香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

余市味覚マラソン

2016-09-29 06:00:00 | 走ること
2年ぶりの余市味覚マラソン10km
今年は、せみこさんと一緒に札幌からJRで



涼しい毎日が続いていたけれど、
お天気も良く、気温も高めで、青い空



海と山と川に囲まれている余市は本当に綺麗な場所
3度目の大会で、一番遅いタイムでゴール
足底筋膜炎でしばらく走っていなかったので
目標は、歩かずに完走だったので、十分な出来
走っている時は苦しかったけど、
ゴール後の達成感は何にも変えられないかも



りんごラムネが美味しかった
ハーフを走ってゴールに向かう人たちを応援して
せみこさんと小樽で打ち上げ
楽しかった〜

    

道尾秀介さんの
『鏡の花』



少年が解き明かそうとする姉の秘密、
曼珠沙華が物語る夫の過去、
製鏡所の娘が願う亡き人との再会……。
「大切なものが喪われた、もう一つの世界」を生きる人々。
それぞれの世界がやがて繋がり合い、
強く美しい光で、彼らと読者を包み込む。
生きることの真実を鮮やかに描き出すことに成功した、
今までにない物語の形。
ベストセラー『光媒の花』に連なり、
著者の新しい挑戦が輝く連作小説。


家族の中で、失った人が違った場合
人と人のつながりや気持ちのやり取りなど
切なくて優しくて、不思議な気持ち
道尾秀介さんの小説は、読みやすい文章で
ストーリーにいつも驚かされる好きな小説

益田ミリさんの
『五年前の忘れ物』



五年ぶりに再会した元上司との
スリリングな会話に込められた(わたし)のたくらみとは?
表題作「五年前の忘れ物」のほか、
一戸建ての購入に悩む夫婦の機微を描いた
「角砂糖の家」、
上京してきた母と残された時間。
母子の心を繊細に綴る「ニリンソウ」など十篇の物語。
巻末特別・書き下ろし漫画も収録


益田ミリさんの小説は初めて
日常のささいな気持ちの機微を
丁寧に淡々と書いていてよかったな
コミックも好きだけど、小説もいいな

村上たかしさんの
『アキオ…』



愛する妻子を守るため、間男の義父になる!
分不相応な美しい妻子を持つ冴えない中年アキオは幸せだった。
妻の元カレが現れるまでは。
離婚を迫られたアキオは決断する!
間男・元カレの義父になることを!
中年男・アキオの奮闘!美しくないのに、
胸に迫ります。


新聞の書評を読んで気になったコミック
切なかったなぁ
でも、正直に生きているんだなと
希望が持てるような気になった

読み終わってから少し経ってからのブログアップだと
感想が短くなってしまうんだなぁ

アルフィーと諸々

2016-09-18 19:48:18 | 本のこと
ブログ、ちょっとサボってた
続けようかどうか、少し考え中
ただ、本屋とかで見つけた本で
「あれ?これ読んだ?」なんて思うと
このブログで検索したりしていたという…
なんともお恥ずかしい利用法もあったりするのだ

レイチェル・ウェルズの
『通い猫 アルフィーの はつ恋』



飼い主を亡くした悲しみを経て、
エドガー・ロードで“通い猫”として暮らすようになったアルフィー。
ある日、空き家だった48番地に新しい家族が越してきた。
だが何かから隠れるように人目を避ける一家の不審な様子に、
近隣住民はざわつきだす。
アルフィーはその一家と、
彼らが飼う心閉ざした白猫のことが気になり……。
悩める者のため1匹の猫が立ちあがる!? 
全英絶賛ハートフル猫物語、第2弾。


以前ブログにアップした通い猫アルフィーの奇跡第2弾
ブクログの献本に応募したら当選
う〜ん、第2弾はいらなかったのでは、、、
何もかもうまくいくので安心して読めるけど
アルフィーは元気に暮らしているんだと思っていたら
それでよしかなと思うのだよ

吉田修一さんの
『乙女座の夫 蠍座の妻』



のんびりマイペースすぎる蠍座の妻と、
人目が気になる時間厳守の乙女座の夫。
そんな2人だから休日も、
それぞれやりたいように過ごすほうがいい。
ある日ぼくの日帰りドライブにくっついてきた妻が、
何だか華やいで見える。
「なんか、いいことでもあった?」「あとで言う」
ぼくは子供のころから車の中という空間が好きだった。
ハンドルを握って景色が後ろへ流れていくと浮かぶ、
楽しい空想。あれ、もしかしてもしかすると?


とっても短い小説。コラムみたいな?
ふわ〜と優しく温かい匂いがしてきそう

益田ミリさんの『お茶の時間』



ゆるっと、ふわっと、今日もどこかへお茶しに行こう。

ちょっと気分を変えたいとき、カフェに足を運ぶ方は多いと思います。
少し騒がしい店内で、「あそこの女子会では何に盛り上がっているのだろう?」
「あのカップル、初々しいなぁ」「あっちの男性はパソコンで何をしているのだろう?」
、そんな風に周囲を見渡しながら、
実は自分自身もあれこれと思索にふけったりしているのではないでしょうか。

まったりゆったりしているからこそ、ふと人生について考えることもある。

じんわり染みて後を引く面白さ。
益田ミリが描く、カフェあるある満載なコミックエッセイ!


益田ミリさんのエッセイは、うんうん、そうだね!と同意したり
ちょっと苦い思いをしたり、心の中がホッとするんだよね

木内昇さんの『光炎の人』上下

 

日露戦争の行方に国内の関心が集まっていた頃。
徳島の貧しい農家に生まれた少年は、
電気の可能性に魅せられていた。「電気は人々を救う」。
皆の暮らしを楽にしたいという思いを胸に、
少年は大きな一歩を踏み出した。


貧しい農家に生まれた少年は、
技術との出会いを機に生きる喜びを知る。
そして手にしたチャンス。
だが情熱は、いつしか野心にのみ込まれていき――。
世の中を変える技術。その開発に携わる者が守るべき一線とは。


夢中になって読んでいた
電気のこと、明治から昭和の時代のこと
専門的な事や歴史上のことなど、難しいことも多かったけど
ぐいぐいと引っ張られるように物語の中に引き込まれる
人は、こわい。破滅へと向かう人は特にこわい
本人はそんなこと全然わかっていないのがこわい
楽しい話ではないけど、読んでよかった

映画『怒り』



吉田修一さん原作の『怒り』は原作のファン
その時のブログ記事
配役がぴったりじゃないか…と思い
あの最後の切なく悲しいシーンはどうなるのか
映像で確認したくて、初日に見に行ってきたら
やはり、ポロポロと涙で、エンドロールを見ていた

3連休中日、2日仕事に出たらまた1日休み
そして、1日仕事に行って、週末、、、ちょっと面倒
足底筋膜炎、完全に治ってはいないのだけど
少しずつ走ったりしている
でも、土日とちょっと痛くて走りは休み
2日とも約束や用事があり色々と出かけて歩いたら
2万歩近く歩くという、、、歩けるじゃん
明日は、ゆっくり走れるところまで走ろう

タイトルどうしよう、、、色々と

2016-09-04 19:20:14 | 本のこと
本のこと
歌野晶午さんの
『そして名探偵は生まれた』



影浦逸水(かげうらはやみ)は、
下世話な愚痴(ぐち)が玉に瑕(きず)だが、
正真正銘(しょうしんしょうめい)の名探偵である。
難事件解決のお礼に招かれた伊豆(いず)の山荘で、
オーナーである新興企業の社長が殺された。
雪の降る夜、外には足跡一つなく、現場は密室。
この不可能犯罪を前に影浦の下す推理とは? 
しかし、事件は思わぬ展開に……。(「そして名探偵は生まれた」より)
“雪の山荘”“孤島”など究極の密室プラスα(アルファ)の、
ひと味違う本格推理の傑作!


歌野晶午さんといえば、
「葉桜の頃君を想うということ」での
想像もしない驚きの結末があまりに印象深く
今回も期待して読んだのだけど
短編集だからかな、最後の方はちょっと飽きちゃった

三浦綾子さんの、『母』



明治初め、東北の寒村に生まれた小林多喜二の母セキ。
大らかな心で多喜二の理想を見守り、人を信じ、愛し、
懸命に生き抜いたセキの、波乱に富んだ一生を描く。
感動の長編小説。


仕事関係の方に勧められた本
小林多喜二の書いた本を一冊も読んだことがないけれど
警察の拷問で亡くなった方というのは知っていた
その方のお母様の言葉として書かれた小説
やはり、切なく悲しく愛に溢れて、しかし淡々と書かれていた

映画
『駈込み女 駆出し男』



劇作家・井上ひさしが晩年に11年をかけて執筆した
時代小説「東慶寺花だより」を映画化。
江戸時代に幕府公認の縁切寺であった東慶寺を舞台に、
離縁を求めて寺に駆け込んでくる女たちの
聞き取り調査を行う御用宿の居候が、
さまざまなトラブルに巻き込まれながら
訳あり女たちの再出発を手助けしていくさまを描く。
『クライマーズ・ハイ』、『わが母の記』などの
原田眞人監督がメガホンを取り、主演は大泉洋。
寺に駆け込む女たちを、『SPEC』シリーズなどの戸田恵梨香、
実力派の満島ひかりらが演じる。


面白かった
とにかく出てくる役者たちがみんなぴったり江戸の町に溶け込んでいて
画像が、綺麗すぎず暗いし、アップがやたら少ない気がするのが
その時代にいるような、リアルな感じで良かったな
ストーリーもいいんだけど、最後はちょっとびっくり

映画
『そして父になる』



是枝裕和監督が福山雅治を主演に迎え、
息子が出生時に病院で取り違えられた別の子どもだったことを
知らされた父親が抱く苦悩や葛藤を描いたドラマ。
大手建設会社に勤務し、都心の高級マンションで
妻と息子と暮らす野々宮良多は、
人生の勝ち組で誰もがうらやむエリート街道を歩んできた。
そんなある日、病院からの電話で、
6歳になる息子が出生時に取り違えられた他人の子どもだと判明する。
妻のみどりや取り違えの起こった相手方の斎木夫妻は、
それぞれ育てた子どもを手放すことに苦しむが、
どうせなら早い方がいいという良多の意見で、
互いの子どもを“交換”することになるが……。
2013年・第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に
出品され、審査員を受賞した。
良多を演じる福山は自身初の父親役。
妻みどりに尾野真千子、斎木夫妻にリリー・フランキー、真木よう子が扮する。


ちょっと見るのを躊躇していた作品
でも、見て良かった
辛かったけど、涙が途中から止まらなかったけど
ああいう終わり方で良かった
人生はまだまだ続く、結論なんて出ない
福山雅治さん、すごく良かった
リリーさんも、真木よう子も、尾野真千子も



金曜日の夜、中央区南9条西11丁目の住宅街にある
たべるとくらしの研究所というカフェでの
中山うりさんのマホロバ北海道ツアー1日目
30人程度の客と、うりさんとギターとベースでお店はみっちり
夜になっても蒸し暑い日で、冷房がないので
窓と玄関ドアが開けっぱなしで、ドアに網戸がなく
右手の甲、左腕内側、右ひざを蚊に刺された
でもでも7時半から、9時過ぎまで楽しい時間だったよ

中山うり「マホロバ」ダイジェスト

うりさん、9月の北海道は涼しいと思って
長袖ばかり用意してきたら、大誤算、汗だくだと言ってた
ツアーの最後は釧路なんだけど、行けるかなぁ 



うりさんの飼い猫、葵ちゃんのポストカードと
マホロバ手ぬぐいがお土産、、、自分に



土曜日、仕事帰りに少しゆっくり走ったけど
やはりまだ足が痛くなるので、
今日は、股関節と着地に気をつけながら
いつも走りすぎる北大の中を散歩



今年は北海道マラソンでたどり着けなかった
北大の大通り、来年は、、、という気負いを持たず
楽しく走れるようになるんだ