香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

江戸東京たてもの園

2011-06-28 22:24:25 | なんでもない話
東京での2日目
待ち合わせの時間より、少し早く出て
新宿御苑の廻りを散歩

そして、新宿駅でお友達と会って、中央線で武蔵小金井へ
駅からタクシーで1区間、江戸東京たてもの園に到着
去年、お友達が行った時のブログを読んでから
機会があったら行きたいなぁと思っていたんだぁ
そして、一番見たかった前川國男邸

小出邸、三井邸を見ていたら、いつの間にかもう1時
4人で行ったたべもの処”蔵”でぶっかけうどん

美味しかった

後半戦
千と千尋の神隠しのモデルとなった子宝湯

昔の商店街のような建物の間にある路地

豪邸郡の中にはいろりが

広い敷地内通路はあじさいがきれい




全部の建物をゆっくりじっくり見ることが出来て幸せ
一緒に行ってくれたお友達とも
楽しい会話や、つっこみ、ボケ、
今日も笑った だいぶ

羽田空港まで1時間半も一緒に来てもらっちゃって
なにからなにまで、やさしい気遣いの中で、幸せじゃった
今回のおともをしてくれた、ほぼ日リュックに
たてもの園のちょっと変で可愛い根付けを付けたよ

そして、昨日はMさんへのおみやげ
東京チーズうさぎを、一緒に食べちゃった

ほんのりチーズの味で、甘さ控えめで、美味しかった

本当に、楽しい、美味しい、幸せな2日間だったなぁ

骸骨ビルの庭~舞台編

2011-06-28 00:21:51 | 本のこと
劇団文化座で26日まで上演されていた
宮本輝原作『骸骨ビルの庭』見てきました

六本木にある俳優座劇場で、
千秋楽の前の日25日14時から

なんだか可愛い劇場で、入ってすぐのロビーには
きれいなお花がたくさん飾られていて、
@テルニストの有志の方からのお花もド~ン

1冊300ページ近くで、
上下ある小説が2時間ちょっとの舞台になっている
そんな原作を読んでいたので、
自分のお気に入りの部分とか飛んでいたり
ちょっと残念だったなと思う反面、
小説とはまたちがうものとして、楽しめた
とにかく、しゃべるしゃべるの舞台だったし
あっという間に終わってしまった感じでした

25日は、朝8時15分発の飛行機だったので
家を6時過ぎに出て、JRで飛行場に向かったのだけど
東京についてから、JR北海道のKITACAが
モノレールやJR東日本で使えたのもあって、
乗り継ぎがすごくうまくいって
11時前には六本木についておりました
ひとりで東京ミッドタウンの回りをうろうろして
フジカラーでやっていた
「幕末・明治の寫眞師 内田九一」をじっくり見て
青山ブックセンター 六本木店をプラプラ
自分へのおみやげとして、北村薫さんの新刊で
なんと、北村薫さんと装画の大野隆司さん
おふたりのサイン本があったので、購入してきました

お昼ご飯は、簡単にと思っていたので
アメトーークで気になっていた「天下一品」のこってりラーメン
いや~ん、あんなに汁がこってりしているのね・・・
わたしは、やっぱり札幌ラーメンが好きだわ I LOVE 信玄
その後、舞台の入場時間まで、スタバで休憩して、勇んで舞台へと

舞台が終わってからは、予約していた新宿のホテルに向かったのだけど
新宿が、想像以上にすごい人で、出口も反対から出ちゃうし、
というか、外になかなか出れずに、ちょっと泣きそう(大袈裟)だった

ホテルについてから、大好きなお友達とのお食事に行って来たのだ
サンサール新宿店でネパール料理
はじめてのお料理ばかりだったのだけど、
めっちゃ、おいしかった ちょっと感動
なんだか、笑って食べて笑って飲んで笑って語っての幸せな時間
夢のような1日が終わったのでしたん

避暑地の猫

2011-06-24 20:49:19 | 本のこと
宮本輝文学の中で、出来れば夏に読みたい小説No1ではないかな
1985年の作品 『避暑地の猫』

 修平の両親が番人として雇われた別荘には秘密の
 地下室があった。別荘の主、布施金次郎と両親た
 ちとの密約の存在を知った17歳の修平は、軽井沢
 にたちこめる霧のなかで狂気への傾斜を深めてい
 く。15年の沈黙を破って彼が語り始めたひと夏の
 出来事とは?人間の心の奥に潜む「魔」を描きき
 った傑作長編小説


初めて読んだ時には、もう宮本輝文学ファンになって
何冊かの小説を読んできたのだけど
この小説は、実は「え?」と思って戸惑った小説
でも、改めて今回、新装版の文庫本を読んでみて思ったのは
宮本輝作品らしい本じゃないかということ
そして、やはりいつものことだけど、
読み始めると、「宮本輝の世界」に入り込んで抜けられない
修平は、まだ生きているかな 
幸せじゃないんじゃないかな

明日は朝早くに家を出て8時ちょっと過ぎの飛行機に乗ります
六本木で文化座による『骸骨ビルの庭』の舞台を見て
その後、新宿でお友達に会えるのがメインかしら
しばらくぶりのプチ旅行・・・ドキドキ

あの空の下で

2011-06-23 20:29:41 | 本のこと
吉田修一さんの『あの空の下で』

  初めて乗った飛行機で、少年は兄の無事を
 一心に祈っていた。空は神様に近い分、願い
 事が叶う気がしてーー。機上で、田舎の駅で、
 恋人が住んでいた町で。ささやかな、けれど
 忘れられない記憶を描いた12の短編と、東南
 アジアから北欧まで、6つの町での出会いを
 つづったエッセイの詰め合わせ。
  ANAグループ機内誌「翼の王国」人気連載
 をまとめた、懐かしくいとおしい、旅情を誘う作品集


短編なので、いつも鞄に入れて、移動の時に読んでいました
『悪人』や『パレード』など、ちょっと重い長編小説と違って
読んでいて,ほろ苦い思い出が蘇ってくるようで
安心して、移動の短時間に集中して読めた本でした

ANAに乗ったことが今までに1回しか無くって
吉田修一さんがこんな軽快な短編を書かれるとは知らなかった
JALの機内誌での浅田次郎さんの「つばさよつばさ」も楽しくて
たまに(本当にたまに)乗る時は楽しみにしていることを思い出した
浅田さんの「つばさよつばさ」も、まとめて読んでみたくなったな
明後日の飛行機は、初めてのスカイマーク
機内誌を見る楽しみも増えちゃった

♪雨宿り

2011-06-22 22:08:04 | 好きな音
今日、お誕生日の斉藤和義さんの『♪雨宿り』
本日配信で、さっきまでUSTREAMで見ていました
 ♪やぁ、無情  ♪表参道  ♪Summer Days と4曲
雨宿りはメッセージ性の高い、切ない曲ですねぇ
セクシーで、格好いいですわ

和義さんがおっしゃっていましたが、東京は今日32℃とか・・・
27℃の札幌にいて、暑いと言っているのに、
東京に行ったら、本当に溶けちゃうんじゃないかしら


通勤途中の風景に、癒されたのでした

庭の小さな仲間たちの季節の野菜レシビ

2011-06-21 21:33:14 | 本のこと
アラン・バッサール文、アントーン・クラン絵
『庭の小さな仲間たちの季節の野菜レシビ』

 ミツバチの「ミレイユ」がこよなく愛するスープとサラダ…。
 野菜嫌いの子どもも笑顔になる、開いて楽しい、作って美味
 しい一冊。パリでいちばん予約が取れない三つ星レストラン
 “アルページュ”のオーナーシェフが、家庭で気軽に作れる野
 菜の料理方法を初公開。

春夏秋冬の季節の野菜を使ったレシビ
絵もとても可愛い
今の季節 夏は
 トマトのサラダ ヴァニラ風味
 サヤインゲンと白桃のサラダ アーモンド風味
 メロンとモツァレラチーズ
 シューに詰めたアイスクリーム フランポワーズ入り
 砂糖菓子いっぱいのデザート
 フレッシュレモネード 桃とサクランボ風味
とっても美味しそうでしょう
簡単そうなものもあるのだけど
この材料、どこで買うといいのかなぁというのもあり
まだひとつも作ったことがありません

明日は、夏至ですね
1年で1番日が長く、太陽が高く、影が短くなる日
本格的に夏突入だぁ
通勤の途中に、お庭が薔薇の花だらけで、
お庭に面した窓が薔薇のステンドグラスになっているおうちの
綺麗に咲いている、これも薔薇の一種なのかな


今日、仕事で歩いた道路傍に咲いていたお花




この季節の札幌は湿度もそんなに高くないから
さわやかだなぁなんて思って歩いていたら、
じんわり汗が出てくる感じ
明日から少しお天気が崩れるよう
週末は、おら、東京さ行くだぁ~けど、
天気予報は、曇り時々雨・・・うむむむ


しずかの朝

2011-06-20 21:22:19 | 本のこと
小澤征良さんの『しずかの朝』

 しずかは25歳。家庭のある恋人と別れ、勤めていた会社は倒産。
 人生に迷う彼女は、不思議な縁に導かれ、亡命ロシア貴族の未亡
 人ターニャが住む横浜の洋館で暮らすことになる。一方、恵まれ
 た結婚をしたはずのしずかの姉、恭子もまた、問題を抱えていた。
 心配したしずかは姉を洋館に呼び寄せるが──。優しい人々との
 出会いによって生きる道を見いだす女性を描く、前向きな再生の
 物語。 


こんなに、好きになる作品だったことに驚いてしまう
瑞々しく、繊細で、やさしく、さわやか
物語の中に、何度も戻り何度も読み返し、
が出そうで、心があつくなる

 人生は一回しかないからね。だから、何でもいいけど、
 ちょっとでも興味があったらそれは大切にしたほうがいいし、
 すぐに実現でいなくてもあきらめる必要もない。
 そう、僕は信じたいんです。


 何かが気になっているのにそれを無視しちゃったら、
 永久に何もみつかりませんからね


 何が大事か解っている人には、迷いがありません。
 ゆるぎない魂に、人は惹きつけられます。
 ほんとうの強さは終わりのない優しさです。


 出会ったからこそ今の自分があることですとか、
 愛すると孤独になることもあるけれど、
 愛さなかったら孤独にすらなれないこと


やさしさが、読み終わった今、わたしを包み込んでいる気持ちがする
いなくなってしまった人、そばにいてくれる人、
思いを寄せる人、みんな出会えてよかったと思う

よかった・・・



香菜里屋を知っていますか

2011-06-19 11:17:37 | 本のこと
北森鴻さんの香菜里屋シリーズ最終刊
 『香菜里屋を知っていますか』

 ビアバー香菜里屋は、客から持ち込まれる謎が
 マスター・工藤によって解き明かされる不思議
 な店===。常連客は、工藤による趣のある料
 理とともにこの店を愛していた。だが、その香
 菜里屋が突然たたまれてしまう。そして若かり
 し頃の工藤の秘密が明らかになる。
 シリーズ完結編。


つい最近からだけれども、
わたしもいっぱしの香菜里屋常連のつもりになっていたので
突然の閉店にがっかり
物語が終わるとわかっていても
いつか、工藤が他の小説にボッと出て来たり
そんな楽しみも無いのだなぁ
シリーズを読んでいない人は、
ちゃんと最初から読んだ方が、百倍楽しめると思います
そして、読み終わったらきっと、わたしと同様
さびしくてさびしくて仕方ないけれど
何度も香菜里屋に訪れることになると思うのです

今朝は、起きたらなんだか体がだるくって
今日は何もしないで、ゆっくりしようと思っていたのに
天気が良いのもあって
洗濯して、掃除機掛けて、なんと床拭きまでしてしまった
えらいぞ 自分
いまは、楽しみにしていた安住紳一郎の日曜天国
ゲストは羽鳥さん 2人のやり取りが最高
ひとりニヤニヤしながら過ごしています

午後からもお出かけ予定が出来たのでで円山へ
いつのまにか、だるさもとれ、元気になっている不思議

あかりのおはなし

2011-06-17 22:02:03 | なんでもない話
やっと少し暑くなって晴れた札幌です
昨日、アクセスサッポロでのPanasonic展示会に行って来ました
お目当ては、LED照明
節電のために注目されているLED
前は灯りの色は青白い蛍光灯のような色だったのが
今は、白熱灯のような暖かみのある色もあり
天井に直接つけるシーリングライトも、
12畳位まで対応出来るものまで出て
それも、調光や灯りの向き、色の切り替えが出来ます
ダイニングの上につけるペンダントや、スタンドライト
壁に付けるブラケットなど、小さく可愛いデザインが増えました
2年程前より、お値段もかなりお安くなった感で
(まあ、まだちょっとお高い感じはするけどね
小さなワット数で、これだけの灯りがとれるのだから
もっともっと普及して、もう少しお手頃価格になっていくのでしょう
うちは、LEDはまだ1カ所だけだけど、少しづつ増やしていくのだ

展示会で色々とパンフレットやカタログを収集してきた中
小さな冊子ももらって来て読みました
『あかりのおはなし』

キツネバクのワオくんと、マレーバクのバクくんが
あかりを半分こしてお部屋に持ち帰る
ワオくんは、お日さまみたいに明るくするけど
なんだか、おちつかない、
なんだか、すてきじゃない、
バクくんのおうちは、なんだかおちつく
どうしてかなぁと思ったら、
よくいる場所とか
暗いと困るなってとことか
お気に入りのものとか
そんなところにあかりを置いたの
ほしいところに、ほしいぶんだけ、でいいんだね
とかいうおはなし

帰りには、おみやげにLED電球風おかきを頂きました

ただのちーずおかきなんだけど、

展示会のあと、先輩と豊平区のクラブチャイナ
中華ランチを頂いたんだけど
40~50人くらいは座れる広い店内
男性は、先輩ひとり 居たたまれない感
ゆっくり優雅なランチタイムを過ごすマダムばかり
メインと点心、サラダ、スープ、ごはんにデザート
量はちょっとづつの女性で丁度良い感じで、
先輩、ちょっとがっかり わたし満足

話は変わり
中江有里さんのつぶやきから知ったHPなのだけど
新潮社のHPの中に、亡くなった児玉清さんを偲んで
さよなら児玉清さんというサイトがあります
大好きな宮本輝さんとの対談や、たくさんの作家さんとの対談
色々な本の書評などを読みことが出来ます
わたしも、少しづつ読んでいます
児玉清さんにはかなわないけれど、
わたしも、たくさんの本を命あるかぎり読んでいきたい


さよなら、わたしの恋

2011-06-15 21:31:30 | 本のこと
あ、いやいや、わたしの失恋話じゃなくって

クロード・K・デュポア作・絵、小川糸訳
  『さよなら、わたしの恋』の絵本

 悲しみの森のなか、ローズは失われた愛に泣いた。
 いつまでも愛してると言ってくれたのに――。
  傷ついた心に向き合い、自分らしさを取り戻していく
 一人の女性の物語。

同じ人が描いているのだから当然なんだろうけど
文章と絵が果てしなくやさしく物語を包んでいる
気持ちがはぁ~っと同意して、ほろっとする
素敵な大人の絵本でした

そして、青山七恵さんの『ひとり日和』

 世界に外も中もないのよ。この世は一つしかないでしょ
 20歳の知寿が居候することになったのは、2匹の猫が
 住む、71歳・吟子さんの家。駅のホームが見える小さ
 な平屋で共同生活を始めた知寿は、キオスクで働き、恋
 をし、時には吟子さんの恋にあてられ、少しずつ成長し
 ていく。第136回芥川賞受賞作


え~、わたし、一度読んでおりました。
多分、芥川賞発表の文芸春秋で・・・
そして、この本の良いところがわからぬままだったことに
再読して、思い出しましたです はい、以上です

札幌は、少し暖かいというか暑い日が続いていたのだけど
ここ数日はリラ冷えの言葉通り、少し肌寒い毎日
街路樹のニセアカシア(だと思うんだけど)が色付いている

中央区北4条西20丁目~22丁目位の通り沿いは
この赤く可愛い花が道路沿いにずらっと咲いてとても綺麗

そして、今日は北海道神宮祭
仕事で札幌消防局本庁から、大通りの会社まで行く用事があり
ぷらぷらと歩いていたら、創成川沿いで御神輿が待機中

「あ、お祭りだった」と気付いた次第です
狸小路を歩いたのだけど、1、2丁目とか6、7丁目とか
とても個性豊かなお店が多くて、見ているだけで楽しかった
古い家具がおいているリサイクルショップのような店が
実は喫茶店で、結構、お客さんがたくさん入っていたり
これは絶対に観光客しか目当てにしていないだろうお店があったり
美味しそうで安い食べ物屋さんや、市場が一体になっていたり
お年をたくさん重ねた女性しかいない洋服屋さんがあったり、
駅前や大通りのような画一な雰囲気と違って、
札幌らしさが出ていていいなぁと思ったな
休みの日に、ゆっくりと歩いたりしたいなぁ

さて、今日はお祭りなことだし
この前のうち宴会で飲まなかったワインでも飲もうかな

三笠の山崎ワイナリーの赤ワイン、ツバイゲルトルーベ
ラベルがとても可愛いと思いませんか