香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

応援して、本読んで

2014-08-31 22:50:12 | 本のこと
今日は北海道マラソン
夏のマラソン大会で制限時間5時間
わたしには、出る資格がありませんので
せめて応援で参加してきました



去年と同様、新川通14km地点へ自転車で行き
トップランナーが来る前から
ドキドキして待って
たくさんのランナーを見送って
北大へ移動
38km地点では、じ○~さんとせ○こさん、あ○みさんと合流
関門を抜けてきた人たちを賑やかに応援
頑張っている姿に今年も元気をもらいました

今年は、暑かったのでランナーの方々は大変でした
完走した人はもちろん、途中で終わった人たちも
みんなすごいと心から思いました
帰り道、失格になって声をあげて泣きながら
歩いてきた女性ランナーを見て
もらい泣きしそうになりました

帰って来て、お腹を満たしたら
いつの間にかソファーで寝ていて
起きてからは、ずっと本を読んでいました

五十嵐貴久さんの
『消えた少女』



おれ、川庄、38歳、バツイチ、息子あり。
コンビニのバイトと家事を終え、夜な夜なバーに出かける日々。
ある日、オカマバーのママ、京子ちゃんからある女性を紹介された。
1年前、この吉祥寺で小学1年生の少女がいなくなって
ちょっとした騒ぎになったが、その母親だった。
母親から娘を捜してくれと頼まれるおれ。
美人に弱いおれはつい引き受けてしまうが、
いったいどうすればよいのか…。
著者初の文庫書き下ろし。


本屋さんの平台で見つけたミステリー小説
謎解きをする川庄や、川庄の子ども、友人たちの
キャラクターが好感を持てて
ストーリー展開も、テンポよく
安心して読めたミステリーでした

ちょっと夕寝とかしちゃったけど
充実した日曜日を過ごして
さて、ちょっとワインでも飲んで
早々に寝ようかな

わりなき恋

2014-08-30 22:41:45 | 本のこと
岸恵子さんの
『わりなき恋』



国際的なドキュメンタリー作家・伊奈笙子、六十九歳。
大企業のトップマネジメント・九鬼兼太、五十八歳。
偶然、隣り合わせたパリ行きのファーストクラスで、
二人がふと交わした「プラハの春」の思い出話。
それが身も心も焼き尽くす恋の始まりだった……。
成熟した男女の愛と性を鮮烈に描き、
大反響を巻き起こした衝撃の恋愛小説。待望の文庫化!


読み始めが
パリ行きのファーストクラスの座席は
いつも隣を空けてもらっているのに
今回はどうしてもダメで不満という状況で
う~ん、金銭感覚の違うお金持ちの人の
贅沢な恋愛物語なの?と少し後悔しながらも
読んでいくと、いやいや、参りました
まっすぐに激しく正直に落ちていくような恋の始まり
若くはないからこそ生じるいくつかの問題と
いつの間にか身に付いている性(サガ)と原因
70を過ぎた笙子の素直でいて賢い気持ちの模様
胸が痛くて、辛くて、でも幸せで複雑
最後は、いつの間にか涙が出ていました
小説なんだけど、小説とは思えない、思いたくない
素敵な大人の恋愛でした

以下はネタバレ
胸にぐっときた言葉です

面白いことを言うわね。
人間みんな道を外したり、
立ち止まって考え込んだりしながら生きてゆくのよ。

壊すべきでない家庭をもっているあなたのなかで
私はいったい何をしているのだろう。
壊れかけている私の大事な自由と孤独は
このさきどうなっていくのだろうと思います。

私はしあわせをこわすために存在していません。
私はしあわせを作るために生きています。


最後のシーンは映画のようでした・・・

フラワーカーペット

2014-08-30 18:54:44 | なんでもない話
昨日、今日、明日と3日間
北3条広場で行われている
サッポロフラワーカーペットを見てきました



写真スポットにはたくさんの人が並んでいたので
並ばす、下からの写真
もう少し広いものを想像しいていたので
ちょっと啞然としてしまったのですが
初めて見たフラワーカーペットは
はかなく、きれい





昨日オープンした赤れんがテラスも
ちらと見てきたのですが
想定通り、すごい人
エスカレーターまで人が並んでいました
好きなパン屋さん「colon」も入っているので
もう少し時間がたって落ち着いたら
ゆっくり見て、買物したいな

明日は北海道マラソン
ずっと涼しかった札幌なのに
今日はなんだか暑かったよ
明日も暑いのかな あまり暑くならないでね
走ることでは参加できないけど
みんなを応援するという形で参加した気分
楽しみだな

荒神絵巻

2014-08-26 20:54:56 | 本のこと
絵と文 こうの史代さん
原作  宮部みゆきさん
 『荒神絵巻』(コウジンエマキ)



宮部みゆきの新聞連載小説『荒神(こうじん)』の
挿絵を描いたのが、漫画家・こうの史代。
本書はこの挿絵403点すべてを、
連載時には叶わなかったオールカラーで完全収録!
さらに昭和の「絵物語」復活を試みて、
こうのが独自に書き下ろした文章も添えて、
“もう一つの『荒神』の世界”が
一冊でたっぷり楽しめるストーリーブック。




新聞連載時に楽しみに読んでいた
宮部みゆきさんの『荒神』
単行本出版と同時にこの本が出ました
原作は、連載時に読んでいるので
今回は、こうの史代さんの文章で
原作を振り返りながら、
とっても楽しく読みました。
絵は、オールカラーで素敵だし
文章も、原作よりかなり短いのですが
充分にこれだけでもわかる内容でした
これは、おすすめです



今日のランチは、中央区北7条西19丁目にある
椿サロンというところで食べました
先輩がぐるなびを見て、パスタが食べたいと言って
行ったのですが、なんとバスタはナポリタンしかなく
ピザのお店でした
先輩はナポリタン好きじゃない、ましてや生パスタ嫌い
といいながらも頼んでましたが
わたしは、「王様のブランチ」で評判とメニューに書いてある
鉄板カレーのランチにしました。
キーマカレーで美味しかったですが
きっと、ピザが美味しいんだろうなぁ
お店は結構広いのですが
若い女性四人くらいで忙しく働いていて
ちょっと時間に余裕がないと行けないかなぁ
店内は、内装設計事務所がプロデュースしているだけあり
おしゃれな感じでしたよ



昨日の夜、少し寝て、すぐに目が覚めて眠れず
明け方少し寝て、またすぐに目が覚めてしまったので
北大の方を走ってきました
半袖で外に出たら、ひやっとする感じでびっくり
まあ、走ったら汗だくでしたけど・・・
今週の日曜日は北海道マラソン
ここをみんなゴールに向かって走るんだなぁ
と思いながら、走っていましたが
いつか、わたしも北海道マラソンを走れるよな
そんなランナーになれるのかなぁ
なりたいなぁ

天頂より少し下って

2014-08-24 20:25:24 | 本のこと
川上弘美さんの
『天頂より少し下って』



奇妙な味とユーモア、
そしてやわらなか幸福感。
少女から大人の女まで、
多彩な主人公たちが登場する
傑作ぞろいーーー。
川上マジックが冴えわたる、
極上の恋愛小説七篇。


最初の二篇を読んで、
少し間を置いて、読み終えました
ちょっと入りにくかったというか
感情がついていけなかった
というのが正直な気持ち
でも、昨日、今日と読んでいると
少し変わっている人たちの
素直すぎる感情が
スルスルと心の中に入ってきて
あっという間に読み終えてしまった
こういうのを川上マジックというのかな



昨日は少し暑かったけれど
今日はあまり暑くもならず、曇り空で
走り易い気候だったにもかかわらず
なんだか体が重くて、今日は13km弱で終了
でも、円山、西野と坂道練習できたし
まあいいかなと、いつも通り自分にやさしいわたし

バルコニーに椅子を出して本を読んでいると
今日は札幌競馬をやってすごい人の
札幌競馬場が日に当たって白く輝いておった
TOKIOの長瀬くんも来ていたんですよね
ちょっと見に行こうかなとも思ったけど
Facebookで行っている人の情報で
すっごい人のようなのでやめました
途中から、女子ゴルフを夢中で見ていたし・・・
不調だった上田桃子さんが3年ぶりの優勝
なんだか泣けてきたわ~
女子ゴルフは、ウェアーを見るのも楽しいし
スウィングもきれいだし、楽しいです

この頃は色々なところで豪雨が降っていて怖いです
今日の夜から札幌も結構、雨が降る予報
天災は、本当に怖いな・・・・

水の柩(ヒツギ)

2014-08-23 21:18:13 | 本のこと
道尾秀介さんの
『水の柩(ヒツギ)』



タイムカプセルに託した未来と、
水没した村が封印した過去。
時計の針を動かす、彼女の「嘘」。

平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに
同級生の敦子と言葉を交わすようになる。
タイムカプセルの手紙を取り替えたいという
彼女の頼みには秘めた真意があった。
同じ頃、逸夫は祖母が五十年前にダムの底に沈めた
「罪」の真実を知ってしまう。
それぞれの「嘘」が、祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。

「今」彼女が手紙を取り替えなくてはならない理由。
あの二つの出来事がもし、同じ時期に起こらなかったら--。

「暗闇」から射し込む「光」は、救いなのか、それとも。
道尾秀介しか描けない、絶望と、それを繋ぐ希望。


道尾秀介さんの小説は本当に読みやすい
軽い内容ではないし、心が痛むこともしばしば
それでも、やはり最後まで読まないと分からない
そして、救われ安心する
窮地に追い込まれたときは諦めないで
考えて、考えて、冷静に自分を見つめて
絶望感に襲われても、信じていたいと思う
ーぜんぶ忘れて、今日が一日目って気持ちでやり直すの。
救われました



休み明けは、現場の建柱式から仕事が始まりました
鉄骨建て方が始まる時に
現場のみんなで安全を祈願して行う行事ですが
今まで長くこの仕事をしてきましたが
初めての経験でした
お天気にも恵まれて、清々しい気持ちで行えました



通勤路で、桃が鈴なりになっているのを見つけたり



道端にかわいい花を見つけたり
久し振りの仕事に少し疲れながらも
それなりにこなせた1週間でした
来週からの仕事もまた集中して
涼しくなって走りやすくなったので
ランニングもちょっと頑張りたいな



ひとりで走る時に、音楽を聴いたり
Podcastやラジオを聞いたりしているのですが
イヤホンがすぐにだめになってしまうので
今回はコードレスイヤホンを買ってみました
さっきiPhoneの音楽は聴くことが出来たのですが
iPod nanoのBluetooth検索がうまくいきません
なんとかせねば

四人組がいた。

2014-08-19 21:17:24 | 本のこと
高村薫さんの
『四人組がいた。』



「高村薫、ユーモア小説に挑む」

この村では、何だって起きる――。
元村長、元助役、郵便局長、そしてキクエ小母さん。
古ダヌキのような四人の老人が関わると、
村の小さな騒動も、AKB48から少子高齢化まで縦横無尽。

儲け話と、食い物に目のない老人たちは、
集会所に集まっては、日がな一日茶飲み話を。
だがそこへ、事情を知ってか知らぬか、珍客がやって来る。
テレビクルーに、タヌキのアイドルユニット、元アイドルの出家、
はたまたキャベツは大行進。最後に、閻魔様まで!!

「ニッポンの偉大な田舎」を舞台にした、ブラックユーモアに満ちた奇想天外の十二編。
現代を、冷静かつ緻密に描写しつづけてきた著者が、
今の日本を、地方からユーモアとシニカルを交えて軽妙に描き出す。


あの高村薫さんがユーモア小説
びっくりでした・・・。
高村薫さんといえば、社会派小説や晴子情歌とか
深く固い小説というイメージですから

読んで、あまりのブラックさにまたもやびっくり
こんなに、頭が切れて、好きなこと言って
好きなように行きているじいさん、ばあさんがいる
そんな日本はいいんじゃない
ブラックといえど、
ずっと読んでいると
今の世情に対しての警笛や嫌みもかんじたりするけど
あまりにも妄想的な内容もあり
やっぱり、ユーモア小説なんだなぁと思う
こういう本も書かれる方だったのですね

    

今日の札幌はずっと雨でした
すごい湿度でしたが、気温は低く
あれっ?夏が終わったのかな。。。とちょっと寂しい
ラジオでは、また暑くなりますので
衣替えは早いですよ~と言ってましたので
その言葉を信じて、
もう少し夏を感じていきたいな

夏休み終了

2014-08-17 20:52:41 | なんでもない話
やっぱり、あっという間の5日間でした
でもさ、ちゃんと仕事があって
夏休みを貰えるのは幸せなことだよ
そして、ひとりもののわたしにとって
5日間のお休みは、かなり自由なんだなぁ

お墓参りは、お盆は弟が、お彼岸がわたしが
母と一緒に行くと、なんとなく決まっているので
お盆は実家に戻って、仏壇にむかって
「おとうさん、おかえりなさい」

なので、時間のあるわたしは
走りました。本も読みました。
自転車でフラフラもしましたです。
5日間で、20km以上のLSDを2回
今日は、ドニチカで大谷地まで地下鉄で行って
陽だまりロードとエルフィンロードを往復
自宅から長距離を走ろうと思うと
どうしても街中で信号の多いところを通ってしまうので
サイクリングロードは信号がないし
大谷地から北広島駅までのサイクリングロードは
上り下りもあるけど、木陰もあって好きなコース
ひとり黙々と北広島駅まで向かって
トイレ休憩したりしていたら
た○さんと遭遇・・・一緒に走ってくれました
た○さんは、わたしに比べたら1kmを1分以上早く走れる
わたしから見ると高速ランナーなんだけど
チンタラ走りに付き合ってくれて、
お話しながら折り返しを走りました


自転車公園で休憩して
行きでは学習の森でもひとり休憩していたのだけど
た○さんに、「休み癖つけないで走るよ!」と言われて
走り始めたら、ぶ○さんに遭遇
3人でおしゃべりしてまた走り始めて
「へへ、休んじゃった」と言って呆れられたわたしです

厚別でた○さんと別れて大谷地まで3kmくらい
後半をお話ししながら楽な気持ちで走ったので
まだまだ元気があり、最後の1kmちょっとは
キロ6分ちょっとで気持ちよく走っていました


ガーミンの記録では合計23,56km走って
平均ペースを7分切っていたのは嬉しかったなぁ

帰りの地下鉄は、汗臭~い体で
13駅乗って帰って来たけど
大谷地のたまゆらとか、南郷の湯とかに
荷物を預けて走った方が、よかったなぁ
11月の神戸に向けて、このコースは
何回も少しずつ距離を伸ばして時間を短縮して
走って頑張ろうっと

夏休みの終わりに
ちょっと贅沢して
GRAND KIRINの2Bottle setを購入


いつも糖質0%の発泡酒を飲んでいるわたしには
すんごく濃かったし、苦かったです

さて、明日から日常生活に・・・
一応、忙しくなる予定 
仕事があることの幸せを忘れずに
地道にコツコツ仕事して
大好きな本を読んで、楽しく走って
人との出会いを感謝して、
笑っていくのだ

草子ブックガイド2・3

2014-08-16 23:13:46 | 本のこと
玉川重機さんの
『草子ブックガイド』2巻と3巻



今回は『老人と海』、『山椒魚』、『バベルの図書館』、『銀河鉄道の夜』、
『夏への扉』、『月と六ペンス』、『飛ぶ教室』、
と大ボリューム☆7冊分のブックガイドを収録しました! 
読むと「文学にキュンとなる」、
14歳の草子が紡ぎ出す爽やかな読書体験記



今回はこの6冊!
『雨月物語』『百鬼園日記帖』『イワンの馬鹿』
『ハローサマー、グッドバイ』『新しい人よ眼ざめよ』『荒野のおおかみ』。
もらった楽しさや優しさや香りや笑顔が書かれたこの本を忘れない。
一冊の本を手に、草子、新たな旅立ちへ――。


草子が読んでブックガイドを書いている本は
殆どが現代小説ではないので
情けないことに、殆ど読んだことがないのですが
ブックガイドで紹介されると
読みたいという気持ちが膨らみます
本の紹介だけではなく、
草子を取り囲むストーリーも切ない
4巻が待遠しくて仕方がありません

1巻、2巻、3巻と少し立ち読みが出来ます
こちらのサイトで
1巻2巻3巻


今日はちょっと気持ちよく走れました
8kmちょっとですが
気の早いカエデが秋の準備を始めたようです


上手な桃の剥き方というのを
偶然テレビで見たので、挑戦
結構、うまくいったと思う
大きくて甘い桃・・・桃大好きさ

風のマジム

2014-08-15 22:00:36 | 本のこと
原田マハさんの
『風のマジム』



ほんとうにあった夢物語
契約社員から女社長に――
実話を基に描いたサクセス・ストーリー。
琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。
純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!

風の酒を造りたい!
まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、
島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。
持ち前の体当たり精神で島に渡り、
工場には飛行場の跡地を借り受け、
伝説の醸造家を口説き落として――。


原田マハさんのお仕事小説というか
このパターンの小説は元気をもらえます
沖縄の海の香りと風が吹く
さわやかで人情味豊かなお話でした



自転車で行って来た百合が原公園
今日も過ごしやすい気温でしたが
片道7キロちょっとを折り畳み自転車で
一生懸命こいでいくと、汗でますわ

百合の花はもう殆ど終わっていましたが


カサブランカ


シェヘラザード


ラスカル


タキユリ

少しだけ楽しめましたよ
午後からは予報にない雨に少しあたり
自転車で15kmも結構つかれました