街に出てちょっと疲れたので、最近JRの駅舎が改造された時にできた駅中スーパーの片隅にある喫茶室で休むことにした。
席に着こうとしたら後ろから「こんにちは」と声をかけられた。振り向くと知り合いのSさんだった。彼女は学校厚生会という県立や市立の教職員対象の福利厚生の会の、この市の幹事をしている、なかなか活動的な女性だ。彼女は「あなたは脚が悪いようだから、厚生会のほうに文書配布の仕事は免除してあげてと頼んでおいたよ」と言った。
厚生会は退職教職員も対象にしていて、毎月袋詰めの文書が配布され、退職教員の中から有志の者が自宅近辺の退職者の家にそれを配布する仕事をしている。私も6軒受け持っているが、前に街でSさんに出会ったときに最近坐骨神経痛で歩くと脚が痛むと話したことを覚えていてくれたらしい。配布をやめたいと言ったわけではないが。気を利かせてくれたのだろう。
礼を言って、近頃は痛みはなくなったからまだ続けるよ、80歳になったら辞めさせてもらうと言うと、今いくつと聞かれた。もうすぐ77だからあと3年だねと答えた。すると彼女の連れの女性、この人も文書配布の仕事をしているので顔は見知っていたが、「これからが大変なのよ」と言った。Sさんは私と同い年、その女性は少し年上のようだが、2人とも元気な様子だ。
彼女達は先に帰り、席に座ってアイスティーを飲みながら考えた。これからが大変か、そうだろうな、これから先は体力の衰えもこれまで以上に進むだろう、これまでは何とかやってきたがこれからがいろいろあって大変なのだろうな・・・・。そして改めてあと僅かで80代に入ることを思い、80か、生きていたら3年くらいはすぐにたつだろう、思えば遠くに来たもんだとぼんやり思った。
席に着こうとしたら後ろから「こんにちは」と声をかけられた。振り向くと知り合いのSさんだった。彼女は学校厚生会という県立や市立の教職員対象の福利厚生の会の、この市の幹事をしている、なかなか活動的な女性だ。彼女は「あなたは脚が悪いようだから、厚生会のほうに文書配布の仕事は免除してあげてと頼んでおいたよ」と言った。
厚生会は退職教職員も対象にしていて、毎月袋詰めの文書が配布され、退職教員の中から有志の者が自宅近辺の退職者の家にそれを配布する仕事をしている。私も6軒受け持っているが、前に街でSさんに出会ったときに最近坐骨神経痛で歩くと脚が痛むと話したことを覚えていてくれたらしい。配布をやめたいと言ったわけではないが。気を利かせてくれたのだろう。
礼を言って、近頃は痛みはなくなったからまだ続けるよ、80歳になったら辞めさせてもらうと言うと、今いくつと聞かれた。もうすぐ77だからあと3年だねと答えた。すると彼女の連れの女性、この人も文書配布の仕事をしているので顔は見知っていたが、「これからが大変なのよ」と言った。Sさんは私と同い年、その女性は少し年上のようだが、2人とも元気な様子だ。
彼女達は先に帰り、席に座ってアイスティーを飲みながら考えた。これからが大変か、そうだろうな、これから先は体力の衰えもこれまで以上に進むだろう、これまでは何とかやってきたがこれからがいろいろあって大変なのだろうな・・・・。そして改めてあと僅かで80代に入ることを思い、80か、生きていたら3年くらいはすぐにたつだろう、思えば遠くに来たもんだとぼんやり思った。