香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

相棒~劇場版

2010-12-30 16:17:59 | 映画のこと
またもや、レディースデイを利用して行ってきました
『相棒~劇場版』
映画館で見なくてもと思っていたのだけど
テレビの相棒を見ているうちに
やっぱり観に行かなきゃと気持ちが急いてしまって

やっぱり、期待は裏切らず、想像も超えず・・・
あっという間の2時間、迫力ありました
でもでも、この終わり方 ええ~
CMでやっているので、書いていいと思うけど
右京さんと一緒に、わたしも「官房長~!」
続き、あるよね それテレビでやるの ええ~
相棒ファンとしては、観に行ってよかったです
観に行かなかったらかなり後悔しておりました

しかし、今日の劇場の客層は今までに経験したことのない感じ
なんといってもおじさま、50,60,70代の方がかなり多い
わたしの両隣もそんなおじさまだった
もちろん、若いカップルも家族連れも、世代はバラバラ
相棒人気、あなどれないぞ

なんだか、後半バタバタと映画館に足を運んで
好きな映画を見ることが出来て、幸せですな
今年は、無職でこれから自分はどうなって行くのか不安で一杯で始まり
今から思い出してもかなりやばい精神状態だったけど
2月くらいに、知り合いのS常務や先輩から仕事の話を頂いて
十分とは言えないけれど、仕事を始めることが出来た
前の会社の上司からも声を掛けてもらって仕事をしたけど
色々と自分のことを見つめ直して、
我慢したり努力したりすることが多く
前の会社で働いていた時期は、よく我慢して頑張ったなと今でも思う
仕事のことは、色々と考える機会もあり、
働ける幸せを忘れてはいけないと
真摯に考えた年だったと思う

そんな中、6月のワールドカップ1回戦の日本勝利に喜んで
ひとり乾杯で酔って転んで骨を折って入院した父が
一度は退院したのだけど、その後、肺気胸で入院し
何度も危ない時期を乗り越えたけど、とうとう亡くなってしまったこと
最後まで心配かけていたのかなと思うと、辛いけど
父のことは、当たり前だけど大きな喪失感で忘れられない

そして、ずっと勉強していた資格試験にやっと合格したこと
この年であきらめずにやったことが、
みなさんに褒められる原因のようだけど
わたしは、年のこととか考えず、ただあきらめなかっただけで、
いつまでもお気楽な馬鹿者だったのでしょう
正直、もう浮かれた気分は無く、
もっと自分のやることに自信を持って働けるようになりたい
そうなるにはどうしていったらいいのか、
考えて行こうと思っている
ただ、この合格通知は自分が感じている以上に重いもののようだな・・・

そんなこんなの1年でした
たくさんの支えてくれた人たちに見守られていました
ありがとう ありがとう ありがとう の1年
みなさんが良い2011年を迎えますように

お父やんとオジさん

2010-12-28 16:55:11 | 本のこと
伊集院静さんの『お父やんとオジさん』

新聞の書評とか読んで、読みたいなぁと思っていた本
頂いた図書カードで購入しちゃった

朝鮮戦争のさなかの父と母とオジさんの話を聞いて、
ボクは衝撃を受けた。
かれらの強靭な精神力と勇気、限界まで頑張った人間の姿に。
家族の困難が問われる時代に向けて贈る、著者渾身の力作小説。


この小説を読む前に読んだ、宮本輝さんの『花の回廊』は
日本に残った北朝鮮と韓国の人たちのことが書いてあって
この小説は、戦後、日本に残った人や韓国に戻った人たち
朝鮮半島での激しい朝鮮戦争のことが、当事者の目で語られている
そして、今この時代の北朝鮮と韓国の緊張関係のニュースを聞き
この頃ずっと北朝鮮や韓国のことを考えて悲しい気持ちになっている

これは、毎日新聞の書評なのだけど
「生き続けることから、人間の誇りが生まれる」
この言葉が読み終わって本当に感じたことのような気がする
そして、強い人間はやさしいのだと涙が出そうになる

伊集院静さんの初めて読んだ本は『海峡』で、
とても好きな本で、昔は結構読み続けたのだけど、
いつか読まなくなっていた
この小説はとても久し振りだったけど
読んでよかったなぁ

今日の午前中、会社の大掃除をして仕事納め
この前辞めたManoさんと辞める前に
かなり事務所の中を整理したので
大掃除は比較的楽チンだった
お昼は、先輩と一緒にお蕎麦とお寿司のランチして終了
今日は天気が良かったので、帰って来てから窓ふきをして
カーテンを洗って、大掃除が全て終了 ふぅぅぅ
明日は、実家に行ってまた掃除・・・手がなんか変
そして腰も痛い 実家の掃除、手抜きそうだわ

Merry X'mas

2010-12-25 18:35:57 | おいしいぃ
ちょっと風邪っぴきのクリスマス
今日はMさんとお昼にらっきょでスープカレー

わたしは季節の野菜カレーで辛さは3番
ちょっと辛めだったけど美味しかった
ご飯は少なめにしたほうが良かったな
そして、デザートはいつもの
モン・ジェリ琴似店のミルクプリンとチーズケーキ

食べ過ぎでしょう

あと1週間で2010年もおしまい
その前に、大掃除しなくちゃね~
あしたは、頑張るぞ

モーニング

2010-12-23 18:20:12 | 本のこと
小路幸也さんの『モーニング』
 二十数年ぶり、親友の葬儀で福岡に集
 まったのは、大学時代の四年間、共同
 生活を送った三人の仲間と私。葬儀を
 終え、一人の仲間が言う。「レンタカー
 で返って自殺する」。ーー思いとどまら
 せるため、私たちは一緒に東京まで帰
 る決意をし、あの頃への遡行するロング
 ドライブが始まった。それは同時に、
 心の奥底に沈めた出来事を浮上させる
 ことになるが・・・。


いつでも会えると思っていた大切な友人が
突然いなくなってしまう
濃厚な、もう2度と体験出来ない4年間を
過ごした懐かしく楽しく切なく悲しい想い出
後半になるまでちょびちょびと読んでいたのだけど
今日は、一気に最後まで読んで休日終了

昨日は、E師匠夫妻と山さん夫妻、Puちゃんが
JR桑園の高架下にあるとらちゃん本舗
合格祝いをしてくれた
マスターがお祝いに日本酒を差し入れしてくれて
楽しい楽しい時間を過ごしたのだった
実は、2次試験のために0.5のシャープをPuちゃんに
三角定規とコンパスを山さんが貸してくれていたので
それを返すのと一緒にクリスマスプレゼントを用意

こういうの用意するのって楽しい
山さん夫婦がお花を買って来てくれて
PuちゃんとE師匠は誕生日と合格祝いといって
アロマランプをプレゼントしてくれた
なんて幸せ
おうちの中はお祝いのお花で華やか

そして、返ってさっそくつけたアロマランプ

3色のランプが癒される
にほいは寝る前なのでラベンター
他にベルガモットとローズウッドのかほりも
この頃ずっとアロマランプが欲しくて探していたので
偶然にびっくりうれしい
幸せでほろ酔い満腹な夜だったのでした

花の回廊

2010-12-21 20:15:59 | 本のこと
宮本輝さんの『花の回廊』
宮本輝さんのライフワークともなっている『流転の海』シリーズ第5部
単行本ではもちろん読んでいたのだけど
文庫本が今年のお正月に発売されて、購入して再読していなかったのと
この頃、宮本輝さんの小説を読んでいないなぁと思って、再読した

流転の海は、作家宮本輝の自伝的小説で
父親の松坂熊吾が主人公といっていいのではないかな
この熊吾という人が人間臭く、魅力的で、心の大きな人で
そんな熊吾に育てられ、愛された伸仁もまたいい
今回は昭和32年の大坂、神戸尼崎が舞台なのだけど
尼崎の蘭月ビルという違法建築の雑居ビルに住む
北朝鮮と韓国の人たちのこと、熊吾の妹のことなど
心が苦しくなる出来事がたくさん・・・・
やはり、迫力の小説だった

現在、第6部『慈雨の音』を連載中
来年には単行本で発売になるかな 楽しみ

レオニー

2010-12-21 20:00:25 | 映画のこと
19日、日曜日に義妹と一緒に観て来た映画
レオニー
世界的な芸術家、イサム・ノグチの母親レオニー
私生児として母親の住むカリフォルニアでイサムを産み、
父親が名前をつけるものといい、名前も付けずにイサムを育て
日本の父親から声がかかると、迷わず日本に向かう
実は自分は妾だと分かると、イサムの父の元を潔く離れる
いつの間にか、誰かの子供を日本で身ごもり産む
信念を持ったとても強い女性
イサムの父親のことは、今の時代で考えると
とんでもなく卑怯で我がままな人だと思うけど
あの時代、アメリカで人種差別され、それでも頑張って詩集を出し
日本に帰って、日本の風習の中を生きていながらも
それなりにレオニーもイサムも大切にしてる
正直、レオニーよりも野口の気持ちの方が理解出来たな
ほとんどドキュメンタリー映画という感じだった
特に、レオニーが死んだ後、イサムの仕事を紹介して
札幌のモエレ沼公園の映像は、
いらないんじゃない?と思ってしまった
ちょっと辛口かしら
義妹が、会社で500円でチケットを購入して誘ってくれたけど、
最初に行った映画館が入れず、
1日1本しか上映していないので
違う映画館に慌ててタクシーで行って観たので、
あまりお得ではなかったのが
辛口になった原因かしら せこいわぁ わたし

ノルウェーの森

2010-12-17 21:35:10 | 映画のこと
昨日のレディスデイを利用して見てきました
ノルウェイの森
賛否両論のようだけど、わたしは好き
小説のイメージがそのまま生きているように感じた
松ケンも菊地凛子さんもキャスティングはもちろん
映像が、とてもよかった
非日常的な雰囲気を感じさせて
1シーン1シーンが絵のようでいて
ちょっと古い感じもして、好きだな
ひとつのシーンで3人が話をしているのに
ひとりの女性の微妙な表情だけ写されていたり
圧倒される景色だったり・・・
決して明るい映画ではないけど
だからといって、絶望することもない
まさに村上ワールドだったように感じた

今朝の北海道新聞に昨日の北海道の合格発表者が載ったらしく
(うちは朝日新聞なので、載っていなかった)
早朝から、「もしかして香のこと?」とかいうメールが。。。
友人や親戚からメールや電話もきて、ありがたいことです
先輩は、3日続けて地方の現場だったのだけど
気を使って、お土産を買って来てくれた

ロイズのじゃがいもチョコレート
15年前に発売されたものの復刻版で
さくっとしていて美味しかった
E師匠たちや、仕事仲間のおっちゃんたちも気を使って
お祝いしようと誘ってくれる 
昨日も今日も、何度も言っているのが
「ありがとう」
こんなにありがとうと言えるの、幸せだな

大丈夫

2010-12-16 11:32:01 | なんでもない話
今日は朝から落ち着かない
本当は今週に入ってからずっと頭から離れなかった
試験合格発表の日
通勤中、iPod nanoの中の曲をシャッフルで聞こうとして
一番初めにかかった曲が
斉藤和義さんの「大丈夫」
 大丈夫 なるようになるのさ
 いつでもそうやって笑ってたじゃない
 大丈夫 なるようになるのさ
 構わずに行こう 思いのまま
今回の試験では、和義さんの歌に救われたなぁ

9時になってすぐにネットで確認しようと思ったのだけど
すぐにはアップされていなくて
そうこうしているうちに、HPに繋がらなくなってしまった
そして、Puちゃんからメール
Congratulations!
ひえ~ うれしい~ 本当に
と確認しているうちに、山さんからもお祝いのメール
ああ、本当なんだ
うれしくて、Mさんに電話して泣きそうになり
母に電話して、「父が見守っていてくれた」と言われ
二人で号泣・・・
年齢のことや、今までの仕事のことを考えたら
何をいまさらなのだけど
わたしなりに一生懸命勉強したことは宝物だと思っているので
とてもうれしいです
そして、調べて早々にメールをくれた人がいることも
メールや電話したり、ここでお知らせ出来る人たちが
いてくれることもとてもうれしかったです

仕事中なのだけど、なんか手に付かず
一人ということもあり、ブログアップしちゃった

あれこれ

2010-12-15 20:00:56 | おいしいぃ
昨日は、会社を辞める(もう来ていない)Manoさんと一緒に
おなじみ円山裏参道のあれこれ屋で食事
しばらくぶりだったのだけど、相変わらず美味しく
マスターとの会話は、テンポ良く楽しかった
白菜とカマンベールチーズのサラダと砂肝の炙り焼き
(食べるのに夢中で写真無し
食べながら、Manoさんといいちこお湯割りで楽しくおしゃべり
そして、絶対食べたかったマスターの手打ちフィットチーネ

今回は時鮭のクリームフィットチーネ
やはり間違いなく美味しかった
冬は釜炊きごはんが人気なので、フィットチーネは辞めようか
でも、わたしのように熱烈なファンもいるのでどうしようかと
マスターは悩んでいるらしい
そして、ちょっとだけのお腹の隙間を無理矢理見つけて
もう1品、角煮芋饅頭

2つに割るとこんな感じ

ほくほくの甘いジャガイモの中に
マスターお手製の角煮が包まれていた
そして、もうお腹いっぱいほろ酔いの2人

Manoさん行きつけの近くのand coffeeで美味しい珈琲を頂き
またもや1時間以上おしゃべり三昧
楽しい夜を過ごしたのでした

今朝のうちのデンマークカクタス

今年は花がつくのが遅かったので咲かないのかなぁと思っていたら
たくさんの蕾が咲き始めた 可愛いなぁ
そして、昨日、食べ過ぎたので
本日の夕ご飯はこんにゃくカレー
この頃ずっと体重が変わらず、毎朝がっかり
まだまだ減らすためには、やっぱり運動だな

かもめの日

2010-12-12 11:46:33 | 本のこと
黒川創さんの『かもめの日』
初めて読んだ黒川創さん
出だしを本屋さんで読んでから買ったのだけど
最初から最後まで、心地の良い戸惑いを感じていた
別々の関係ない人たちが、ばらばらにそれぞれに
日々を過ごして行く様子から
少しずつ、その人たちの距離が近づいているような
動いて自然に形が変わっていくような感じで
交差するのかそのまますれ違うのかあいまいに
最後まで、淡々と静かに進んでいく
わたしにとっては不思議な感覚に陥ったお話だった
黒川さんの違う小説も読んでみたいな

今朝のフジテレビ「僕らの時代」で
五木寛之さん、北方謙三さん、宮部みゆきさんが出演していた
あまりにも有名な作家さんたち、
直木賞や小説すばる新人賞でご一緒に選考委員をされている関係もあり
和気あいあいと楽しいお話の30分だった
特に印象的だったのは
五木さんがヘンリー・ミラーや川端康成さんと実際にお話をしたことがあること
また、中上健次さんや北杜夫さんとのエピソードなど
北方謙三さんと宮部さんが「本にして下さいよ」とおっしゃっていたが
本当に本にして下さいと切に願います
ポプラ新人賞を受賞され評判になっている水島ヒロさんについては
御三方とも、読んでみないと何も言えないけれど
ああいう形で話題になったことは、文学界にとってとても良いことと
本を読むことを楽しみにされていた
当たり前のことなのだろうけど、本当に小説が好きなのだろうな

今日は外はすっかり雪景色
昨日は雨だったので、一気に気温が下がった感じ
日曜の恒例になるのかしら
安住紳一郎の日曜天国を聞きながら午前中を過ごす休日
昨日頂いたポインセチアと

琴似モンシェリのお菓子

寒いけど、午後からはお出かけしましょう