「稗之底古村址散策コース」を富士見町のタウン誌で見つけ、巡ってみました。コロナ禍で仲間が揃ってのウォーキングも体操も中止となっているので、個人的に歩いてみました。あまり認知度が無い場所なのか、誰一人にも出会わない散策コースでした。この「稗之底(ひえのそこ)村」はかつてこの地に存在したものの、文献もほとんど残っていないというミステリースポットだそうです。
まずこの看板のある所からスタートしました。
ここに「稗之底自然散策路」があるのですが、獣害除けの電気柵で閉じられていてその柵を開けて中に入り、また閉めて出発しました。
清流が流れる森の中の道…水音と時々野鳥の声がするだけのとても気持ちの良い散策路でした。
途中で大きな水音が聞こえたので見ると、川が渓流となって小さな滝になっていました。
小さな滝ながら気持ちの良い水しぶきを上げていて、なかなか良い眺めでした。
滝の近くで見かけた木は苔で覆われていました。
森の中を歩いて出たところは、大きなため池「乙事滝の沢溜池」でした。静かな池の水面に木々が映り込んできれいでした。
「ワレモコウ」が咲いて、秋の訪れを感じました。
この散策路で出会った花たち…「ノブキ」は花が末でしたがあちらこちらで沢山咲いていました。
「ツリフネソウ」と「キツリフネ」も咲いていました。
雨がたくさん降った8月でしたので、キノコがたくさん出ていました。
森から抜けた道沿いには「ノアザミ」や「ヌスビトハギ」や「イヌゴマ」が咲いていました。
「ススキ」も穂を出していよいよ秋の気配です。
森を抜けた後はエコーラインを少し歩き、途中から畑の中の道を八ヶ岳に向かって歩き、出発地に戻りました。この辺りは高原野菜の産地のようです。セロリ畑が広がっていました。他にキャベツやブロッコリーなどの畑がありました。
珍しい食用ホオズキの畑もありました。
野菜ばかりでなく花卉栽培も盛んなようで、ハウスの中でトルコ桔梗がきれいに咲いていました。露地では菊の栽培もしていました。
八ヶ岳に向かって上り坂を歩き、東溜池で一休みしました。この溜池は流れ込む川がなく、湧水かと思われました。
草地で舞っていたのはこのチョウたち…ひらひらと優雅に舞っていましたが、なかなか捉えられませんでした。
「サラシナショウマ」がきれいに咲いていましたが、チョウには出会えませんでした。
散策コースを歩いて出発点に戻りましたが、何と目的地の「稗之底古村址」と「湧水地」を見落としてしまいました! 案内を再確認してもう一度散策路に入っていきましたが、それは次の記事で…