中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

芝桜

2009-05-07 09:44:02 | 身辺雑記
 長谷の牡丹を観た後で、隣接する三田市にある永沢寺の芝桜を観に行った。

 永沢寺は本来は「ようたくじ」と言うようだが、普通にはちょっと読めない。入場券としてもらった絵葉書の地名には「えいたくじ」と振り仮名を打っている。寺の名前は「ようたくじ」で、市としての地名は「えいたくじ」なのだろう。この寺は以前から敷地内に芝桜を敷き詰めるように植えて、「花のじゅうたん」と命名して宣伝し、しだいに人気が出て、今では三田市の観光スポットになっている。最近は牡丹園や菖蒲園も造り、蕎麦打ち体験もやっていてなかなかの商売上手である。


 芝桜は北米原産のハナシノブ科の多年草で、4~5月頃にサクラに似た形の花を咲かせる。淡紅色、白色、薄紫色、紅色などさまざまな色がある。葉は1センチ程度の針形で硬く、芝のようによく枝分かれし地面を覆い尽くすように密生するので芝桜と言う。










 永沢寺では少し盛りを過ぎていたようだったが、それでもよい香りが漂っていたし、じゅうたんのような様子は見事だった。インタネットで見ると北海道大空町や滝上町、埼玉県秩父市など全国には芝桜で有名な所がかなりあり、写真を見ると見事で規模も大きく、残念ながら永沢寺のものは少々こじんまりしているようだ。















 今は新緑の季節で、往復の車内から見る山の木々の緑が美しい。その所どころに野生の山藤が高い木に絡み付いて花を着けている眺めはなかなかよいものだった。山藤の香りは、園芸品種のものよりは良いらしい。