久しぶりに歯の治療に行った。去年の7月以来通院を中断していたから、ほぼ10か月ぶりだ。それまでは昔の教え子の歯科医のK君の指示に従ってこまめに通院し、腕のいい彼を信頼して任せていた。彼の医院が入っているビルが建て替えをするので立退いて近くに仮移転し、その間は休診になったので、つい足が遠のいていた。
10ヶ月間、歯が痛むこともぐらつくこともなかったが、診てもらうとさすがにかなり歯石が溜まっていると言われた。前に応急に処置した部分もしっかりしていて、そこを手入れし、歯石を一部取ってもらい、残りは後日ということにして終わった。
歯の治療は嫌だ、怖いと言う人は少なくないようだ。虫歯を研削するときの音と感触に身が縮むということも聞いたが、私はまったく平気だ。ただ歯茎に麻酔薬の注射針を刺すのは嫌いだ。たいした痛みではないが身を硬くしてしまう。それよりも歯を治療すると後がすっきりし、爽やかで清潔な感じになるのが気持ちよくて好きだ。
私は歯が良いほうだと言われる。K君に尋ねたら、上が12本、下は16本残っているようだ。親知らずを合わせて基本の32本ある歯のうちの28本が残っているのだから、この年齢としては上出来なのだろう。兵庫県国民健康保険団体連合会などの調査によると、自分の歯が20本以上残っている70歳以上の人は、4本以下と比べ、身体の病気で費やす医療費が1か月、平均約9000円も少ないことが分かったそうだ。残存歯数が多いほど、神経や循環器などの病気で通院する日数が少なく、歯と身体の健康の密接なかかわりが明らかになったと言う。これは私自身については確かに言えることだと思う。何よりも胃腸が丈夫なのが有難い。先日血液検査をしたら、悪玉コレステロールの数値がやや高いだけで、後はまったく正常範囲内、「ほぼ満点」と言われた。
食べ物の種類、年齢を問わず、人間が噛む為には最低20本の歯が必要とされるらしいが、現実は80歳での平均残存歯数は7本で、「8020(はちまるにいまる)運動」、80歳で20本の歯を残そうということが提唱されている。私の父は40代の後半で歯槽膿漏のため歯をほとんど失い晩年は総入れ歯だった。歯槽膿漏はずいぶん痛いものらしく、父は泣いていたと母は言っていた。その母は7人の子を母乳で育てたためか、カルシュームを失ったもろい歯だった。幸い私は今のところ歯は良いから、これからもいっそう手入れに心掛けようと思う。
10ヶ月間、歯が痛むこともぐらつくこともなかったが、診てもらうとさすがにかなり歯石が溜まっていると言われた。前に応急に処置した部分もしっかりしていて、そこを手入れし、歯石を一部取ってもらい、残りは後日ということにして終わった。
歯の治療は嫌だ、怖いと言う人は少なくないようだ。虫歯を研削するときの音と感触に身が縮むということも聞いたが、私はまったく平気だ。ただ歯茎に麻酔薬の注射針を刺すのは嫌いだ。たいした痛みではないが身を硬くしてしまう。それよりも歯を治療すると後がすっきりし、爽やかで清潔な感じになるのが気持ちよくて好きだ。
私は歯が良いほうだと言われる。K君に尋ねたら、上が12本、下は16本残っているようだ。親知らずを合わせて基本の32本ある歯のうちの28本が残っているのだから、この年齢としては上出来なのだろう。兵庫県国民健康保険団体連合会などの調査によると、自分の歯が20本以上残っている70歳以上の人は、4本以下と比べ、身体の病気で費やす医療費が1か月、平均約9000円も少ないことが分かったそうだ。残存歯数が多いほど、神経や循環器などの病気で通院する日数が少なく、歯と身体の健康の密接なかかわりが明らかになったと言う。これは私自身については確かに言えることだと思う。何よりも胃腸が丈夫なのが有難い。先日血液検査をしたら、悪玉コレステロールの数値がやや高いだけで、後はまったく正常範囲内、「ほぼ満点」と言われた。
食べ物の種類、年齢を問わず、人間が噛む為には最低20本の歯が必要とされるらしいが、現実は80歳での平均残存歯数は7本で、「8020(はちまるにいまる)運動」、80歳で20本の歯を残そうということが提唱されている。私の父は40代の後半で歯槽膿漏のため歯をほとんど失い晩年は総入れ歯だった。歯槽膿漏はずいぶん痛いものらしく、父は泣いていたと母は言っていた。その母は7人の子を母乳で育てたためか、カルシュームを失ったもろい歯だった。幸い私は今のところ歯は良いから、これからもいっそう手入れに心掛けようと思う。