香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

7月も終わり

2016-07-31 19:38:16 | なんでもない話
今月の中旬から少しずつ走り始めたけど
足が痛いのもあるけど、調子も悪い…
今週はずっと雨だったので、
今日は張り切って新川通りを朝早くから走り始めた



夏らしい気候に最初は調子よく走っていたのだけど
途中から足が動かなくなり、、、水、飲んでいたのになぁ
新川通りは、たくさんのランナーが走っていて
その姿を見ながら、自分にがっかり

昨日の夜、読み終わった
和田竜さんの『村上海賊の娘1』


時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊――。
瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上 武吉。
彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景(きょう)だった。
海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦(かんぷ)で醜女。
この姫が合戦 前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く――。
本屋大賞、吉川英治文学新人賞ダブル受賞! 
木津川合戦の史実に基づく壮大な歴史巨編。


文庫では全4巻のうち、まだ1巻
面白いのだけど、この頃すぐに眠くなり、
また、時代背景はわかるけど、
登場人物の名前がなかなか覚えられなく
なかなか読み進められなかった
でも、景という娘の性格が少しずつわかると
どんどん面白くなってきたので、これからが楽しみ


フジモトマサルさんの
『ウール100%』

「神さま今日もわたしは幸せでした。
こんな時代に、ストレスがないって変ですか?」
癒しいらずの楽天家、ひつじドリーの物語。
きれいなものが好き、
やさしく、かわいいものが好きな、
ひとり暮らしのOLドリーのフツーの生活を描いた、
4コマまんが風絵本です。
ほのぼの、しみじみ、どっきり......そして思わずクスリ。
さまざまなストーリーが、読者の心をくすぐります



フジモトマサルさんの
『ダンスがすんだ』

若き外科医は猫に恋する。
「この娘、どこの娘?」
「美しいこの娘、医師苦痛」恋と革命は現実の壁を越え、
物語は始めから終わりまで回文で綴られる。
全編、笑いと涙のイラストでせつなく魅了する。


ぐったりと家で過ごした午後
フジモトマサルさんの本にすっかり癒されていました

にょにょにょっ

2016-07-25 21:18:09 | なんでもない話
文:穂村弘さん、絵:フジモトマサルさん
『にょにょにょっ記』



元気さの単位を考えたり
毛布の中の見つからない穴を探したりと、
日々順調に妄想と詩想の間をさまよい歩く穂村弘。
日記という日常の記録が、
言葉の鬼才の脳内を通りぬけ、
ぴかぴかに結晶、
ビザールかわいい一冊に。
本作から共著者となったフジモトマサルの漫画も増量です。


穂村弘さんに、ポケモンGOはいらない
妄想が思いもよらない方向に飛んでいく
楽しい、おかしい、素敵だ
フジモトマサルさんの絵が面白さに拍車をかけるのだ

フジモトマサルさんの
『聖なる怠け者の冒険<挿絵集>』



森見登美彦氏による朝日新聞夕刊連載小説
『聖なる怠け者の冒険』の挿絵を画集として一冊に。
ちょっと不思議な京都の世界を
フジモト氏が見事にイラスト化。
森見氏とフジモト氏の特別対談も収録し、
二人の苦労や思い入れが分かる一冊です。


挿絵と一緒に、フジモトマサルさんと森見登美彦さんの
当時の事や、絵の裏話などが書かれていて
とっても楽しく、素敵な挿絵集
小説が読みたくなった

関根尚さんの
『教科書では教えてくれない日本文学のススメ』



楽しく読んで教養が身につくコミック。
「夏目漱石は自分の間違いを認めない」
「森鴎外は元祖キラキラネームの名付け親」
「太宰治は芥川龍之介が好きすぎ」など、
文豪のトンデモ話が盛りだくさん。
ちょっとためになって、
だいぶ笑える日本文学コミック決定版! 


だいぶ笑って、読み応えのあるコミック
人は亡くなってからも、その人を思い出す人がいる限り
この世の中からはいなくならないけれど、
文豪たちは、いつまでもいなくならない
そんな文豪たちに、家賃を徴収しに行き
クセのありすぎる文豪たちに振り回されるなんて
経験したいわん



先週の火曜日は、旭川に出張で泊まり
夕方、時間があったので、ホテル近くの常盤公園を散歩
ずっと昔に、公園の中にある美術館に
船越桂展を見に行った以来なので、13年ぶり



図書館や、プール、池や川もあり
綺麗な公園だったんだなぁ



次の日の朝は、早起きしてジョギング
常盤公園から石狩川河川敷を走りました
最初は半袖では寒いくらいだったけど、
走っているうちに気持ちよくなった〜



足は痛いけど、少しずつ、ゆっくり走っている
ただ、続けて走るのはまだ難しいかなぁという感じ
旭川の街はいたるところに彫刻が飾られているね

土曜日は、さっぽろテレビ塔で文芸誌フリーマーケットが
やっていると新聞で読んだので行ってみました
想像していたより、ずっとすごい人と出品数



思いがけず、大好きな森雅之さんのサイン本と
大好きなコミック草子ガイドブックの作者さんのバッチとしおり
そして、ちょっと面白そうだった「狸小路ワンダー」という小冊子を手に入れました
午後から行ったので、もう売り切れているものも多かった
面白そうな冊子がたくさんあったなぁ



時間があったので、初めての丸美珈琲で休憩
落ち着けて、いいお店。また行こう



そして夜は、SAPPORO CITY JAZZで
初めてのORIGINAL LOVE
座ってお酒を飲みながら〜なんて雰囲気じゃなく
ノリノリでイケイケのライブ
楽しかったけど、汗かいたよ〜ん



日曜日は、なんとか30kmをLSDしたかったんだけど
前日、10km走った時は、まだ大丈夫だったけど
体が異常に重く、足も痛く…
手稲駅まで行って、JRで帰ってきちゃった
焦らず、マイペースで、と自分に言い聞かせるこの頃

蛇行する月

2016-07-18 21:37:10 | 本のこと
桜木紫乃さんの
『蛇行する月』



「東京に逃げることにしたの」。
高校を卒業してまもなく、
同級生だった順子から清美に連絡が入る。
二十も年上の男と駆け落ちするという。
故郷を捨て、極貧の生活を「幸せ」と言う順子に、
それぞれ苦悩や孤独を抱えた女たちは引き寄せられていく――。
自分らしく生きてゆくことの難しさ、
そこにある確かな希望を描いた連作長編。


高校の同級生たちと、関わる女性6人の
それぞれが葛藤し、苦しみ、前に進もうとする時期の話
桜木紫乃さんらしい、暗いけど希望が持てる話で
薄い本なので、あっという間に読み終えてしまった



今日はリュックに簡単な着替えを入れて
久しぶりに北大をJog
大野池の蓮は今年も満開
ムシムシする中、見ているだけで清涼感



ヘトヘトになりながら、たまゆら桑園まで走り
さっと汗を流して、イオンの中をフラフラして連休終了
また、真面目に働かなくてはね

帰郷

2016-07-17 19:34:37 | 本のこと
浅田次郎さんの『帰郷】



みんな、普通の人だった──。
作家・浅田次郎のライフワークである
「戦争」をテーマにした短編集。
名もなき一般市民の目線から、
戦中戦後の東京の風景を描き出す。
人情ドラマが光る全6編。


この小説は、戦争小説で、反戦小説…だと思う
何も悪くないよ、でも諦めないと他の人が不幸になる
そんな生き方、誰だって好んでしたわけじゃない
6編のそれぞれの中に無情や切なさがあるけれど
その中でも「夜の遊園地」は
読み終わって、溢れ出る涙を止めることができなかった
終戦、いや敗戦の日の前に
選挙で、自民党が大勝ちしてしまった今に
読んでおいてよかったと思う



この頃の週末といえば、色々と予定があり
平日より忙しく過ごしていたけれど
今週末の3連休は、ゆっくりまったり
本を読んだり、録画した映画やドラマを見たり
少し走ったり
昨日は、走り始めてずっと、体が重く全然動かず
途中で諦めて、ゆっくり戻っているところ
偶然、三角山を責めて帰る○ん子さんと遭遇
少しおしゃべりさせてもらって、元気をもらい
帰りの3kmはちゃんと走れたけれど、まだまだ不満
今日は、午後からまた同じ道を走り始めたら
昨日よりは調子よく、途中、もちろん(?)歩いたけど
幌見峠ラベンダー畑へ行ってみた
毎年、行っているけど、あの登り坂を
あんなに車が渋滞して待っているのは始めて
車の脇を細々と歩いたり走ったりしながら、
まちがいなく、車より早くラベンダー畑に到着



途中、少し雨に打たれた曇り空だったけど
気持ちよかった〜
のんびりラベンダー畑の中を散歩して
登り時にいた車がまだ並んでいるのを横目で見ながら
くだり坂はゆっくり走ったり歩いたり車に注意して
藻岩山麓通りを通って、14kmのJog
足はまだ痛いけど、走れないこともない感じ
明日は休みだと思うと、なんか嬉しいなぁ

世界地図の下書き

2016-07-15 22:46:49 | 本のこと
朝井リョウさんの
『世界地図の下書き』



ずっと一緒に、いてほしかった。
施設で暮らす子どもたち。
大切な人との別れを前に立てた「作戦」とは……。
第29回坪田譲治文学賞受賞作


両親を事故で亡くした小学生の太輔は
「青葉おひさまの家」で暮らしはじめる。
心を閉ざしていた太輔だが、仲間たちとの日々で、
次第に心を開いてゆく。
中でも高校生の佐緒里は、みんなのお姉さんのような存在。
卒業とともに施設を出る彼女のため、
子どもたちはある計画を立てる……。
子どもたちが立ち向かうそれぞれの現実と、
その先にある一握りの希望を新たな形で描き出した渾身の長編小説。


朝井リョウさんの作品は初めて
単行本が出た時に、読んでみたいなと思っていて
文庫本が出るまで待っていた感じ
子供達の心に寄り添い読んでいると、胸が痛く切ない
そして、それぞれの悲しみや苦しみを乗り越えて
前に進もうとする姿に救われた
大人として、もっと大きな気持ちで優しさでいたいと思う
読んでよかった 



今週の水曜日は、SAPPORO CITY JAZZで大橋トリオのライブ
バンドでの大橋トリオは初めて
想像以上に、ノリノリで始まり、たくさんの仕掛けがあり
あっという間の2時間、聴いて、笑って、興奮して、最後は泣いて…
ライブで好きな音楽を聴けるのって、本当に贅沢な時間
来年も来てくれるかな

久しぶりのえこりん村

2016-07-11 20:55:42 | なんでもない話
土曜日に、母と叔母とえこりん村までドライブ
晴れたけど、暑すぎず、ちょうど良いお天気
10日、日曜日まで「ばら祭」も行われているとのことで
母と叔母は、大通公園の薔薇を見に行く予定だったのが
時期を逸してしまったので、今回は楽しみにしていた


作りもののアルパカちゃんがお出迎え


まずは、世界一のトマトの木
いつも圧倒、感動しちゃう


バラ以外の花々も満開


ツリーハウスは子供に人気















ばら祭りの中も、外も、きれいな花々が沢山で
浮世離れした気持ちになる
緑の中にいるのは、本当に気持ちいいね



えこりん村、また来るよ

長流の畔

2016-07-08 22:55:18 | 本のこと
宮本輝さんの流転の海シリーズ第8巻
『長流の畔』



昭和三十八年、六十六歳の松坂熊吾は会社の金を横領され金策に走り回っていた。
大阪中古車センターをオープンさせるも、別れたはずの女との関係を復活させ、
それが妻・房江に知られてしまう。
高校生の息子・伸仁は房江の味方となるが、心を痛めた房江はついに……。
東京オリンピック後の大阪で、熊吾の運命はいかに──。


わかってはいたけれど、どんどんと苦しくなる熊吾の心の動きに
こうも、流れが変わるものなのかと、こわくなるくらい
分厚い本なのに、輝先生の文章はやはり読みやすく入りやすく
どんどんと読み進めるうちに、終わってしまいそうで辛くなり
最後の最後に、ガーンとやられてしまった
こんな風に終わる?と衝撃を受けてしまう
次回がとうとう最終巻。待ち遠しいような、寂しいような。



日曜日、北ガスグループ6時間リレーマラソンに参加しました
スープカレー エスのチームに混ぜてもらっての参戦
仮装の部で10人以上の大世帯
今年は力が入っていて、テーマはマリオでした



格好はもちろん、カートや帽子、ヨッシーの頭など
バルーンで作られているのですよ
すごい完成度で、初めて参加のわたしは、ただただびっくり
でも、みなさんに混ぜてもらって、とっても楽しい時間を過ごしました
めでたく、仮装賞をいただき(悲願だったと、当日知りました
エスで、スープカレー鍋にビールでみんなで乾杯
仮装をして走るなんて、自分の人生にあるなんて思わなかった…
まあ、まだ足が痛くて、2周走るので精一杯でしたが



今日は仕事終わり、映画を見てきました
今週は、かなり忙しく、ちょっとヘトヘトだったのだけど
頑張った甲斐もあり(?)、今日、目処がつき
週末は心置きなく休める、そして今日も定時に帰れる
そうだ!映画を見に行こう!
「アリスインワンダーランド2」
ワクワクドキドキ、楽しい楽しい2時間
期待通り、想像以上、面白かった〜

希望荘

2016-07-02 20:03:56 | 本のこと
宮部みゆきさんの
杉村三郎シリーズ
『希望荘』



探偵・杉村三郎シリーズ、待望の第4弾!
その部屋には、絶望が住んでいた――。
宮部ファン待望の14か月ぶりの現代ミステリー。
特に人気の「杉村三郎シリーズ」の第4弾です。
本作品は、前作『ペテロの葬列』で、妻の不倫が原因で離婚をし、
義父が経営する今多コンツェルンの仕事をも失った杉村三郎の「その後」を描きます。
失意の杉村は私立探偵としていく決意をし、探偵事務所を開業。
ある日、亡き父・武藤寛二が生前に残した
「昔、人を殺した」という告白の真偽を調査してほしいという依頼が舞い込む。
依頼人の相沢幸司によれば、父は母の不倫による離婚後、
息子と再会するまで30年の空白があった。
果たして、武藤は人殺しだったのか。
35年前の殺人事件の関係者を調べていくと、
昨年に起きた女性殺人事件を解決するカギが……!?(表題作「希望荘」)
表題作の他に、「聖域」「砂男」「二重身(ドッペルゲンガー)」の4編を収録。


2013年にドラマ化された『ペテロの葬列』での
杉村三郎役が小泉孝太郎さんだったがあり、
今作からは、ドラマの配役のイメージで読むことに
そして、やっぱり面白い。
切々としているところは相変わらずだけど
宮部さんのミステリーは本当に面白い
『ペテロの葬列』のブログ記事は ⇨ こちら

今週は、暑い日々だったのに、週末は雨
明日は雨が上がるといいな