭川では例年より23日早く、初雪が観測されたとか
自宅では暖房つけずにすませたんだけど
事務所はもう耐えきれず、ストーブ炊いた(北海道弁でストーブつけた
また明日の昼から少し温かくなるみたいだけど、
これからドンドン寒くなるのね・・・

日輪の遺産

2011-08-28 20:09:31 | 映画のこと
映画『日輪の遺産』

札幌では、札幌駅上の映画館しか上映していなくって
平日だと、中途半端な時間なので、今日行ってしまった

浅田次郎さん原作の作品
小説の中では、昭和の終わり頃の現代
偶然か必然か知り合う、破産間近の男と離婚間近の男が
終戦前のこの事件に引き込まれていくのだけど
映画では、2011年の春、残された者の回想として始まる

原作を読んでいたので、驚きはなかったけれども
やはり、少女たちの純粋さと
兵隊ではなく人間として生きる勇気
最後まで自分の役目を全うしようとする気持ちに
涙が止まらなかった

小説は小説、映画は映画と割り切ってみることにしていても
どっちが先の方がよかったのかと、いつも思う
真柴少佐の堺雅人さんも、小泉中尉の福士誠治さんも
鬼軍曹の中村獅童さんも、イメージぴったりだった
心配だった先生役のユースケ・サンタマリアもよかったので
小説を読まないで、先入観なしで映画を見た人がちょっとうらやましかった

両側の席が空いていたので,
泣きながら鼻をすする音で迷惑をかけずに、よかったわん

映画が終わった時間が3時近かったので
帰り道は、札幌競馬場の横を通ると、丁度帰りの人たちで溢れているし
北大の中は、マラソンコースだしと、悩んだ結果
どうせなら走っている人たちを応援して帰ろうと思って、北大へ
北大へ行くのも、通行止めでぐる~っと遠回り
トップの人たちや、猫ひろしとかはもうゴールしてしまった時間だったけど
まだまだたくさんの人たちが、一生懸命走っていた
北大は、もう40km地点なので、あと少し~ 頑張れ~
たくさんの応援団もいて、にぎやかだった
すごいなぁ、みんなすごいなぁ、と思いながらの帰途