香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

続けて中山七里

2018-08-27 07:02:41 | 本のこと
中山七里さんの本を2冊続けて読んだ
でも、その前に、昨日の北海道マラソンのこと



今年は走ることを諦めた。。。情けないけど
でも、全力応援
エスのトン子さんが手作りの旗を用意してくれて
氷や濡れたお手拭きとエアーサロンパスを用意
新川通の14km地点で、一人応援



先頭の白バイがきてテンションが上がる



先頭集団の人数が多くてびっくりした
この時は下田裕太くんが先頭だったはずなんだけど
足を痛めて撃沈してしまったんだね
マラソンは何があるかわからない

たくさんの人たちをなんとか見つけて
それでも、目の前を多くのランナーが通るので
見つけられない人の方が多かったかな
前半は、みんな元気な走りだった

後半37kmくらいの場所に陣取って応援
akkunnご夫妻が合流して
楽しくおしゃべりしながらの応援
今年は気温が低めだったので、
用意した氷は、ほとんど必要とされなかった
一番人気はエアーサロンパス
足、攣ったりしたら苦しいよね
自分が経験したことはわかる

最後まで頑張って走っている仲間を見つけて
また、知らない人たちも応援して
こちらも元気をたくさんもらって帰宅
でもでも、やっぱり走りたいな 頑張ろう

読書のこと

中山七里さんの
『闘う君の唄を』



埼玉県の片田舎・神室町に
幼稚園教諭として赴任した喜多嶋凛。
あらゆることに口出しをしてくる
モンスターペアレンツと対立しながらも、
自らの理想を貫き、
少しずつ周囲からも認められていくのだが・・・・・・。
どんでん返しの帝王が贈る驚愕のミステリ。


久しぶりの中山七里さんのミステリーに
ちょっとハマってしまった
そういうことか、と驚かされるのが面白いんだよね
それで、ついつい、続けて読みたくなった

『贖罪の奏鳴曲』



封印された過去が、新たな「罪」へ。
「正義」と「贖罪」の意味を問う驚愕のミステリー。
弁護士・御子柴礼司は、ある晩、記者の死体を遺棄した
。死体を調べた警察は、御子柴に辿りつき事情を聞く。
だが、彼には死亡推定時刻は法廷にいたという
「鉄壁のアリバイ」があった――。


期待通り、面白かった
読み終わって調べてみたら
WOWOWでドラマ化されていたんだ
中山七里さんのどんでん返しは
びっくりするし、スッキリもするんだよ

今朝は、少し走ろうかなと思っていたら雨
今週は、多分、仕事は落ち着くはずなので、
多分
走ろうよ

文庫

2018-08-13 21:27:18 | 本のこと
読んだ本、文庫
本を読む時、単行本で、文庫で、iPadで
中でも一番好きなのが文庫本
持ち運びしやすいし、読みやすいもんね

池永陽さんの
『珈琲屋の人々』〜宝物を探しに



東京は下町の商店街にある『珈琲屋』。
主人の行介はかつて、ある理由から人を殺していた……。
心に傷を負った人間たちが、
『珈琲屋』で語る様々なドラマを七編収録。
連続ドラマ化もされ、ロングセラーを記録している
『珈琲屋の人々』シリーズ最終巻。
行介と冬子の恋の行方もついに……。


安定の珈琲屋の人々シリーズ
ドラマの影響もあり、行介は俳優の高橋克典さんになってしまう
あのドラマは、とっても良かったな ドラマのHP → こちら
最終巻だったのか

柴田よしきさんの
『風のベーコンサンド』



東京の出版社をやめ、寂れた高原にカフェを開業した菜穂。
離婚を承諾しないモラハラ夫から逃れ、
背水の陣で始めたカフェには、
離れた娘を思う父や農家の嫁に疲れた女性らが訪れる。
滋味溢れる地元の食材で作られた美味しいご飯は
悩みや痛みに立ち向かう力をくれる。
菜穂のご飯が奇跡を起こす六つの物語。


ほのぼのしたふわっとした小説かなと思って読んだら
すごくしっかり丁寧に、人々の気持ちが描かれていた
菜穂が作る料理、一生懸命働くということ
人の気持ちも考えながらも、自分も大切にする難しさ
いろいろなことを感じながら読んだ

三上延さんの
『江ノ島 西浦写真館』



百年続いた写真館の館主、
祖母・西浦富士子の遺品を整理するために、
桂木繭は江ノ島を訪れた。
かつてプロの写真家を目指していたが、
ある出来事がきっかけで、
今はカメラを持つことができない繭。
懐かしい写真館を訪れ、
祖母と親しかった人々と出会うことで、
封印していた過去が少しずつ露わになっていく。
そして――。写真の謎解きと、人間の過ちと再生を描く物語。


ビブリア古書堂シリーズの作家さんの本
ビブリア同様、ミステリーを楽しめた

津村記久子さんの
『ポースケ』



奈良のカフェ「ハタナカ」で
ゆるやかに交差する七人の女性の日常。
職場の人間関係や、睡眠障害、
元彼のストーカー、娘の就活、
子供がいない…人生ままrならないことが多いけれど
思わぬところで小さな僥倖に出会うこともある。
芥川賞「ポトスライムの舟」五年後の物語。


朝日新聞で金曜日隔週で連載されている益田ミリさんのエッセイで
この「ポースケ」を読んでいるということを書いていたので読んで見た
津村記久子さんの小説は、芥川賞の「ポトスライムの舟」以来
そして、その内容を全然覚えていないという。。。。
ポースケを読み終わっても、思い出せず。。。
少しずつ読んでいるというミリさんの気持ちがわかるような
なんとなくいいなぁという小説。

薬丸岳さんの
『Aではない君と』



あの晩、あの電話に出ていたら。
同級生の殺人容疑で14歳の息子・翼が逮捕された。
親や弁護士の問いに口を閉ざす翼は事件の直前、
父親に電話をかけていた。
真相は語られないまま、親子は少年審判の日を迎えるが、
少年犯罪に向き合ってきた著者の一つの到達点にして
真摯な眼差しが胸を打つ


ずっと気になっていたのだけど、読んでいなかった
想像通り、読んでいる最中に何度も苦しくなった
色々と考える、こういう本を読むと

佐々木譲さんの
『警官の掟』



東京湾岸で男の射殺体が発見された。
蒲田署の刑事は事件を追い、
捜査一課の同期刑事には内偵の密命が下る――
所轄より先に犯人を挙げよ。
捜査線上に浮上する女医の不審死、
中学教師の溺死、不可解な警官の名前。
刑事の嗅覚が事件の死角に潜む犯人を探り当てたとき、
物語は圧巻の結末になだれこむ。
徹底したリアリティと重厚緊密な構成で
警察小説の第一人者が放つ傑作長編。『犬の掟』改題。


読書する気力がなくなっている時、
それでも、本の世界に入る時間が欲しいと思う時
佐々木譲さんの警察ミステリーは、抵抗なくスルッと入り込める
ハラハラしながらも、どんどんと進む事柄が快感なんだろうな
やはり、裏切られなかった

宮本輝さんの「流転の海」シリーズの最終巻が
9月に発売されるらしいので、1巻から再読しているのだけど
現在、3巻目の後半。でも、ちょっと松坂家から離れたい気持ち
だってね、どんどんと熊吾が苦境の陥るからね
結構、間違えて覚えていたことや懐かしい名前に楽しんでいるけど
新刊が出る前に、8巻全てを再読するのは難しそうだな

今年の年末には、また本棚の整理をしないと溢れてきちゃったな
クロゼットの中も、少し整理しないとなという感じだし
断捨離という言葉が、頭の中を駆け巡るこの頃

単行本

2018-08-13 20:23:02 | 本のこと
読み終わった本が随分と溜まってしまった
新聞や雑誌、twitterなどで気になる本があって
「あれ?これ読んだかな?」って思ってしまうことがある
そんな時、このブログを検索して確認するというブログの使い方
なんだか、情けないねぇ
まず、単行本から

浅田次郎さんの
『天子蒙塵 第三巻』



新天地から始まる果てしなき道へ。
「馬賊の歌」も高らかに、日本を飛び出した少年二人、
妙齢の美男美女は駆け落ちか。
満洲の怪人・甘粕正彦、男装の麗人・川島芳子も加わり、
新たな登場人物たちが、それぞれの運命を切り拓くため走り出す。
満洲ではラストエンペラー・溥儀が執政として迎えられ、
張学良は妻子を連れヨーロッパへの長い旅に出ていた。
日中戦争以前に何が起こっていたのか?
伝説のベストセラー『蒼穹の昴』シリーズ第5部。
著者ライフワークはいよいよ昭和史の「謎」に迫る。

蒼穹の昴シリーズも昭和の時代
お隣の国のことなのに、あまりにも無知だった自分が
こんなに長い物語に、こんなに夢中になるとは思わなかった
第四巻が待ち遠しいけど、いったいどこまで続くのだろう

木内昇さんの
『火影に咲く』



沖田総司、高杉晋作、吉田稔麿、坂本龍馬、中村半次郎……。
幕末の京を駆けた志士と、想いを交わした女たち。
彼らが生きた、かけがえのない一瞬を鮮やかに描き出す六編。
哀切に満ちた珠玉の短編集。

幕末の物語が好きなので、1編1編が全部長編で読みたい気持ちだった
でも、短編だからこその哀しさがあったような気がする
木内昇さんの文章が、とても好きだ

葉室麟さんの
『蝶のゆくへ』



星りょう、クララ・ホイットニー、若松賤子、樋口一葉、瀬沼夏葉……。
明治という新しい時代に、新しい生き方を希求した女性たち。
その希望と挫折、喜びと葛藤が胸に迫る、感動の歴史長編。

今まで読んだ葉室麟さんの小説は、そんなに数は多くないけれど
心の芯に響く、凛として切なく優しいというイメージだったのだけど
今回は、女性たちを女性目線ながら、俯瞰で冷めた目線で
淡々と描いているように感じた。
時代の中で、強くしたたかに生きた女たちの話

おまけでコミック
益田ミリさんの
『マリコ、うまくいくよ』



社会人2年目、12年目、20年目。同じ職場で働く、3人のマリコ。
「今日も会議で意見が言えなかった」
「〈会社用の自分〉に、自分がのっとられそう」
「後輩は増えるけど、年上の実感ってない」。
彼女たちの問いに、心が揺れ動く。
きっと、私たちは、もうひとりのマリコ。
発売前から共感の嵐! 
読めば、じわりと勇気が湧いてくる、お仕事漫画。


うん、そうだねぇ、そういうことあるよねぇと納得しながらも
ふふっと笑っちゃったり、胸が苦しくなったり
ミリさんのお話は、正直で優しい

ミリさんのコミックを読んでいて思い出したのは
朝ドラ「半分青い」
最初の頃は楽しく見ていたのだけど
大人になった主人公が、いっぱいいっぱいで
人にぶつける言葉のキツさや激しさに
どんどん、気持ちが引いていってる
人は誰でも、知らない間に人を傷つけているのだろうけど
できたら、そういうことに無頓着でいたくはないないなと思う
ミリさんのコミックに出てくる人たちと
あのドラマの主人公は、円の反対側にいるような気がする

今日は、半日仕事で、午後から走ろうかなと思っていたら
午後から雨が降ってきて、軟弱者なので中止
土曜日に恵庭で買ってきた野菜を調理する午後に変更
いまも雨が降っている。すっかり涼しい札幌
明日はお墓まいりに行くのだけど、雨なんだろうなぁ