世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

胸のうずきを場末の居酒屋のビタミンスーマッチ割で流し込んで忘れたフリする

2011年07月13日 | Weblog
7/7は後輩女子Cちゃんの誕生日だった。
27歳になったそうだ。
彼女の誕生日に、私はUSBに繋いで使用する扇風機をプレゼントした。
もはや亜熱帯並に暑い会社で使ってもらおうと思って。
さっそく今日から使用し始めてくれた。
小さくて愛らしい。
名前はチビ太と命名。



6月の経費が締まらず、今日は予定していた経費分析ができなかった。
別件で残業後、後輩女子Cちゃんが
「今日、お時間、ありますか?」
と尋ねてきた。
「うん。…行っとく?」
と、飲み会決行。


先週の土曜から毎晩飲んでいるので、さすがに今日は「休肝日」にしようと思っていたのだが、酒の誘惑には抵抗できなかった。
これは酒好きな父の遺伝子によるものだと思われ。

会社近くの居酒屋でかんぱーい!
ビールに枝豆、最高!!
仕事で汗を流した分、酒で補給しなくては。


海鮮サラダ、お好み焼き、フライドポテト、焼き鳥、トルティーヤ。
それらをつまみながら、先日の株主総会の反省会。
そして、今後の経営管理室について、社内の噂、…を話した。

最近、私とCちゃんは忙しい。
産休分の2人の補てんが振り分けられたり、なんやらかんやらでバタバタしている。
毎日が祭り状態…。

「これが俺の仕事か!!」(Byハゲタカ)
って叫びたくなる。

「おい、お前いくつだよ。どこの世界にな、『これが俺の仕事でーす!』なんて100%胸張って言える奴がいるんだよ。どんな業種だってなぁ、大なり小なりやましいことや、自己嫌悪で胸の奥がひりひりすることはあるさ。その胸のうずきを場末の居酒屋の生ビールで流し込んで忘れたフリするのが、働くってことなんじゃないのか」
って、「ハゲタカ」の、あのシーンは秀逸だった。




今まで以上に助け合っていこうね、とCちゃんと誓い合った。
我々は共に栃木県出身。
いきいき栃木っこパワーを見せつけようぜ。
喧嘩上等!夜露死苦!


2杯目はビタミンスーマッチ割。
これが思わぬほどの美味でびっくりした。

私の携帯で撮影。


CちゃんのiPhoneで撮影。



Cちゃん。
誘ってくれてありがとウサギ。
ぽぽぽぽーん!(2人の魔法の愛言葉)

明日からも頑張ろう!




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「おひさま」のタケオくんが泣ける件

2011年07月12日 | Weblog
朝の連続テレビ小説の開始時間が8:00からになってから、私の出勤時間は遅くなった。
恐らく「ゲゲゲの女房」の放送あたりからだろうか。
今やっている「おひさま」もけっこう楽しい。真知子演じるマイコの上品さが好き。

今朝の「おひさま」は、主人公・陽子にずっと片想いしていた農家のタケオくんが陽子の結婚祝いにとリアカーいっぱいに野菜を乗せてやってくるものだった。
タケオは、陽子と結婚したいがために戦地から死に物狂いで帰還してきた。
「俺と結婚してくれ」と陽子にプロポーズするが、陽子は既に結婚していて…玉砕。
失意でヒッキーになってしまう。
あの時点で切なさMAXだったのだが、今日はその数ヵ月後の話で、陽子の幸せそうな姿を目の当たりにするんである。
陽子の旦那に「陽子を幸せにしてやってください」と頼み、最後、道端で「ばんざーい」と清々しく万歳三唱。
幼き頃から知る陽子の笑顔を走馬灯のように思いめぐらせて…。
うぅっ…全米が泣ける展開じゃないか。

でもってさ。
陽子よ。
「…私をずっと支えてくれてありがとう。タケオくん」
とか手紙で書いて送るのはよそうな。
野菜のお礼状のつもりなんだろうがさ、中途半端な優しさは当人を傷つけるだけだよ?

…って、わかんないよな。
リア充には。
そうよ。
わかってたまるもんですかッ!
きぃ~ッ!


今夜は「下流の宴」の放送があった。
原作も好きだが、ドラマも好き。

NHKのドラマ、マンセー!

そうそう。
近々面白そうなドラマが放送される。

「未解決事件」
http://www.nhk.or.jp/mikaiketsu/
「file.01 グリコ・森永事件」は、
第一部7月29日(金)午後7時30分
実録ドラマ(前編)+トークドキュメント
「27年目のグリコ・森永事件」
(朝日、毎日、読売、産経の元事件記者+高村薫さん)

第二部7月30日(土)午後7時30分
実録ドラマ(後編)+スクープドキュメント

第三部7月30日(土)午後9時00分
スクープドキュメント

楽しみ~!
観なくっちゃ!

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夏の日の2011

2011年07月11日 | Weblog
朝から吉熊上司、後輩女子Cちゃんと打ち合わせ。後輩男子タイスケくんが抜けた経営管理室。これから三人でどうやっていくのか、今後のことを話し合う。新たにある数字を纏める仕事が私に割り振られた。

それにしても暑い。梅雨が明けた途端、何このピーカン日和。やりすぎじゃね?工場や他の建物に行くだけで、米粒大の汗が顔や胸にびっしりとふき出す始末。とてもじゃないが日傘なしでは歩けない。やれやれ。

夕方、社長から変な依頼を受ける。

変な大きさの封筒に草書体で相手方の住所と会社名と名前を印字してけろ、とか言うんである。
「住所と会社名と名前を他の紙でプリントアウトして、それを切って封筒にペタって貼っても良いですか?」
と訊いたら、大否定された。

もー。そんなの、できないよーと思いつつ、プリンターとパソコンを駆使してやってみる。ほら、小惑星探査機はやぶさプロジェクトの人たちも言っていたじゃないか。「諦めない勇気」って。諦めたらそれでおしまいなんだ。

中学時代の三者面談で、担任ツネヲに「亮子さんは粘り強さが足りないな、ね、な(語尾は彼の癖)」と指摘された私。
あの時の自分を返上するのだ。頑張れ、自分。

やっとのことで完成。社長も誉めてくれた。勉強になった。終わってしまえばどうってことなかった。
難しい、無理だ、そんな固定概念が行く手を阻むこともあるのだと初めて感じた。
ひょっとして社長は私にそのことを教えたかったのかもしれない。

昔は困ったときにはすぐに吉熊上司を頼ってしまっていた。本当は今日もそうしたかった。しかし、今、彼は忙しいので、そうすることは許されない。子熊の親離れではないが、自分で悩み、自分で考えないとやはり自分の実力にはならないのだと今さら思う。

2011年の夏。
自分の仕事では、大きな変革期を迎えているのだと思う。
頑張ろう。

さて帰ろうかと席を立ったら社長に「一緒に帰りましょう」と言われる…。
飲み会の席では盛り上がれるのに、二人きりでは何を話して良いかわからずに黙り込んでしまう私。
偉い人と話すの、緊張する…。
辛うじて、夏の予定、彼が飼い始めたワンコの話などをした。疲労困憊。


2011年の夏は始まったばかり。
日経平均株価も気温とシンクロするかのように、いつの間にか一万円台を回復していた。

今日のタイトルはクラスの「夏の日の1993」から拝借した。

この曲の替え歌(株で替え歌)があるので載せておこう。


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

夏の日の1993/class

まるで別会社 下方修正
Ah 瀬戸際のホルダー
君は初めて僕の目に見せた
その特損 その財務

大型爆弾 落ちるザラ場
Ah 真っ青な歩み
怯える僕を切るように君は
トビ板になった

ミステリアスに併合
ドラスティックにMSCB
こんなに一緒にいたのに・・・orz

2011
恋をした もう 塩漬け中
まともな会社と思っていたけど
Lost
勘違い oh そうじゃないよ
いきなり嵌ってしまったよ
夏の日の君に

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


夏の日の1993 〔class〕



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夏の光の中で

2011年07月10日 | Weblog
日本テディベア協会主催の第19回日本テディベア with Friends コンベンション~テディベアにできること~東日本大震災チャリティーを観に、有楽町の東京国際フォーラムへ。
会場は、3月11日、帰宅難民になった私が身を寄せていた避難所…。

この窓ガラスが頭上で一斉にガタガタと鳴った。
思い出す度にドキドキしてしまう。


あの日を遠くに感じることもあるし、最近のことだと思うこともある。
いずれにせよ、大好きなテディベアの祭典なので出掛けた。
会場内は、テディベア作家さんたちが手掛けたベア様たちが並んでいて、超圧巻だった。
どの子も本当に皆愛らしい。そして瞳に魂を宿していた。



会場の入口にて。
吉熊、お友達と一緒にキメ顔。


購入したのは、
・テディベア柄のシュシュ
・リアルなクマの顔のマグネット
・招き熊


クマ~。クマクマ~。

同じ国際フォーラム内にある「はやぶさi」にも寄る。


先週も来て散々展示物を見まくったのに。
ミネルバを凝視していたら、係員さんが「お写真を撮ることもできますよ、どうぞ」と勧めてきた。
「先週も来て散々撮影させていただきました」と返答。
彼女曰く、来月の3日から、はやぶさスペースが拡張されるらしい。
また来なくっちゃ。好きだよ、はやぶさ君…。

国際フォーラムから皇居方面を見る。
眩しい夏の光が燦々と辺りを照りつけていた。


夕方から、小学校時代からの友人わたと逢瀬@浅草。
浅草で「ほおずき市」を楽しみ、その後飲んだ。
わたと会うときは「やっと会えたね」という謎なフレーズを使用する。
作家の辻仁成がドゴール空港で初対面の中山美穂に言い放った文言である。


成長したなあ、スカイツリー。


ザ・風情。
今年のほおずき(鉢)は、色が緑だというのがわたとの一致した意見。


道に面したテーブル席(わたパパ曰く「ガーデン」)で飲んだ。
風が心地よい。最高!!!!!!!


わたは小学4年生の時に引っ越してしまった。
それからは別々の人生を歩んできたのに、絆は歳を追うごとに深まっている。
成績も私なんかよりすごく良くて才女なのに、いつも私を見捨てないでいてくれる。
「わた。好いとうよ」と私が甘えると、「私、A型が好きだから。Bはちょっとね…」と言うところとか、好き。

今日も楽しく良い酒が飲めた。
語っていたら、あっという間に夜だった。


夜の浅草寺。



明日からまた仕事。
怒涛の日々になる予定。
上手に乗り越えて、また美味しいお酒を飲みたい。

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「葡萄が目にしみる」的世界

2011年07月09日 | Weblog
「葡萄が目にしみる」という小説がある。林真理子先生の初期の作品だ。乃里子という女子の高校時代の葛藤を描いた名作である。私があの作品に出合ったのは、高校時代。忘れもしない現代国語の実力テストの最中。本作品が一部引用されている問題を解きながら「これの続きが読みたい」と思った。帰りに本屋さんで買い、読んだ。

そんなことを思い出させてくれるのは、やはり当時、同じ時間を過ごした友達だ。
今日は、高校時代の友達・Y君と久々に会った。
4年半前の同窓会以来だ(2006年11月06日「同窓会」)。
彼とは同じクラスにはなったことがなかった。
しかし、私の数少ない女友達を介して、休み時間、廊下で話すようになった。
精悍で面白い青年であった。

我々が出た学校では合唱コンクールというイベントがあった。
小山のホールを貸し切って開催されるという、何とも大々的な催しであった。
自身が何を歌ったのかもあまり覚えていないのに、彼の指揮はとてもよく覚えている。
繊細で、そしてダイナミックな指揮だった。
田舎の高校生には衝撃的な文化的香りを放っていたんである。
校長先生にも「背中で表現する男」と、毎年褒め讃えられるほどであった。
私があまりにも絶賛するもんだから、当時付き合っていた彼氏がやきもちを焼いてしまい、困った。
「りょうにゃん(私はそう呼ばれていた)は、彼のことを好きにゃんか?」と。

そんなマエストロ・Y君とは同窓会で再会し、mixiという素晴らしい機能でも再会を果たした。
コンサートで同行する予定の人が行けなくなってしまい、どう?というお誘いを彼から受けたのが一週間前。
最近、クラシックのコンサートは年に一度の第九しか行っていない。
久々に生のオーケストラを聴きたいと思っていたので、良いタイミングだった。

新宿で待ち合わせをした。
電車を降りた辺りから物凄く緊張した。
「ああ~!」
と、会った途端に一気にテンションが上昇し、緊張が吹きとんだのだが。
喫茶店でお茶兼軽食をし、互いの近況などを話した。そうそう、この雰囲気。懐かしい。

電車で六本木一丁目まで移動。
来るのは10年ぶりのサントリーホール。


さて今日のプログラムは…
日本フィルハーモニー交響楽団第632回東京定期演奏会。
指揮・広上淳一。

ハイドン/交響曲第60番《うつけ者》
ヒンデミット/交響曲《画家マティス》
R.シュトラウス/組曲《薔薇の騎士》

知らない曲のクラシック演奏会は眠くなるのだが、…いやいや!睡魔が一瞬も訪れなかった。
それも、彼の一押し指揮者・広上淳一氏の指揮にある。
狭い指揮台の上を縦横無尽に踊りながら指揮をするのである。
時にはぴょんぴょんって跳ね、時には両手いっぱいばんざい(?)。
コミカルなんだけど、ちゃんとまとめているのが素人目でもわかった。
素敵すぎる!

あと、事前にY君の見どころ解説があったのも良かった。
素人の私に彼は分かりやすく色々と教えてくれた。
だから飽きなかったのかもしれない。

素晴らしい演奏会だった。

場所を新宿のワインバーに移し、飲み会開始。
いつも妹・芋子といく「ザ・ワインバー」である。
こんな明るい時間にココに来るのは初めてだ。
いつもは夜景を見ながら酒を堪能するのだが、今日、窓の外にあるのは夏の日差しの下に広がる東京だ。




アルコールも入り、ぶっちゃけ話に花が咲いた。
あのときはああだった、こうだった…そんな話。
若かった。

Y君の格言。
「男子は性に恋し、女子は恋に恋する」
納得!!

彼の悪戯話が究極に面白かった。
自習の時間。寝ている隣の男子を「おい、お前、指されてるぞ。ここから読むんだって」と教え、寝ぼけていた隣人が教科書を読み始め、周囲及び先生がびっくり!とか。ひどすぎる~!!!

2時間では語り尽くせない。
今度はもっとゆっくり話したい。

19時に彼の乗る高速バスが発車するので、バス停までお見送りした。
「じゃ!」
と握手をして別れた。

夏の風が新宿のビル群を通り抜ける。
その風を感じながら、改札口まで歩く。
久々の再会。
そしてまた互いの人生に「ただいま」って帰って、其々の人生を歩く。


自分にも「葡萄が目にしみる」的世界が広がっていたんだ。
当時は気付かなかったけれども。
そう言えば、あの作品も、大人になった乃里子が高校時代のクラスメートに会い、飲んで別れるシーンで終わっている。
ふと、自分があの小説の主人公と重なった。


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鳩ぽっぽ

2011年07月08日 | Weblog
一週間、オワタ。今週はハードだった。株主総会後の組織改編に伴う業務、月末月初の業務。そして冊子の切り裂き業務&コピー…。私は印刷屋さんか?っつーの。

おまけに、今朝方の地震で起きてしまい、ずっと眠れなかった。
やっと薬が効き始めた矢先だったのに。頼むから私の安眠を邪魔しないで欲しい。
朝、そんな苛立ちを抱えた私は駅で後輩女子Cちゃんと遭遇した。

会社までの20分の道のり、彼女と鳩について熱く語った。

鳩の嘴付近って変なのが付いてんのな、とか。
羽がやたら無駄に綺麗だよね、とか。
〇〇課長って鳩に似ているよね、ほら、口許に巨大なほくろがあるし~!これから鳩課長と呼んでみっか?

もう、朝から大爆笑。
「なんだかこれって帰り道の雰囲気に酷似してるよね」と言う我々の前には、9時間の労働があることに気づき、一気にテンションが低下。
テンションが下がるといえば、イケメン後輩男子タイスケくんが総務室に異動し、一つ向こうの島の席に移ることになった。
今まで吉熊上司を含め、4人で楽しくも真面目にやってきたのに。なんだか超寂しい。
「お世話になりました!」と爽やかに言うなよ、タイちゃん!
悲しくなるじゃん。
…そして、机の引き出しに残留していたとおぼしき飴とかを、私やCちゃんに笑顔で投げつけるのはヤメレ。
豆鉄砲をくらった鳩みたくなっちゃったじゃんか。クルックー。

とにかく。
明日、明後日は休み。
夏の序章を満喫しよう。


過ち、そして変化していく私。

2011年07月07日 | Weblog
心療内科デー。
今日も3時間待ち。
待ち時間中、読書をして過ごした。
角田光代の「空中庭園」。
秘密は作らないという家族の規則…でも実際は、みんな各々の秘密があって…という話。
冒頭、長女マナの独白が生々しい。
自分が仕込まれたのはラブホテルで、その名前も「野猿」!
これはヒドイ。
それも家族に秘密は作らないという規則に則った母親から聞いたもの。
以降の話の進展が楽しみ。

さて、診察。
先週の株主総会以降、組織変更があり、また産休の人の分の仕事が増えたことを報告。
数々の事柄に取り組みながら、どんだけ自分を卑下せずに過ごすかが目下の課題。
また、「溜め込んだら駄目。いつか爆発すっから」とクマ医師にアドバイスされた。
今まで「周囲との軋轢は面倒臭いから」と飲み込んできたことを、随時、毅然とした態度をしてシャットアウトし、小出しに意思表現をするように言われた。
そうだよな。
私、溜め込んで爆発型なんだよな。
上司に楯突いたあの事件から今日で6年。
あの日、私が爆発したのは溜め込む性が災いしたからなのか。今さら納得。

月日は流れる。
あの頃から、周囲の人事も少しずつ変わっていった。

景色も人も変わらないものはないのだと、改めてそう思う。
私だって、やっぱり、変わった。
変わっていってもいいんだよな。

処方変更なし
パキシル、マイスリー、防風通聖散、ラベプラゾール

tatetakako wasurenagusa


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七夕さま

2011年07月07日 | Weblog
今日は七夕。

労働を怠って恋愛にうつつを抜かした挙げ句に離ればなれにされたリア充(織姫、彦星)が、年に一度逢瀬をする日である。

小学生の頃。
近くの竹藪(異様にたくさんあった)から、細くて小さな竹を拝借し、近所の子たちと七夕を祭った。
おりがみで貝や輪っかの連続を作り、竹に飾った。
夕方の風にそれらがゆらゆらと揺れるのが子供心に綺麗だと思った。
短冊に願い事も記載した筈なのだが、あの頃、私は何を願ったのだろう。
覚えていない。
たぶん「お金持ちになれますように」みたいなことを書いたんだと思う。

七夕が終わると、近くのドブ川にその竹を流しに行ったのを覚えている。
麦わら帽子を被った私は、竹がドブ川のせせらぎに飲み込まれていくのを切ない気持ちで眺めていた。

今、七夕に願いを託すとしたら私は何を願うだろう。

・先日受けたビジネス文書検定が合格してますように。
・平穏な日常を送れますように。

…ショボい!

でも、七夕に祈りを託すぐらい、正直、そんなに今は困ってない。
そこそこ幸せなのである。

この幸せが続きますように…これが私の願い。

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ノスタルジックな夏

2011年07月06日 | Weblog
昼休みの喫煙所にて。
口を開けば「暑いですね…」と。
エアコンが無い喫煙所にて汗だくになりながら、ボーボーと煙を吐き出す当社の喫煙組。
ここで吸いだめておかないと午後が辛いのでけっこう懸命に吸っている。


煙を吐き出しつつ、他部署の女性の先輩と「夏」について語らった。

懐かしい、あの夏と言えば…

蚊取り線香
縁側
蜩の声
カブトムシ
虫取網と籠
風鈴
あさがお
かき氷
入道雲
すいか
なつやすみの友
陽炎
プールの塩素の臭い
入道雲

「となりのトトロ」の終盤のシーンというか、「おばあちゃん家」の雰囲気にノスタルジーというものは集約されていないか?という結論に至った。

彼女のおばあちゃん家は福岡にあり、彼女はそこへあまり行ったことがないらしい。
私も父方の祖母は同居していたし、母方祖母は市街地にあり、自宅よりかなり都会に位置していた。

なのに、なぜだろう。
「おばあちゃん家の夏」というと、懐かしさというか田舎的ノスタルジーを感じる。
「おじいちゃん家」を懐かしむという話はあまり聞かない。不思議だ。

これらは、日本人特有のDNAの仕業なのだろうか。

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殺戮的残業

2011年07月06日 | Weblog
職場の暑さは尋常でなく、ついに気分が悪くなり倒れてしまう人が出た。
サバイバル的様相を呈している。

私も倒れるまでは至らないが、暑さで疲れやすく、イライラしがちである。
言葉の端々にまで気が回らなく、つい軋轢を発生させてしまうことが多くなった。

今日の残業時間は、書類を本体からひたすら切り離す作業に費やした。
「早く終わらせてね。次にやってもらう仕事があるからね。考えて仕事してね」と吉熊上司に言われ、急がなければ…と焦ってしまう。
会長、社長、他の役員さんたちがこの資料をワクテカで待っている。
頑張らないと~!!


カッターと定規を使ってひたすら1,200ページを切り離す。
腱鞘炎寸前。
黙々と作業をしていたら、次第にトランス状態に落ちていくのを感じた。

幼稚園から大学時代まで、必ず一人は目の前にいた嫌いな女を次々に思い浮かべると、切り裂く手に力を込めることができるという変な法則を発見した。
ちょっとした殺戮シーンを思い浮かべてしまう。
BGMは、XJAPANの「ROSE OF PAIN」。
エリザベート・バートリの残虐行為をテーマに作られ、バッハの『フーガ ト短調』のフレーズが随所で使われている名曲である。

グロい残業時間であった。
あともう少しで終了する。

明日も頑張ろう。

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父との会話

2011年07月05日 | Weblog
稟議書2件作成と先月の売上分析をした。
充実した一日だった。

残業後、帰りにいつものように実家に電話をした。
何回目かの呼び出し音の後に聞こえてきたのはオッサンのぐもった声。
…「もしもし」。
一瞬、母が強盗に遭遇し、手足とか拘束されて、そして今電話に出ているのは強盗で…という映像が脳裏に過った。
しかし、よく声を聞いてみたら父の声だった。

久々に父と会話をした。
彼は仕事人間だ。
私が幼き頃、彼は夜な夜な夜、明けまで残業や飲み会を繰り返していて、平日はあまり遭遇したことがなかった。

ぶっちゃけ、私は彼に対して甘え方を知らない。
彼も私にどう接して良いか思案しながら会話をしているフシがある。
互いの共通項、組織の中で働いていること、読書のこと、この2点で会話を続けていることを我々は何となく気づきながらたどたどしく会話を展開している。素面のときは特に。

父も私も好きな角田光代の話で盛り上がった。
「おもしろいよね」って。
どこがどうおもしろいのかを詳しく述べなくてもわかってしまう、これが遺伝子の力でなくて何だろう。そう信じたい。

ふと、今日が父の母、つまり私の祖母の誕生日だということを思い出した。
その旨を述べると、父は「ああ、そうだったね。忘れていた。覚えていてくれてありがとう」と喜んでくれた。

エキセントリックな祖母、名をば「タケ」となむいいける。
明治が終わる間際に生まれた彼女は一族に絶対的な力を誇っていた。
祖母の米寿の誕生日に温泉施設に親戚一同が集結し、誕生会を開催したので私はこの日を記憶している。
まさしく映画「サマーウォーズ」実写版。


親戚に対して沢尻エリカレベルに無愛想な私。
父は、私が祖母の誕生日を記憶していたことが意外だと思ったのだろう。
はしゃぎっぷりは相当なものだった。
「これから、仏壇に線香あげよう」とか言っていた。

なんてことのない会話だが、私と父の間が少し縮まった気がしてちょっこし嬉しかった。

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「本人の意思に任せます」

2011年07月04日 | Weblog
当社は月初の朝礼に社長スピーチがある。今月からは新社長のスピーチ!これがまたエレガントで、もうね、たまげた。スピーチ慣れしている人だなって思った。
隣で佇んでいた会長(旧社長)なんて遠い目をしていたもんなあ。彼のスピーチも温かみがあって好きだったんだけど、何言ってるんだか途中で分からなくなるのが難点。たぶん彼自身も自分が何を話しているのか分からなくなっていたのだと思う。

社長スピーチの議事録作成は私の仕事。経費の締めを経理に渡した後、夕方から取りかかった。カセットテープのイヤホンから聞こえてくる新社長の明瞭な声、主語述語がはっきりとしている言葉のおかげで、いつもより早く仕事を終えることができた。ちょっと感動。

今日も会社は暑かった。給湯室でお茶を飲んでいたら、後輩男子タイスケくんがやってきた。シャツの上から吹き掛けるスプレーを持参し、浴びていた。私にもちょっこし噴射してもらったのだが、これがまた冷え冷えするんである。ずっと背筋を凍らせながら仕事をしていた。吉熊上司も同じようなものを持っているらしい。私も欲しい。



そういえば、殿方たちのネクタイ着用についての業務連絡が出ていた。

「着用するかしないかは、本人の意思に任せます」

…これは…!
エグい!
エグすぎる!

よって、私のいるフロアではまだ誰も外せないでいる。誰かが外すのをじっと待っている雰囲気をじわじわと感じる。私と言えば、株主総会以降はずっとワンピース。ワキ毛の処理だけは怠らないように気を付けている。それはマナーというよりも、暑い中、ネクタイ&長袖を着用している殿方社員への礼儀である。涼しそうな服装をした挙げ句にワキ毛ボンバーでは殿方たちもやるせないだろう。

今日は残業後、久々に喫茶店でまったり読書。
やっぱ放課後(?)はこうでなくっちゃ。



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夏、解禁♪ ~有楽町で逢いましょう~

2011年07月03日 | Weblog
ビジネス文書検定試験、終了。
私的にやっと夏がキタという感じ。
夏、解禁♪
出来はともかく。
暫くは読みたかった本を読んだり、海外旅行のプランを練ったり、ゆっくりするつもり。

試験終了後、日比谷公園へ散歩に行ってきた。


ペリカンさんの噴水、カワユス。










どことなくセントラルパークの雰囲気を感じる。
都会の中の公園って好き。
久々に吉熊に外の空気を吸わせてあげられて良かった。


続いて、…彼氏に会いに行く。
付き合いはじめて一年の彼氏。
彼氏?
そう、彼氏。

小惑星探査機はやぶさ君。

「はやぶさi」なるものが先月有楽町の東京国際フォーラムにできた(10/10までの期間限定)。
事業仕分けでなくなった「JAXAi」の恨み節が聞こえてきそうな施設である。
「i」のあたりに、そこはかとなく感じる。


東京国際フォーラムといえば、忘れもしない3月11日。
東日本大震災の発生時、私はここにいた。
東証のIRフェスタから帰社するときだった。
聳え立つガラスの塔の窓ガラスが一斉にガタガタと鳴り、あまりの恐怖に私はその場で腰を抜かしたんである。
そんな思い出がある東京国際フォーラム。
色々と考えてしまう場所なのではあるが、でも、愛しのはやぶさ君への想いには勝てぬ。



微妙に嫉妬している吉熊。


「大人の超合金」はやぶさ


これ、欲しいんだよな。
24,150円也。

吉熊も羨望のまなざし。


物品販売が主なのだが、展示物も数点あった。

★ミネルバ
今頃、何やってるんだろう。
イトカワを元気に跳ねまわっている気がする。



★実際に、ターゲットマーカーの実験で使用されたお手玉。
ターゲットマーカーは日本の伝統的なおもちゃである「お手玉」からヒントを得たのである。
感慨深い。



★カプセル(レプリカ)
触れることができ、重さを確認できる。
凄く重かった。なんせ、私、箸より重いものを持ったことが…。



★はやぶさファン公式飲料!
リポビタンD
第2回「イトカワ」タッチダウンでは管制室の様子がストリーミング中継され、「Hayabusa Live」という実況ブログも運営された。その実況ブログにおいてブログ管理人の机にリポビタンDの空き瓶が増えていく様子が話題になったのが「お約束」の始まりらしい。
私もこれにはお世話になっている。
ファイト!一発!!





★麗しきお姿のはやぶさ君。
大好きだよ。



試験→公園→はやぶさiと忙しかったが、とても充実した週末だった。
明日からも頑張ろう!!




【MAD】はやぶさ君の冒険日誌 - アニメOP風【替え歌】

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あとは運を天に

2011年07月02日 | Weblog
二日酔いの気だるさを抱え、夕方から図書館へいく。
隣接した公園を突っ切る途中で愛らしい花を発見。


最後の追い込み。
主に確認をしようと思っていたのだが、あれもこれも!という状況になり、なんだか不安だけが残ってしまった。

まあとにかく。
この1ヶ月間、できることはやってきた。
労働、そして生活維持をしながら勉強することの大変さを久々に感じた。
あとは運を天にまかせよう。

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青雲~それは~

2011年07月02日 | Weblog
部長の社長就任祝い、株主総会の打ち上げ、産休に入る後輩女子Y子ちゃんの安産祈願…それらをミックスした宴が催された。

メンバーは新社長、元総務部(今は総務室、経営管理室)。
会社近くの居酒屋にて。
座席は既に決まっており、私の右側が社長、左側が吉熊上司。

社長、室長2名は40代。
可愛かずみ、「太陽にほえろ!」の話で盛り上がり、「査定に影響するクイズ大会」が開始された。
竜雷太が演じた刑事のあだ名は?とか。

お店の人から日本酒「開運」が振る舞われた。
静岡の大吟醸。
これがまた美味しいのって!ついグビグビと。
日本酒マニアの社長も大喜び。
「青雲~それは~」と熱唱していた。

就任祝いということで、みんなで選んだバカラのグラスを社長に贈呈。
グラスの底に2011年と彫ってあるので記念になるのではないだろうか。

結局、ビール1杯、日本酒コップ2杯半、ジントニック3杯を飲んだ私。
久々の泥酔。
吉熊上司に「あの数字をまとめてね」「君は素直じゃない」と言われたこと、また社長に「次回の株主総会から尻叩き復活」と言われたことぐらいしか記憶にない。

あと、階段で煙草を吸い、戻ってみたら〆が終わっていた。
締めなおそうということで、私が三本締めの音頭をとることに。
「チャチャチャ、チャチャチャ、チャチャチャッチャ!よう!…」

帰宅途中で道端の植木に頭を突っ込み、帰宅してからはそのまま布団にダイブ。
明け方、頭痛で起きた。
地球、回転速度、上げてね?っつーぐらい、ぐるぐると目が回っていた。
そして、布団の横に身に覚えがないアイスの食い散らかしが散乱しているのを暗澹たる気持ちで眺めていた。

久々に日本酒の脅威を知った。
飲み会の席で、何かしでかしていないか、今になって心配になってきた…。

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