平成27年下半期 第154回芥川賞受賞作
滝口悠生さんの
「死んでいない者』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/4b/c76542b056fe2533c5a2b7244571e7ac.jpg)
文藝春秋に受賞作2作が
選考委員の選評と一緒に載るので
単行本ではなく、雑誌で読みました
宮本輝さんの選評
滝口悠生さんの「死んでいない者」という題を、
まだ死んでいない者と読むか、
死んでしまってもういない者と取るかは
読者にゆだねたといったところであろう。
-中略-
お通夜に集まった多数の親類縁者たちが
それぞれどういうつながりなのか
わからなくなるというのは、
たいていのお通夜でよく見受けられる。
それでも死者は焼かれてどこかへ消えて、
生者は葬儀が終われば去って行き、
またそれぞれの新しい生を生きていく。
その淡々とした営みの中に
人間というもののけなげさを
さりげなく描いたとすれば、
この作者は相当にしたたかだと感じた。
お年を召した方のお葬式ではこういう場面あるよなぁと
特に、亡くなった方にお子様やお孫さんが多い場合
それぞれの血縁関係が微妙にわからなかったり、
状況や立場が分かっているようであやふやだったり
それでも、皆それぞれの人生があるんだなと思う。
それは、亡くなった人も同じこと。
そんな思いがぐるぐると頭の中を駆け巡りながら読みました。
そして、輝先生の選評が心にグッときたのでした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
堂場瞬一さんの『破弾』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/b8/935be92fe2e55868e84b231350a6dde2.jpg)
故郷を捨てた男は、それでも刑事にしかなれなかった。
警視庁多摩署で現場に戻った了は、
刑事部屋で倦厭され孤立する美女刑事とコンビを組む。
命じられたホームレス傷害事件に腐る二人だが、
被害者の周囲にはなぜか公安の影が…。
東京郊外の新興住宅地に潜む、
過去の闇を暴けるのか?。
本を読む気力がなんとなく萎えていて
ベッドの脇に置いてあった、
弟が父に貸したこの本が目に入って読み始めました
警察小説らしく、事件が起きてからスピーディ
少しストイックで、切ない解決の仕方でしたが
するすると読めて、好きになりました。
刑事・鳴沢了シリーズの第2弾なのですが
実は、第1弾も弟から父に渡してあったようで
隣にありました…。いま読んでおります![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/bf/e9ce8f5620eae8cc478b78adc2a730c7.jpg)
先週末、風邪をひいたようでおとなしくしていたのですが
やっと今日、重い体を起こしてゆっくり走ってきました
宮の森の坂を登ったり降りたり
青空が気持ち良かった~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/e6/68bd5e835b256ea3f4fd833466d52597.jpg)
円山公園、あと2ヶ月したら桜で満開になる場所
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/d1/7e9fc6246c4f657b7705cb90d093bee1.jpg)
いったん家に戻ったあと、散歩がてら北大へ
北大の中を歩くのは久しぶり![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
まだまだ寒い日はあるだろうけど、
着実に春は近づいている気配
滝口悠生さんの
「死んでいない者』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/4b/c76542b056fe2533c5a2b7244571e7ac.jpg)
文藝春秋に受賞作2作が
選考委員の選評と一緒に載るので
単行本ではなく、雑誌で読みました
宮本輝さんの選評
滝口悠生さんの「死んでいない者」という題を、
まだ死んでいない者と読むか、
死んでしまってもういない者と取るかは
読者にゆだねたといったところであろう。
-中略-
お通夜に集まった多数の親類縁者たちが
それぞれどういうつながりなのか
わからなくなるというのは、
たいていのお通夜でよく見受けられる。
それでも死者は焼かれてどこかへ消えて、
生者は葬儀が終われば去って行き、
またそれぞれの新しい生を生きていく。
その淡々とした営みの中に
人間というもののけなげさを
さりげなく描いたとすれば、
この作者は相当にしたたかだと感じた。
お年を召した方のお葬式ではこういう場面あるよなぁと
特に、亡くなった方にお子様やお孫さんが多い場合
それぞれの血縁関係が微妙にわからなかったり、
状況や立場が分かっているようであやふやだったり
それでも、皆それぞれの人生があるんだなと思う。
それは、亡くなった人も同じこと。
そんな思いがぐるぐると頭の中を駆け巡りながら読みました。
そして、輝先生の選評が心にグッときたのでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
堂場瞬一さんの『破弾』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/b8/935be92fe2e55868e84b231350a6dde2.jpg)
故郷を捨てた男は、それでも刑事にしかなれなかった。
警視庁多摩署で現場に戻った了は、
刑事部屋で倦厭され孤立する美女刑事とコンビを組む。
命じられたホームレス傷害事件に腐る二人だが、
被害者の周囲にはなぜか公安の影が…。
東京郊外の新興住宅地に潜む、
過去の闇を暴けるのか?。
本を読む気力がなんとなく萎えていて
ベッドの脇に置いてあった、
弟が父に貸したこの本が目に入って読み始めました
警察小説らしく、事件が起きてからスピーディ
少しストイックで、切ない解決の仕方でしたが
するすると読めて、好きになりました。
刑事・鳴沢了シリーズの第2弾なのですが
実は、第1弾も弟から父に渡してあったようで
隣にありました…。いま読んでおります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/bf/e9ce8f5620eae8cc478b78adc2a730c7.jpg)
先週末、風邪をひいたようでおとなしくしていたのですが
やっと今日、重い体を起こしてゆっくり走ってきました
宮の森の坂を登ったり降りたり
青空が気持ち良かった~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/e6/68bd5e835b256ea3f4fd833466d52597.jpg)
円山公園、あと2ヶ月したら桜で満開になる場所
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/d1/7e9fc6246c4f657b7705cb90d093bee1.jpg)
いったん家に戻ったあと、散歩がてら北大へ
北大の中を歩くのは久しぶり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
まだまだ寒い日はあるだろうけど、
着実に春は近づいている気配
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