宮本輝さんの『骸骨ビルの庭』上下
群像で連載中、定期購読していて上巻は全て読んでいたので
下巻から読み始めました
宮本文学らしい小説・・・その一言です
大阪は十三のまだ見たことのない風景が目に浮かぶようです
広すぎる淀川をこの目で見ているようです
綺麗で永遠に続きがあるような宮本文学らしい終わり方で
唐突に現実の世界に突き放されたような感じがしています
1ページがわりかし大きな余白の多い本だったので
早々に読み終えてしまいましたが
また何度もいつでも、読み返したいと思うことでしょう
群像で連載中、定期購読していて上巻は全て読んでいたので
下巻から読み始めました
宮本文学らしい小説・・・その一言です
大阪は十三のまだ見たことのない風景が目に浮かぶようです
広すぎる淀川をこの目で見ているようです
綺麗で永遠に続きがあるような宮本文学らしい終わり方で
唐突に現実の世界に突き放されたような感じがしています
1ページがわりかし大きな余白の多い本だったので
早々に読み終えてしまいましたが
また何度もいつでも、読み返したいと思うことでしょう
リアルに感じることが出来るなんて、うらやましいです
そして、「青が散る」の時代もなんですね
yさんが、大阪に帰って来てくれて感慨無量という気持ち
嬉しい気持ちを伺う事が出来て、
私も嬉しいです
何年か前に、大阪へ一人旅をした時に
中島のあたりや、香櫨園から夙川、苦楽園などを
廻って歩いた時は、本当に幸せでした
今度、大阪に行った時は、十三へ是非行ってみたいです
宮本さんに直接確かめたわけでは無いので推測ですが、私も度々と通った阪急東通り一寸入った「良心亭」だと思うのですが、今はパチンコ屋の一角と変貌しています。
沖縄を返せだのベトナムに平和だのとデモしながら、現実には現地の方々の心情も知らずに理屈優先で生きていた尻の青い時代でした^^
彼の初期の作品には自分が歩いた場所や通った店など、また生活環境などがあまりにも身近な感覚で、それだけに今回のこの作品には大阪に帰って来てくれて感慨無量という私的な事情が絡まって、とても嬉しいのです^^
寂しく思う気持ち、良くわかります
「骸骨ビルの庭」は、人としての大人ってこうだなと
思う人たちがいたり、わかってはいるけどどうしようもなかったり
宮本輝さんらしい、やさしいけど厳しい目をもった
メッセージだったと思います
登場人物と同世代、全然恥ずかしくないですよぉ
色々なことを経験して歳を重ねていってるんですもの
なんて、えらそうに言いますが
私は、自分の大人じゃない部分にいつもうんざりです
でも、あきらめません 絶対に、自分に
どのような劇的な終り方をするのだろう?
そう思いながら残りのページ量の少なさから半信半疑になり、先細りするかな?
なんて思ったけれど、やはり人として大事な「恩」を忘れないというところで納得できました。
忘れられつつある現社会での大きなテーマであり、さり気なく書かれていてもメッセージとして劇的ですよね。
私も恥ずかしいけど登場人物と同年代なんですよ^^
私は宮本輝さんの大ファンで、全ての本を読んでいます
今回の『骸骨ビルの庭』は宮本輝さんご本人の
インタビューが雑誌ダ・ヴィンチやFRauなどに載っています
FRauには十三の町や大阪の街の写真が載っていました
yさんは大阪の方なのかしら
是非是非、画像などで紹介して下さい
楽しみです
少しでもお役にたてたこと、とても嬉しいです
宮本さんがドナウだとか外国が舞台となる作品で面白いながらも肌の違いを感じておりましたが、今回上巻を開くと大阪と出たので迷わず買い込みました^^
泥の河や一連の大阪を舞台にして彼が戻って来たと感無量です。
これから読み始めます^^
大阪の舞台となった実像を画像で撮りながらブログで、お知らせできるかもしれません^^
有難うです、読み始めるヒントにさせて頂きました^^