世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ねぇ、君。雪が降るらしいですよ。

2016年11月23日 22時41分47秒 | Weblog
今日は会社帰りに野暮用があり、渋谷へ。
偶然通りがかった神社で酉の市が開催されていたのでチラ見。




「嶽」という文字に導かれたのかもしれない。
嶽本野ばら先生の「嶽」に。

明日は東京にも雪が舞うらしい。



「ねぇ、君。雪が降っていますよ。世界の終わりから出発した僕達は、一体、何処に向かおうとしていたのでしょうね。」
とは、野ばら先生の処女作「世界の終わりという名の雑貨店」の冒頭だ。



雪が降る度に、舞う雪同様に、この冒頭の一節が頭をかすめる。




そして、忘れもしない、2014年の私の誕生日。

野ばら先生は、私に最高のプレゼントをくれた。

野ばら先生のブログで、私の大好きなフレーズである「ねぇ、君」、キター!!だったのである。

2014年2月4日 雪の日に


この日の日記を読んだ時は本当に嬉しかった。
2014年といえば、個人的に黒歴史といってもいいほど精神的に厄MAX状態だった。
そんな私が、この日の日記に、内容に、どれほど救われたことか。
ブログが、読んだ人を救うこともあることを知り、作家はすごいと思った次第。




とにかく、予報では明日、雪が舞う。
今日、退社をする私に「いいか?明日は雪だからな」と吉熊上司が仰っていたが、それは訳すると「遅刻するなよ。這ってでも来いよ」ということなのである。


だから、ねぇ君。


社畜は行くよ、雪道を。


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