世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ボールの音

2020年06月05日 | Weblog
だいぶ暑くなってきたなと出勤時に思う。駅から会社までの道のりを長く感じるようになった。暑さでフラフラする。少し歩いては立ち止まり、そしてまた歩く。
6月の上旬でこれなのだから、8月の私はどうなってしまうのだろう(当方、夏が嫌い)。
マスクの下の化粧が出勤時の汗で溶解し、タイムカードを打刻するときにはもう顔そのものが「妖怪」になっている。
早く終わらないかな、夏。

すでに感覚的には夏バテをしているので、帰りにマツキヨでバブのクールタイプを購入してみた(割引レシートを使った)。

今日、さっそく使ってみた。
香り、色はパッケージのようなスパ感が出ていてとても良かったのだが、冷感を得るには至らなかった。
なんというか、もっとメンソールっぽいものを期待していた。


今日は仕事で株主総会のスライドにナレーションを吹き込んだ。
従来通り、別室にて。
上司に見てもらいOKが出た。
「年々良くなっていっているね」
と称賛され、心の底から嬉しかった。
来週、社長にご高覧いただく予定。

帰りにアジフライを食べて帰宅。

トランス状態で完食したった。
お店の人にドアを開けてもらい、お見送りをしてもらうほどにはVIPである。


学生時代の就職活動のこと。
某企業の社長さんの言葉が心の中で浮上した。
彼はおもむろにテニスボールを取り出し、壁に向けて強く投げた。
ボールは壁へ、そして社長さんのところにすぐに跳ね返ってきた。
次は弱く投げた。ボールはちょっとだけ跳ね返り、すぐに床に落ち、コロコロと転がってすぐに停止した。
「みなさん。仕事も一緒です。精一杯行えば、結果は強く跳ね返ってきます。逆に力を抜くと跳ね返ってこない」

就職活動から21年が経過したけど、今日みたいに自分でも頑張ったなと思える日は彼を思い出す。
(今の会社から先に内定が出たので辞退したけど)
同時に、その会社が数年前に倒産したことも思い出す。
あの社長さんはご健在だろうか。
縁はなかったけれど、ふと、たまに、あの時のボールの壁を打つ音が耳に蘇ってくる。