香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

色々と、そしてグッタリ

2016-06-25 19:59:13 | なんでもない話
先週、偶然に知ったのが
札幌芸術の森で行なわれている有元利夫 10年の絵と譜
宮本輝さんの「青が散る」の装画が有元利夫さんとの初めての出会い
それからずっと、大好きで、作品集を買ったり
毎年有元利夫展をおこなう小川美術館のメール会員になり
行きたい、行きたい、一度は本物を見たいと熱望
やっと札幌で作品を見られる機会が訪れたのに、気づくの遅すぎ
足底筋膜炎で、明日エントリーしていた北広島ロードレースは
でないことに決めたので、参加賞だけでも受け取りに行きたかったのもあり
芸術の森は、遠いというのもあり、今日はレンタカーで移動



朝からあいにくの土砂降り
雨の日の芸術の森は初めてだな
静かで、緑が濃くて、気持ちい



美術館で行われていた展示会は、
想像以上の展示数で、人は少なくじっくり見ることが出来た
有元利夫さんは、若くして認められた人だけど
38歳で亡くなってしまったので、約10年の画家生活
有元利夫さんの言葉や、奥様の言葉を読みながら
やはり、今まで画集や装画でしか見ていないかった本物の絵に
圧倒され、何度も見直し、動けなくなり、感動する
奥様も書かれていたけど、充実した10年だったでしょうが
そのあとの10年の有元利夫さんの作品も見たかったな



宮本輝さんの小説の装画にはたくさんの有元利夫作品
そして、宝物の「有元利夫作品集」



余韻にバリバリ浸りながら、駐車場に向かう道
ハスの花が満開で、雨に打たれて、美しかった

芸術の森から、北広島へ向かう途中
ちょうど、お昼にかかるので、
遠回りして、長沼のインカルシ
ずっと、行ってみたいカフェだったんだけど
行くたびに、時間が合わなかったり、定休日だったり

 

アスパラスープとサラダと白いパンのランチ
食後に美味しい珈琲を頂いて
リラックスした、いい時間を過ごしました



座った席から見える風景(外に出て写真は撮ったけど)
雨だったけど、長沼の町が見えるいい景色

北広島に向かい、ロードレースの受付をして
計測チップを返して、セブンで珈琲を買って、傘を忘れた



広島だけど、北海道。ってちょっと笑っちゃった
そういえば、インカルシでは「そこぬけに美味しい、長沼」ポロシャツ
いいなぁ、なんか、標語?っていうのかな
真面目過ぎなくって、わかりやすくって、いいな



帰りに、三井アウトレットに寄って
来週の仮装リレーマラソンで使うベージュ系のTシャツを探して
なんとかadidasで近いかなと思って買ったんだけど
帰ってちゃんと見たら、どう見てもベージュ系じゃない
一緒に写っているのは、北広島ロードレースの参加Tシャツ
Sサイズなんだけど、大きすぎない

三井アウトレットに行く道、帰り道は、
道路がメチャクチャ混んでいて、
久しぶりの運転だったので、なんだかヘトヘトです
少し、ゆっくりしましょう

利休、とと姉ちゃん、うりさん

2016-06-23 20:44:20 | 本のこと
山本兼一さんの
『利休の茶杓』とびきり屋見立て帖




幕末の京都、真之介とゆずの若夫婦が営む道具屋「とびきり屋」。
新撰組や長州藩も出入りしきな臭い世相と無縁ではいられない。
が、時代を経てよさが増す道具、
それを見極める目を武器に、
はんなりと難事をかわしていく二人。
雇い人たちにも春が訪れる。
著者逝去により図らずも最終回となってしまった。
シリーズ第4弾。


シリーズ1作目の「千両花嫁」の後、
第2、3と続けて読みたいと思っていたのだけど
本屋には置いていなくて、図らずも最終巻
安定した面白さ
第1作目では、自信がなかった真之介が
堂々とした旦那さんになっていて頼もしい
相変わらず仲のいい夫婦にもほっとする
終わってしまったのがとても残念

  

大橋鎭子さんの
「暮らしの手帖」とわたし



太平洋戦争下の防空壕の中で、家族を支えるために思いついた
「知恵を売る仕事」は、敗戦後、平和が戻って、
雑誌「暮しの手帖」として実りました。
二十代後半から60年あまり、熱い思いを持ち続けて
「暮しの手帖」に生きた大橋鎭子が、
ともに雑誌を支えた花森安治との出会い、
リュックを担いで書店をまわった創刊当時のこと、
商品テストなど独自の記事を作りだした編集室の様子、
「すてきなあなたに」の誕生秘話などを語りました。


朝ドラの「とと姉ちゃん」の影響で、本屋には
大橋鎭子さんや花森安治さん関連の本がたくさん
ドラマの設定とはかなり違う内容だけれども
一生懸命生きて、丁寧に暮らして、思いやりを持って
優しく、楽しく生きている姿に、ほっとする
文章も淡々としていて読みやすい



月曜日に、中山うりさんのライブが
レストランのやという、こじんまりとしたレストランの1室で
うりさんひとりがギターで歌ってくれた
観客は50人くらいのアットホームな雰囲気
うりさんの歌声は、本当に好き
出来立てほやほやのアルバム「マホロバ」も
持ってきてくれて、サインもしてくれた
素敵な2時間を過ごすことができたよ



9月にはバンドを連れてまた札幌でライブがあるということ
もう予約しましたよ 
今度はもっと小さな会場と言っていた
ちょっと隠れ家的なカフェなので、今度行ってみよ



夏至も過ぎて、いろいろな花が毎日咲き乱れている札幌

黄色いマンション 黒い猫

2016-06-17 22:26:27 | 本のこと
小泉今日子さんのエッセイ集
『黄色いマンション 黒い猫』



 1982年のデビュー以来、歌手、女優として、
映画、舞台、テレビ、CM、そして執筆と活動の幅を広げながら、
そのすべてを支持され、
時を経てもぶれることのない圧倒的な存在感を放つ、
小泉今日子。

 本書は、彼女が十代の頃から親しみ、
かつては住んでいたこともある原宿の町を再び歩き、
変わり続ける街並に彼女の半世の思い出を重ねながら、
9年間にわたって書き綴った自伝的エッセイ集です。

幼い日々の記憶、中学時代の友人、デビューのきっかけ、
アイドル時代に住んだ原宿、秘密の恋、そして、父と姉の死……。
彼女にとって、今だから書けること、
今しか書けないことが本書には詰め込まれています。

 また、特別書き下ろしは、「逃避行、そして半世紀」と題し、
50歳の誕生日を迎えてから初めて、
自身の今の気持ちと50代突入への想いが綴られています。
同じ時代を生きる女性だけでなく、
彼女と共に歳を重ねてきた多くの人の
胸に刺さる彼女なりのメッセージが込められています。

 小泉今日子、待望のエッセイ集、この春刊行です。


キョンキョンの言葉は生き生きとしていて
中学生の頃、アイドルの頃、離婚して一人になった頃が
率直で、キョンキョンらしい言葉で綴られている
何回か泣きながら読んでしまう場面もあり
ちょっと切ない感じ



今日、仕事で旭川に向かうJRの中で読み終わった
表紙をとると、和田誠さんの絵の猫が現れる
こういうのは、紙の本だからこその楽しさだな

びえいヘルシーマラソン2016

2016-06-15 06:25:36 | 走ること
12日に行われるびえいヘルシーマラソン2016に参加するため
今回は、KOHAEUさんの車に便乗させていただくことになり
前日の土曜日、早朝、札幌を出発
高速道路に乗り、一気に深川まで

ライスランドふかがわという道の駅で休憩
深川に寄ったのは、もしかして初めて
たくさんの地産の野菜やお米、蕎麦など豊富
その中でも、目を引いたのが





食べたいような、食べたくないような
東川町に向かいました
KOHARUさんが毎年、美瑛マラソンの前に
寄っているうどん屋さんに行くのが目的
讃岐うどん 千幸



とり天柚子入りうどん
お出汁が美味しい、優しい味のうどん



東川町は水が豊かな土地で、地下水を使用しているので
このようなポンプが、ちょっと歩いただけで2箇所も発見
旭川の隣町だけど、雰囲気が全然違う
住みやすそうな、豊かな土地のように思った



美瑛神社に行き、明日の完走を祈願
カカトの痛みがとても不安
美瑛に着き、受付でゼッケンをもらってまだ3時
KOHARUさんは少しジョグするということで
わたしは美瑛の町を散歩





美瑛駅のあたりは観光客で賑わってる
お天気も良くて、気持ちいい



河川敷から見る美瑛の町



美瑛の丘をちょっと



ぐるっと回って明日のマラソンのスタート地点



夜は、前夜祭に出席
増田明美さんを間近で拝見
食べ物、飲み物がたくさんで、楽しい1時間半
泊りはペンション BIBI
ゆったりして、美味しい食事もいただき
12時前に就寝… 長い1日

マラソン当日、早め行動のKOHARUさんと
5時に起床、6時に駐車場着
ストレッチしたり、本を読んだり
スタート地点の白金温泉にバスで向かう



十勝岳が綺麗に見えるすっきりとした空



KOHARUさんに作ってもらったバルーンをつけて走る



KOHARUさんのバルーンはメロン熊

せ○こさん、ぶっちさんと合流し
11時にスタート

カカトをあまりつかないように
下りが続くので、小股であまりスピードを上げないように
4kmくらい、黙々と走り
URCのレジェンドを見つけたのでしばらく後ろを走る
8km地点で、とうとう来た カカト激痛
どうしようかと思ったけど
美瑛のコースは、周りに人があまりいないコースなので
次のエイドまでは走ろうと思いながら走る
痛いけど、走れるんだから、走れるところまで走ろう
マラソン仲間の方々の、色々なことがあっても
完走しようと頑張っている姿を思い浮かべて走る
途中、たくさんのランナーが足をとめて
美しい景色の写真を撮っていた
少し雪の残る山々と青い空
美瑛らしい美しい丘と高い空
山から吹き降ろすさわやかな風に癒され
暑さで水に浸したスポンジを首に当てながら
なんだかんだと走り続けて、心臓破りの坂に
登りはカカトが楽なので、ゼーゼー言いながら走れて
頂上で、今年も女子高生たちとハイタッチ
しかし、下りがきつかった
18kmくらいでとうとう歩きが入ってしまった
走ったり、歩いたり、
20km過ぎで、キャラサラのAYUMIさんが応援してくれて
少し元気をもらい、ゴール間際で、仕事関係の方からも応援
なんとかかんとか走ってゴール 2時間13分
ハーフなのに、ダメージ大きい〜

フラヌイ温泉に寄って汗を流し
札幌に戻ってきたのが8時
KOHARUさん、お世話になりました

次の日、フルマラソン後よりダメージ大で
病院に行ったところ、足底筋膜炎とのこと
痛くなくなるまで、ランはお休み

倒れるときは

2016-06-14 20:50:51 | 本のこと
有川浩さんのエッセイ
『倒れるときは
       前のめり』




『図書館戦争』『レインツリーの国』『植物図鑑』
ほか映像化続々の人気作家・初のエッセイ集! 
日々の生きるつれづれ、創作の裏側、
大好きな本や映画、敬愛する人びと、
ふるさと高知のことなど、
デビュー書籍刊行前から現在までに綴った90本超に、
それぞれ振り返りのコメントを書き下ろし。
現在入手困難な「ほっと文庫」に収録された
短編「ゆず、香る」と、
片想いがテーマの恋愛掌編「彼の本棚」の、
小説2編も特別収録。
当代一の人気作家のエッセンスがここに!


有川浩さんの小説、
読みやすく、キリッと筋が通っていて好き
ただ、多作なので、半分も読んでいないのが残念
ライトノベル作家として、下に見られている?
心ない言葉を浴びているの?と少しびっくり
でも、有川さんの信念はすっきりと1本筋が通っていて
小説のこと以外も、多方面にわたってのお話が面白い
カナダにいる有川浩さんファン仲間に送りたい本

WOWOWのドラマ
グーグーだって猫である2が放送中
1の再放送もあり、まとめて見ることができた
映画では、主人公はキョンキョンで、
ちょっとアンニュイな感じの大島先生だったけど
ドラマの主人公は宮沢りえさん
映画とは違う雰囲気で、とっても素敵だ

そして、今日はドラマ『重版出来』最終回
もう終わっちゃうの〜 楽しみにしていたのに

大きな鳥に

2016-06-06 22:28:53 | 本のこと
川上弘美さんの
『大きな鳥に
    さらわれ
     ないよう』




遠く遙かな未来、滅亡の危機に瀕した人類は、
「母」のもと小さなグループに分かれて暮らしていた。
異なるグループの人間が交雑したときに、、
新しい遺伝子を持つ人間──
いわば進化する可能性のある人間の誕生を願って。
彼らは、進化を期待し、それによって種の存続を目指したのだった。
しかし、それは、本当に人類が選びとった世界だったのだろうか?
絶望的ながら、どこかなつかしく牧歌的な未来世界。
かすかな光を希求する人間の行く末を暗示した川上弘美の「新しい神話」


最初の方は、何が何だか理解不能
この物語は、何を書いているんだろうと
おそるおそるページをめくる感じ
中間ぐらいまで読んで、やっと雰囲気に慣れ
物語の中に入っていけたけど、
読み終えるまでは、すっごく、すっごく時がかかった
そして、こう終わるか…と
この物語は、今を生きている人間に警鐘を鳴らすものなのかな



土曜日、自宅でお風呂の中や寝る前の読書の時
使用していたメガネを、軽~く踏んでしまった
新しいメガネは、熱に弱いので、
お風呂の中では使わないでくださいと言われているし
寝る前はベッドに寝っ転がってるので、
古いメガネ、重宝していたのだけど、、、
それでも、曲がってぐらぐらしながらも使っているけど



日曜日、せ◯こさんと一応30km目指してLSD
たまゆら厚別に荷物を預けて、森林公園へ
晴れているけど、気温が低くて、走りやすい
ゆっくり、ポツポツとおしゃべりもしながら





森の中は、道が土なので足に優しく
木漏れ日の中、すれ違う人たちと挨拶しながら
せっせと走ったけど、相変わらずカカトが痛い
後半、かなり失速しながらも、24kmで終了
お風呂の中で、気絶しそうになりながらチャプン

大通りまで出て、米風亭でお決まりの



有名な油そばとか



ジャンバラヤとか諸々を食べて、飲んで
ベルギービールとかもあって、いい気になって飲んでいたら
すっかり酔って、うちについてすぐに寝てしまった
月曜日の今日、あまりにも仕事が立て込んでいて
疲れを感じることも忘れられたのが、これ幸いだったな