香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

RDG3

2012-07-30 23:09:13 | 本のこと
RDG3
レッドデータガール 夏休みの過ごし方

 学園祭のテーマに〈戦国学園祭〉が決まり、鈴原泉水子、相楽
 深行たち生徒会執行部は、夏休みに宗田真響の地元、長野県戸
 隠で合宿することになる。初めての経験に胸はずませる泉水子
 だったが、真響の生徒会への思惑がさまざまな悶着を引き起こ
 す。そこへ、真響の弟、真夏の愛馬が危篤だという報せが届く。
 三つ子のひとりである真澄によって真夏は次元の無効に取りこ
 まれ、大きな災厄が・・・!


荻原規子さんの『RDGシリーズ』第3弾
1、2を読み直してから読めば良かったなと少し後悔
日本のファンタジーという感じながらも、
込み入った内容でも読みごたえがあり
これからどうなっていくのか、楽しみな作品
アニメになるようで HPは → こちら
単行本は5巻まで出版されているようで、
表紙は全て酒井駒子さんなので、絵のイメージは違うけど
アニメも面白いかも

昨日、修理に出していた携帯が戻ってきたと連絡があったので
ショップに行って確認したら、基盤自体を替えたということだった
これでGPSもちゃんと反応してくれるなぁと思ったのだけど
確認したら、現在地のずれがひどいことになっていた
ショップの方の話だと、わたしの持っていた機種自体のGPSが
とても精度が悪いということらしい
がっかりして、どうしようかなと思って相談したところ
新機種2種が、7月一杯のセールでたくさんの特典がついて
機種代金がかからなくなることが分かって、機種変更をしてきたのです
GPSの件で、何度もショップに通ったので、これでおしまいと思うと
本当にほっとする~
携帯って、無いと困るものになってしまったけど
そういう生活が、いいことなのかななんて今さら思ったりもして
ちょっと複雑な気持ちの今日このごろ

プラチナデータ

2012-07-29 08:35:53 | 本のこと
東野圭吾さんさんの『プラチナデータ』

 国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。
 その開発者が殺害された。神楽龍平はシステムを使って
 犯人を突き止めようとするが、コンピュータが示したの
 は何と彼の名前だった。革命的システムの裏に隠された
 陰謀とは? 鍵を握るのは謎のプログラムと、もう一人
 の“彼”。果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に
 辿り着けるのか。


久し振りの東野作品
事件が起こる前までは、物語の流れが掴みにくかったのだけど
あ、これか、と思ってからは、どんどん謎が広がっていき
ドキドキしながらも夢中になってしまう
東野圭吾らしい、読みごたえ充分なミステリー
映画化もされるのですね 楽しみ
映画館で見ようとは思わないけど 
TVで放送されるときは、ぜひ見たいな

いやぁ、あっつい 
と札幌に住んでいて言ってちゃ怒られちゃうかな
でもでも、暑いのです 暑さに弱いのです はい
昨日、用事があって札幌駅、大通公園近辺を歩いていたら
歩いていても暑いのに、ジョギングしている人に結構すれ違ったなぁ
顔が真っ赤になっていたけど、頑張っているなぁと刺激
あ、でも、わたしは日が落ちて気温が下がってから走ろうかな

あぶない壇ノ浦

2012-07-25 20:25:39 | 本のこと
萩尾望都さんの『あぶない壇ノ浦』

『あぶない丘の家』の中のひとつで
前の記事で、平安時代のことがわかる小説かマンガを
教えてくださいという要望に、Ruccaちゃんが応えてくれたお話
現代(といっても10年以上前?)の不思議な兄弟が
時空を超えて、源頼朝、義経の時代に行くお話で
『黄蝶舞う』と合わせて、源家のこと、少し分かってきたのと
萩尾望都さんの頼朝・義経の確執に対する納め方というかなんというか
切なくって、なんか泣きそうになっちゃった
ホント、面白かった Ruccaちゃんに感謝
そして、もっともっと平家・源氏の時代のこと、知りたい読みたい欲求が・・・
でもさ、『平家物語』って12巻くらいあるんだよねぇ 無理

平行して、荻原浩さんの『ひまわり事件』を読んでいました

 幼稚園児と老人がタッグを組んで、闘う相手は?
 隣接する老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」。
 園児と老人の交流を大人の事情が邪魔するが……。
 勇気あふれる熱血幼老物語!

えっと、頑張って半分くらい読んだんだけど
じいさんと子供のなんかちょっと現実味の無い独白が
だらだらと続いて、もう、読み続けていく気力が・・・
途中挫折です しばらく本棚にしまいこみますです

携帯電話のGPSがずっと調子が悪くて、何度かショップに持っていって
色々とためしたりしていたのだけど、とうとう故障ということが判明
FOMAカードの取り替えと、携帯を修理に出してきたので
自分の携帯よりちょっとバージョンアップした仮携帯を使用中なのだけど
いつも使っているアプリを設定したりするのに、大汗
そして、新しい携帯に慣れてきちゃって、自分の携帯が戻ってきたら
なんか、寂しい気持ちになりそうで、こわいわ

さて、次に何を読もうかなと思っていて、東野圭吾さんの推理小説と
思っていたのだけれど
昨日、ぜんぜん眠れずに、あきらめてDVD『西の魔女が死んだ』を
久し振りに見たら、1回目に見た時よりも何故かすごく感動しちゃって
涙ポロポロととまらなくなってしまった・・・ので
小説を再読しようかしらとも思っているのですが・・・どうしよっかなぁ

黄蝶舞う

2012-07-21 21:34:46 | 本のこと
浅倉卓弥さんの文庫『黄蝶舞う』

 頼朝・頼家・実頼ら源将軍家の闇に光を当て、ベール
 に覆われた悲劇を鮮やかに描ききった幻想連作短編
 集。頼朝と清盛の相剋、謎に包まれた頼朝の死をめぐ
 る因縁を描く[されこうべ]、『従前時物語』に想を得
 た[双樹]、実頼暗殺事件を実頼・公曉双方の生涯か
 らドラマチックに迫る[黄蝶舞う]と[悲劇の娘]、頼
 家と実頼の実姉・大姫の儚い生を描く[空蝉]の五編
 を収録。著書初の本格時代小説、待望の文庫化。


大河ドラマ『平清盛』をとても楽しみに毎週見ていて
今まで、ぜ~んぜん知らなかった平安時代のことに
がぜん興味を持っていたところ
札幌出身の作家・浅倉卓弥さんのこの文庫を本屋でみつけて
読めるかなと少し自信なくも手に取っていたのです
浅倉さんの小説は、今まで何度か読んでいますが、
読みやすくて、面白かったので大丈夫かなと思って。。。
平安時代というよりも、血に呪われた鎌倉時代の小説でしたが
平清盛の偉大さ・怨念、源家の因縁と残酷さ、無惨さが
歴史の知識の無いわたしにも痛いほどわかりました
知らぬ間に、心の中の言葉まで「~~してはならぬ」なんて
時代調の言葉になっていたりして
今週は,夜、家に戻ってからはすっかり嵌っていました
この中には出てこなかった義経のこと、清盛のこと
もっともっと知りたいなぁ、どうして今まで知らなかったのなんて
無知な自分を叱りつけたい気持ちでいっぱいです
この時代の小説、マンガ、何かお勧めがあったら教えてください

東京の方は、少し涼しい日が続いていたようですが
札幌も今週は過ごしやすい日が続いています
あまり暑くならないとうれしいけど、冷害にまでなってほしくないな
今日、休日にしては早い時間にいつものコースを走りはじめて10分ほどで
赤信号で止まっていたら、知り合いの設計事務所の常務に偶然会いました
10年以上前に事務所協会の旅行で顔見知りになってからの細く長いお付き合い
今でも年賀状のやりとりをしていて、やさしくしてくれる方なのです
今年の年賀状にホノルルマラソンに出ましたと写真付きで
すっごく驚いたので、そのことを聞いたりして
しばらく立ち話に花が咲いてしまいました
還暦過ぎているので、7時間かけての完走だったらしいのですが
挑戦すること、完走することが素敵だなぁと思い、うれしくなりました
そして、常務もこの頃忙しくて練習していなかったけど
香さんが走っているのを知ったら、刺激されちゃったよ 
走りたくなっちゃったよと言ってくれたことも、なんかうれしかったな

旅屋おかえり

2012-07-16 18:03:55 | 本のこと
原田マハさんの『旅屋おかえり』

 もう一度見たいあの風景、
 もう二度と帰れない故郷。
 事情を抱えた依頼人のため、
 「おかえり」こと丘えりかが
 日本各地へ向かう。
出会って、笑って、泣いてーーー
「おかえり」の旅は、あなたの人生を変えていく。


人生の逆境から始まり、主人公が前向きで頑張りやなところは、
同じくマハさんの『キネマの神様』に少し似ている感じ
そして、やっぱり何度も胸が詰まるような想いをしながら読み進み
読み終わったあとは、心の中が温かくしあわせな気持ちになるのも同じ

「私の帰りを待つ人がいる。雪解けの日を待つ人がいる。
その人のために旅を続ける、旅人なのだ」
「いいことよりも、きっと、つらいことのほうが多かったに違いない。
けれど、みんな、一生けんめいだった。叩かれて叩かれて強くなった。
美しい人たち。」
「旅は、出かけるだけで、すでに意味がある。そう思わねが?」
小説の中を旅してきて、ちょっとした旅にも出たくなっちゃったな

同じく原田マハさんの文庫本『花々』

 島を愛する旅人の淳子と、故郷の沖縄を出て東京の
 キャリアウーマンとして生きる成子。「おんな一人
 旅の宿」というテーマで奄美諸島の神秘の島々を取
 材する二人だが、彼女らが見つけたものは、取材の
 目的以上の大きなもの。それは、それぞれが背負う
 「宿命」だったーー。


マハさんの『カフーを待ちわびて』の番外編というか
同じ時期にカフーと明青と幸の暮らしの傍で繰り広げられていた物語
鳳仙花、ねむの花・デイゴの花、さがり花、コンコロカ(ハンカチの花)
たくさんの沖縄の花とともに、やるせない物語が進んでいく
最後の方は、ちょっと、号泣・・・・

3連休のうち、2日間は実家へ泊まりに行って母と過ごしていました
土曜日は、えべつ焼きもの市へ

300以上のプロ・アマチュアを交えた店舗があって
それを全部、見て回ってきたので結構たいへん
札幌を出る時は雨が降りそうな曇り空だったのに
江別についたとたんに、すっかりかんかんに晴れちゃって
蒸し暑かったこともあり、帰りの電車の中は
おしゃべり母娘は無口になりました
買ったのは、江別産のトマトケチャップと湯のみだけ

湯のみは形も色もとっても気に入って一回りしたあとに購入
ケチャップは、まだ使っておりません

次の日は、白石サイクリングロードを走ってみようと思っていたので
白石から、上野幌まで走ってみました

北広島まで行けたらとも思ったのですが、
暑くて断念した軟弱ものです
こんなんで、ハーフマラソン完走できるのかなぁ
10月のさっぽろマラソン前に一度、大会に出たいなぁと思い
この前、9月の石狩サーモンマラソン10㌔にエントリーしちゃった
ちょっと楽しみなの

最果てアーケード

2012-07-12 21:05:43 | 本のこと
小川洋子さんの『最果てアーケード』


ここは、世界でいちばん小さなアーケード――。
愛するものを失った人々が、想い出を買いにくる。
小川洋子が贈る、切なくも美しい記憶のかけらの物語

天井は低く、奥行きは限られ、ショーウインドーは箱庭ほどの
スペースしかない。そのささやかさに相応しい品々が、ここで
は取り扱われている。使用済みの絵葉書、義眼、徽章、発条(
バネ)、玩具の楽器、人形専用の帽子、ドアノブ、化石……。
どれもこれも窪みにはまったまま身動きが取れなくなり、じっ
と息を殺しているような品物たちばかりだ。――<本文より>


古いステンドグラスのアーケードにあるお店は
あまり見かけないお店ばかり
そのお店の配達係の女の子の語りで物語が進み
終わりにつれ、「え?もしかして?」との意外性もあり
これは、ファンタジーなのかな 
小川洋子さんらしい、静かに心地好い物語
表紙の絵は酒井駒子さんなのだけど、雰囲気そのままに感じる
きれいな装幀の本で、内容も好きなものだと
自分の本棚にたてるのがとってもうれしくなっちゃう

バルコニーで育てているサラダ菜は、
ちょっと元気がなくなっちゃったけど
ワイルドストロベリーは実がつき、
トマトももうちょっと
部屋の中に入れている昨年末に咲いているのを買ったシクラメン
こんな時期にこんなに咲いちゃって、いいのかなぁ


昨日は、久し振りに大好きなUnicoに
仕事帰り、自転車でひとり行って来ちゃった
暑かったのと、忙しかったので、
1日中楽しみにしていたビール2杯

絶対食べたいと思っていたなすびが、鮎と一緒に

Unicoに行ったら絶対食べたいアンチョビバターの料理
今回はインカの目覚め、ブロッコリー、いか

そして、調子に乗って焼酎の水割りまで飲んじゃって
お腹いっぱい 気分上々
でも、本当はもっと色々と食べたかったなぁ・・・
ひとりだと、2皿食べるのが精一杯なので
どなたか、お付き合いしてくださいね 

サラダ好きのライオン

2012-07-07 18:10:22 | 本のこと
村上春樹さんのananに連載されていたエッセイ1年分
 『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』

 男がオムレツを作るとき、
どんな風景がいちばんふさわしいでしょう?
 おたくの猫には、
音楽の好き嫌いがあると思いますか?
 村上春樹さんは占い師として、
はたして大成したでしょうか?
 最新のムラカミ情報満載の「村上ラヂオ」第三作。


本屋さんで平積みされているのを見つけて小躍り
期待通り、面白いというかなんというか
ずっとニヤニヤと半笑いしながら、一気に読みました
アンアンの連載は3月に終わってしまったようで、残念
”心のこりをときほぐすエッセイ集”の言葉に、全力で頷きます

昨日の夜、NHKの新番組ユーミンのSUPER WOMANを見ました
ゲストの森本千絵さんと一緒に神保町の古本屋に行ったユーミン
そこでふたりが興味を持った古本の魅力的なこと
ユーミンらしい番組で、あっという間の30分でした
見終わったあと、ユーミンの帰愁がやたら聴きたくなって
YouTubeで探して聴いていました
ユーミンのアルバムは何枚か持っているんだけど
この曲が入っているアルバムは無いんだよね

今週はちょっと疲れが体に出たようで
朝方に足がつって、モウレツに痛い思いをしたり
仕事中、ずっと目が痙攣したり、
弾丸トークのお客様との打ち合わせ後、頭がぼーっとしたり
だからといって、寝てばかりもいられないし
その方が逆に疲れちゃうと分かっているので
歩いたり、走ったり、ストレッチしたり
大通公園の西11丁目は、バラ園のようになっていて
満開だとFacebookで知り合いの方が写真をアップされていたので
この時期だけだと思って、少し歩いて見に行ったときの写真

奥に見えるのは資料館

今週も蒸し暑かったので、噴水が気持ちよかった

朝、いつものコースを走っていて、北大の中を通ったら
多分北大の馬術部の方が、馬を散歩させていたらしい

人や車が通る北大の中で、朝とはいえ馬に会えるとは思わず
ちょっと、いやかなり驚いちゃった
でも、良く北大の中を走っている知り合いの方が教えてくれたけど
そんなに珍しいことではないらしい・・・という事実にもびっくり

今日は七夕ですねぇ
Facebookでお友達が招待してくれた
『100万人の線香花火ライト』というイベントにひとり参加する予定
今日の夜7時半に
 震災からの復興と犠牲者の方々の鎮魂を祈り、
お星さまになってしまった方々からも見えるように、
日本中みんなで、線香花火に火を灯し、
みんなで空からも見える天の川を作りましょう!!

というものです
もし、このブログを見た方、線香花火が手元になくても
夜7時半にちょっとだけ思ってくれたらうれしいです

清須会議

2012-07-01 16:44:40 | 本のこと
三谷幸喜さんの『清須会議』

 日本史上、初めての会議で歴史が動いた瞬間
 誰が最後に笑うのか?
 信長亡きあと、清須城を舞台に、跡目を決める心理戦が始まった。
 猪突猛進な柴田勝家、用意周到な羽柴秀吉。
 「情」と「利」の間で、どちらに付くか迷う、丹羽長秀、池田恒興ら武将たち。
 愛憎を抱えながら、影でじっと見守る、お市、寧、松姫ら女たち。
 キャスティング・ボードを握るのは、誰なのか?
 歴史の裏の思惑が、今、明かされる。


結果も流れもあまりにも有名な話、まるでテレビドラマそのもの
色々な人たちの独白でなるこのお話それぞれのタイトルの下に
(現代語訳)との言葉があり、それがこの小説なんだろうなと思う
面白いし,読みやすいし、楽しかったけど
これ、小説にする必要があったのかな
そのまま、もう決定しているという映画でよかったんじゃないかな
歴史小説も色々で、司馬遼太郎さんのように、淡々と語られるものや
浅田次郎さんのように、ドラマチックに嘘も想像も物語にしていたり
和田竜さん、山本兼一さん、葉室凛さん、それぞれの歴史小説で
わたしは結構好きなんだけど
それぞれ、小説ならではの余韻や感慨、想像、切なさがあると思う
でも、この小説すごく面白いけど、ただそれだけ、読み終わって終了
三谷幸喜さんのドラマやラジオが好きなので
どんな小説を書かれるのかなぁと楽しみだったのだけど・・・
でも、きっとこういう小説が好きな人もたくさんいると思うし
否定もしないし、読んでいる間は楽しかったので、よかった

さっき、ほぼ日で特集していた
なかしましほさんの「黒ごまスティック」を作ってみました

菜種油がなくって、グレープシードオイルで作ったのだけど
すごく簡単で、早くできるのにびっくり
甘さが控えめで、ちょっと小腹がすいたときにいいかもいいかも

今日これから、マンションの給水管工事竣工検査立会いに
出席しなくてはいけないことに、さっき気づいてしまった
なんでまた日曜日の夕方に、、、
くだらないことを大騒ぎするあのおっちゃんに、、、
と、少しブルーになりながら
アイスティーのんで黒ごまスティックつまんでおります